2017年3月17日 (金)

第3試作機とCMOS Cap.情報

SS-oneトラベラーの第3試作機のラフ設計。

1703171CMOS Cap.のアップデートが遅れていてすみません。この第3試作機の設計が終わったらやります。

アップデート予定は、
露出時間やゲインなどの情報をファイルに付加。
GPSユニットをつないだ場合にファイルに日付を付加。
などです。

なお、ダーク減算した時にCOL画像の配色がおかしいのは、カメラを接続しないでダーク減算をしたためです。カメラを接続しないとベイヤー配列の情報を取得できないため、配色がおかしくなります。これも直近に接続したカメラの情報を保存するように変更します。

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2017年3月12日 (日)

SS-oneトラベラー始動!

SS-oneトラベラーの基本構造に問題ないか調べるための試作機ができました。赤緯部と極軸上下水平微動部がまだですが、組み立ててみました。

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思っていたより丈夫で安心しました。FSQ85EDならまったく問題ありません。ウエイトはSS-one Mini用の1.5kgですが、これでもまだウエイト側の方が若干重いです。計算上は、搭載重量の1/3のウエイトでバランスします。ボーグ90FLなら1kで大丈夫でしょう。

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赤道儀本体の重量も最低ラインの5Kは切りそうです。これからいかに軽くして目標の4kに近づけるかです。いいとこまでいけると思います。

天頂より南側の空ならイナバウワーもOK。

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こちらは、失敗した第一試作機。第一ギアになんと、タイミングベルトを使っていますが、これはうまくいきませんでした。いかに試行錯誤しているか知ってもらうために掲載しました。

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2017年3月 9日 (木)

電子ファインダーを使った極軸合わせ

先日の記事で、電子ファインダーによる極軸合わせの期待が高ったため、原理をちょっと解説します。

1 赤道儀をセッティングしたら、目分量で極軸をだいたい合わせます。
2 電子ファインダーを適当に空に向け、「極軸合わせ開始」のボタンをタップします
3 電子ファインダーが星図マッチングをかけ、向いてる方向の座標を特定
4 電子ファインダーが赤道儀を自動で動かし、適当に別の空に向けます
5 電子ファインダーがさらに星図マッチングをかけ座標を特定、この時点で極軸のずれが計算できますので、(2点アライメントの原理)
6 極軸を合わせるため、近くの1~2等星に自動で向き、もし極軸が合ってたら、その星があるべき位置に○が表示されるので、そこに、極軸の上下水平微動を使って実際の星を合わせる

以上です。

ユーザがやることは、2の開始ボタンをタップすることと、最後の星を○印に合わせるだけです。あとは、全部自動で行われます。

この方式の最大の利点は、もちろん、北極星が見えない場所でもできることと、それから、赤道儀のアライメントが既に済んでいますので、自動導入において同期が不要なことです。極軸合わせが済んだら、即、対象にGOTOできます。また、極望のセンター出しも必要ありません。

精度は電子極望に比べて悪いでしょうけど、オートガイド前提なら、十分な精度は得られると思います。

もちろん、現在はこの機能に対応していません。余裕ができたら組み込みたいと思います。

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2017年3月 6日 (月)

新赤道儀の概要

新赤道儀ですが、今度は、中型の軽量赤道儀というコンセプトで設計しています。

まず、ターゲットとなる鏡筒ですが、私が現在メインで使用しているFSQ-85EDを筆頭に、ボーグの90FLや最近出た107FLなどが無理なく使える大きさということを目指しています。

やはり、これくらいの鏡筒になると、星雲星団の迫力ある写真が撮れます。また最近のCMOSカメラと組み合わせると、拡大効果によりさらに迫力のある写真が撮れるし、それに答えられるだけの性能もあります。

いっぽう、このくらいの鏡筒になると、しかりした赤道儀が必要になってきます。普通のポタ赤の延長では無理と思います。ということで、これらの鏡筒にぴったりな赤道儀でかつ軽量で運搬に優れたものという位置づけです。

私は、ポタ赤と言う名称は、大きさではなく、そのクラスの赤道儀としては可搬性に優れていればポタ赤だと思っています。しかし、最近はポタ赤というと、ポラリスみたいなものを想像すると思いますので、ポタ赤という名称はやめ、勝手ながら「トラベル赤道儀」という名称を使いたいと思います。別に旅行はしなくて良いのですが。

実はだいぶ前から試行錯誤していまして。第一試作機は作ったのですが失敗でした。この第一試作機もいずれ紹介します。で、今、第2試作機の設計が終わり、部品の発注をかけたとこです。今月中にはできると思います。こんな感じです。

1703061一番の特徴は、望遠鏡を載せる位置が赤経中心軸に近いということです。このため、ウエイトが軽くてすみます。その代わり、前に付き出る形にして、鏡筒が当たらないようにしています。
赤道儀本体だけでなく、ウエイトも軽くなるようにしています。第一試作機の結果から、FSQ-85ED本体だけなら、ビクセンガイドパック用の1Kgのウエイトでバランスしました。もちろん、カメラやガイド鏡も載せるので、もうちょと必要で、SS-one Mini用の1.5kのウエイトでバランスするようにしたいと思います。ボーグなら1Kgです。

あとは分解してコンパクトになるように配慮しています。自動車で運ぶ場合はわざわざ分解する必要はありませんが、そうでない場合はやはり、パッケージングサイズが小さいことは重要です。上図のように分解すると、18cm×22cmで、B5サイズより小さく、厚みもわずか9cmで、アタッシュケースに入れられる大きさです。

重量は肉抜きするなどして、最低でも5k以下、できれば、4kgくらいにしたいところです。4kというと、SS-one miniがフルで3kですから、miniよりちょっと重いだけです。

あと、実は、この大きさでいくか、この1.2倍の大きさでいくか悩んでいます。1.2倍だと、イプシロン130EDなども視野に入ってきます。ただ、標準品を多用するメリットで両バージョン作ることも可能です。ということでとりあえず、最初はこのサイズでいこうかと思います。

気になるお値段ですが、「SS-one AutoGuider Pro」付きで、20万円を考えています。SS-one2軸コントローラを持っている人はもっと安くなります。

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2017年3月 5日 (日)

MM VC. MC その2

==追記==
モノクロ版のノイジーな原因が分かりました。ガイドが決まりすぎでした。

モノクロ版の処理が終わりました。

1703051FSQ85ED + ASI1600MC-Cool(非冷却) MM+ SS-one CMOS Cap.
ゲイン 10/25  15秒×246枚
SS-oneポタ赤 + ASI120MM + SS-one AutoGuider

星が丸くなくちょっといびつです。最初はガイドエラーかなと思ったのですが、すべてのコマで同じような形なので、スケアリング不良かなと思います。あと、なぜかちょっとノイジーです。

カラー版との比較。

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やっぱモノクロは明るいので、淡い部分の写りが全然違います。しかし、解像感の違いは、予想どうりあまり感じません。あと、モノクロの方はちょっとピンぼけですね。

カラー版とモノクロ版でLRGB合成してみました。

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MM+MCの方が2倍の撮影時間かかっているので良く写ってるのは当然です。比較するなら、MM+MCのコンポ枚数を半分にしないといけませんね。仮に、やったとしたら、それほど差がないように思えます。

ということで、差がはっきり分からない結果になりました。対象があまり良くなかったですね。あと、差を出すなら、もっと露出時間をかけないといけないと思います。

いちおう、理論的な考察としては、LRGB撮影でLとRGBを同じ撮影時間、カラーフィルターの透過率を50%と仮定すると、LRGBは、カラーに比べて同じ撮影時間で1.5倍光を多く集められることになります。

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映像技術が新たなパラダイムを生む

今、高級車を買うとカメラがいっぱい着いています。あるいはオプションで付けられるようになっています。私の車は高級車ではないが、左ドアミラーにカメラがあり、左ドアにモニタがあります。まったく不要で邪魔なだけですが、たぶん、これがないと車検を通らないから不必要でも着いてるんだということは容易に想像できます。このカメラがあることによって車のデザインが自由になるのだと思います。

また、最近は各メーカーとも自動運転の研究に熱心です。自動運転については実現性や、本当に必要なの、人間がどんどんバカになるなど、批判的な意見も多くあります。ただ、そこから生み出される技術は、事故回避技術につながります。特にこれから高齢化社会ですから、その技術はますます重要になるのは明らかです。将来、事故回避装置装備車限定免許が出てくることも予想されます。

このように映像技術や他の新技術は、その本来の目的以上に新たなパラダイムを生む可能性を秘めています。ですから、「そんなもの要らない」で済ますわけにはいきません。

さて、赤道儀はどうか。私が最初に電子極軸望遠鏡を作ったときに、「そんなもの要らない」と良く言われました。要るか要らないかは個人のいろんな事情によるので、いいのですが、ただ、赤道儀を作る側からするとこんなありがたいものはありません。ほんとに設計が自由になります。

赤道儀の設計側からするともう一つありがたい技術があります。「オートガイド前提」です。従来は赤道儀はまず、ノータッチガイド性能は十分担保した上で、そのうえで、オートガイドもできるよ。みたいな設計です。SS-oneポタ赤もSS-one Miniもそうです。ただ、今度新たなオートガイドカメラを販売しますが、オートガイドによる経済的、物理的負担もかなり下がってきました。とすると、もう最初からオートガイド前提で良いような気がします。

オートガイド前提なら、ピリオディックモーションは関係ないので、ウオーム歯数はそれほど重要ではありません。実は赤道儀を作るときに一番のネックはウオームホイールなんです。標準品では天文用に使うような歯数の多いものはなく、どうしても特注になってしまいます。たとえば、SS-oneポタ赤の場合、ウオームホイールとギアのセットで1.5万円もします。2つ使うのでウオームだけで3万円もかかってしまいます。それに特注だと、ある程度個数がないと頼めません。

この問題があるため、私はもう赤道儀は作らないと決めていました。ただ、ほとんどの部品を標準品で作れるとなると話は別です。ユーザ側からするともちろん価格は安くなるメリットがあります。作る側からすると、少量生産が可能になります。たとえば10台とかいう単位で生産が可能です。もちろん、すべて標準品というわけにはいきませんが、どうしても特注しなければならない部品だけ100個とか生産しておいて、あとは必要に応じて10個くらいの単位で買っていけばよいので、継続販売が可能です。

今までは、最初のロッドを売り切ってしまうと、その後は販売終了にせざるをえませんでした。SS-oneポーラー、SS-oneポタ赤、SS-one AutoGuiderみんなそうです。ただ、少量生産可能なら、継続して販売することができます。

ということで、現在、3つ目の製品となる新たな赤道儀を設計中です。中型の軽量赤道儀という位置づけです。詳細はまた発表します。

赤道儀に電子極望やガイドカメラが当然のようにつくと、いろんな形の赤道儀が出てきます。また、個人での製作も容易になります。今後の赤道儀も車のようにカメラがいっぱいつくかも知れません。ガイドカメラに電子極望、座標同定用の電子ファインダーなど。

電子ファインダーは、私は、レンズの付け変えが面倒なので、それに自動導入があれば良いので、使っていません。ただ、今度のオートガイドカメラができたら、小さいので、2つ載せて電子ファインダーを使おうと思います。
ただ、電子ファインダーはいろいろ応用が利き、将来有望株です。最近、電子ファインダーがあれば、電子極望が要らないことに気付きました。電子ファインダーがあれば、普通の星、たとえばベテルギウスとかで、極軸合わせができます。ですから、電子極望と電子ファインダー、どちらがプライマリーか問われれば、電子ファインダーの方がプライマリーです。

電子ファインダーも「そんなもの要らない」と言われますが、1ユーザとしてはそれでもいいのですが、供給側の人間としては、新技術に対して、簡単に否定するのは賢いとは言えません。ほんとに賢い人間は、新技術に対して、簡単に否定はしません。「それ面白いね」といって引き出しにしまっておくものです。

近々、新赤道儀の概要をお知らせします。お楽しみに。

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2017年3月 4日 (土)

MM VC. MC

昨晩は久々に晴れたので、東秩父に撮影に行ってきました。

実は、ある方から、ASI1600MC-Coolを借り受けておりまして、カラーとカラー&モノの比較をしてほしいという使命を受けていたので、昨晩は、その撮影に行ってきました。

カラーの比較ですから、ほんとは色彩豊かな星雲を撮り比べてみたかったのですが、もう冬の星座は西に大きく傾き、撮影対象になりません。仕方がなく、M81/M82を撮ってきました。

今日は、ASI1600MCでの画像を処理したのでアップします。

1703041FSQ85ED + ASI1600MC-Cool(非冷却) + SS-one CMOS Cap.
ゲイン 10/25  1分×76枚
SS-oneポタ赤 + ASI120MM + SS-one AutoGuider

ちっちゃ! 換算焦点距離900mmでもこんなちっちゃいんですね。拡大してみましょう。

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難しい対象ですね。輝度差が大きすぎる。どうでしょうかね。普段撮ってる対象でないので、いいのか悪いのか分かりません。

明日以降、今度はMMの画像を処理してアップします。元画像を見る限りでは、解像感とか、そう差は見えないように思えます。というか、MMとMCの解像感の違いがはっきり分かるには、気流の状態とか、ガイド精度とか、そうとう高いレベルで良くないと、差がでないような領域に来ている気がします。

ただ、明らかに違うことがあります。カラーは暗い。フィルター通すとこうも暗くなるものかと最初は驚きました。なんか、モノクロのあと、カラーとると損した気になります。

そう考えると、LRGB撮影って、面倒ですが、一番効率の良い撮影方法ですよね。同じ撮影時間なら、明らかにLRGBの方がとりこんだ光の量は多いわけですから。

まぁ、比較はモノクロ版の処理が終わってからということで、今日はここまで。

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2017年2月11日 (土)

オートガイダーカメラ関連製品の開発状況

さて、以前よりお伝えしておりました小型のオートガイドカメラですが、本日、詳細発表です。

オートガイドカメラは最近、Cマウントレンズを使うことが多くなってきました。そうすると、問題になるのがマウント方法。ZWOはあの大きい丸い形、QHYは小さいので良いのですが、アイピース型、どちらもマウント方法をどうするか悩んでしまいます。

それに費用もばかになりません。たとえば、今、オートガイドカメラのシステムを組もうとするといろんなものを買わなければなりません。

カメラ
レンズ
カメラ、レンズ固定ブラケット
クイックリリースプレート
クイックリリースアダプター
ヒーター
レンズフード

ある程度セットになって売っていますが、お値段がけっこうしますよね。そういった問題を一気に解決する製品を考えています。まずは、完成したセンサーモジュールから紹介。

1702111
以前のSS-oneオリジナルカメラはあまり星の写りは良くありませんでしたが、これは良く写ります。というのは、これ、中身はZWO ASI120MMとまったく同じなんです。

そう、ZWOからOEM供給を受けました。もう自力開発するのはあきらめました。私が、CMOS Cap.でZWOの売上に貢献したためでしょうか、快くOEMの話を受けてくれました。

中身がASI120MMですから、当然、SS-oneだけでなく、PHD-Guidingとか、なんでも使用できます。

さて、マウントの問題を解決するには、オートガイダーカメラは四角いのが一番いいです。こんな感じ。

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ブラケットとか、そうゆうの一切要りません。カメラネジが開いているでそれで留めるだけ。安上がりです。それにヒーター出力まで付いています。

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また望遠鏡などに付ける場合も四角い方が、赤経赤緯線に縦横を合わせやすいと思います。オートガイドカメラは四角い方がいいです。(けっこう斜めになっている人多いですよ。要注意!!)

ちなみにこのレンズ75mmでガタもなく、いいです。セット売りを考えています。また中望遠程度なら50mmレンズもいいですね。AutoGuider Lightとのセット販売もお安い。

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さて、もう少し大きなシステムとなると、100mmレンズがほしくなります。けど、100mmのCマウントレンズって、コーワのくらいしかないし、けっこう高いですよね。それに、たわみやガタの問題もシビアになってきます。そこで考えたのが、レンズカメラ一体型。

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これならたわみの心配なし。

1702115_2
しかも、ヒーターとファン付き。ヒーターって、けっこう電気食うんですよ。5Vで300mAくらい。ファンなら、50mAくらいですから全然少ない。ただ、ファンの場合は、絶対大丈夫とは言い切れないので、保険としてヒーターも付いています。スイッチでファンとヒーターを切り替えることができます。普段は低消費電力のファンを使い、夜露がひどいときにヒーターに切り替えます。

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望遠鏡に付けてもすっきりです。望遠鏡を運ぶときのグリップにしてもいいです。たわみの心配なし、低価格、低消費電流といいことづくめです。

さて、ここまで来ると、「あれ」も一緒にしたくなりますよね。最近こんなLinuxボードが出てます。仕様はラズベリーパイとほぼ同じ。

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しかも、値段が、たったの8ドル。どうしてこんな安く作れるのか不思議でしょうがないです。なにはともあれ、これを使えば、オートガイダー本体の内蔵も可能。

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これはまだ先になりそうですが、いずれ出します。

複数の撮影システムを持つ人で、オートガイダーカメラを使い回している方もいると思いますが、全体として安くなるので、もうそろそろ、システムごとにオートガイダーカメラを買ってもいいのではないでしょうか。

さて、SS-oneプロジェクト、まだまだいろんなものが出てきます。新しいコンセプトの赤道儀の設計も始めました。3つ目のポタ赤です。これもそのうち、お知らせできます。それ以外にも、既成製品の新機能などまだまだいっぱい出てきます。まだまだ目が離せません。お楽しみに。

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2017年2月 6日 (月)

今夜、蚤の市開催

今夜(6日(月)) 夜22時に蚤の市開催です。お忘れないように。

ご購入はこちら

http://shop.ss-one.net/?mode=cate&cbid=1984159&csid=0

あと、近日中にもう一回開催する予定です。またアポゾナー出てくるかも?

ロスマンディーのGM8赤道儀のSS-one化改造です。

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純正の自動導入装置は高いということでSS-one化の依頼がありました。黒い赤道儀はどことなく懐かしい感じがします。

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純正のモーターは外に出っ張った形でついていますが、内側にモーターを付けるようにしました。すっきりしました。シャフトの軸受にベアリングも使っています。

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2017年1月29日 (日)

SS-one

Ssonesite_4SS-ons製品の情報はこちら
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