「めざせ10万円で入選」組み立て撮影マニュアル公開
10万円セット購入者用に組み立てマニュアル、撮影マニュアルを作ったので、公開します。他の人も何か役立つかも知れません。
先日の遠征での成果ですが、ほとんど処理が終わりました。今日は2点をアップします。
まずは、ぎょしゃ座の散開星団、M36、M37、M38です。
Sigma AF APO MACRO 400mmF5.6->F8
EOS Kiss X2 ISO1600 ビクセンスペースギア赤道儀
300mmガイド鏡+SSAG+PHDGuidngでオートガイド
各 15分露出×3枚
F8と暗いので、明るさがあまり関係ない散開星団狙いです。眼視観望だと美しい散開星団ですが、写真にすると地味ですね。
次は、クラゲ星雲とその周辺です。定番の構図。
Sigma AF APO MACRO 400mmF5.6->F8
EOS Kiss X2 ISO1600 ビクセンスペースギア赤道儀
300mmガイド鏡+SSAG+PHDGuidngでオートガイド
15分露出×2(中央4)枚×3枚モザイク
これは良くできました。星の密集感が良く出てます。M35近くの星団も分離していて見ごたえがあります。この企画の中で最高の出来です。入選するならこれかな。
次回はオリオン関連の写真をアップします。
応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございます。
ほんまかの独断と偏見で決めると言いましたが、みんなそれぞれ思いが強く、この中から一人を決めるなんて勇気は到底なく、WEBサイコロで決めさせていただきました。
当選者さんには、すでにメールを送っています。
外れた方、
ほんとうに、ほんとうに申し訳ありません。
本当は全員にと行きたいのですが、こればかしはどうしょうもありません。
ほんとうに申し訳ありません。今後、このブログで有益な情報を発信することをもって、せめてもの私のお詫びとさせていただきます。今後ともよろしくお願いします。
この企画のすべての撮影が終了しました。あとは画像処理して応募して、結果を待つのみです。画像処理の方はすこしづつやっていきます。とにかくたくさん貯まっているもので。
ということで、最初の予定どおり、10万円セットを5万円で売却します。でも、こんなのほしい人居ますか? 星雲星団写真を撮りたいけど、お金がない、機材を何をそろえていいのか分からない、とか言う人にはいいかも知れませんね。手渡し可能な人には機材のセッティング方法や撮影方法も教えちゃいます。
こんなのがほしい人が複数いるとは思いませんが、応募多数の場合は、先着順ではなく、厳正な抽選でもなく、ほんまかの独断と偏見で決めさせていただきます。
応募したい人は、以下の文章をよく読んで、コメントください。
応募要領
1 売却するものは、以下の写真のものです。ケース付きです。
2 価格は5万円です。送料の負担をお願いします。3個口で発送します。手渡しの場合は交通費実費の負担をお願いします。遠征地で渡せる場合は組み立て方、撮影方法も指導します。
3 購入した機材を再売却して金儲けは禁止です。あくまでも自分で使う方のみです。ただし、レンズやカメラなど一部をアップグレードする場合は別です。
4 この機材以外に撮影で必要なものは以下のものです。
バッテリー(普通の車のバッテリーでもいいが、ディープサイクルバッテリーが望ましい)
ノートパソコン
画像処理ソフト(初心者ならステライメージがおすすめ)
EOSユーティリティ(持ってない方は相談ください)
オートガイダ関連のソフトはつけます。
5 この機材を一年使用してみて、いくつか問題点があります。いずれ機材をアップグレードすることをお勧めします。
問題点1 赤緯モーターのバックラッシュが大きいです。このため、キャリブレーションがうまくいかず、赤緯側のずれに対して、追いつけない場合があります。この問題の一番の有効策は、ガイドカメラの露出時間は短くすることです。0.1秒なら間違えないです。ただ、0.1秒だとガイド星が見つからない場合があります。経験上、9割以上は見つかります。ガイドカメラにガイドマウントをつければ完全です。
その他ガイドパラメータの設定などもコツがいります。購入者には直接教えます。
問題点2 カメラレンズですが、開放F5.6では収差がひどく、F8に絞っていますが、暗い対象だとF8はきついです。M42、M31、M45やその他メジャーな対象ならF8でも十分撮影できます。淡い対象はF8ではきついかな。買い換えるなら、キャノンのEF400mmF5.6Lの中古あたりですが、10万円はすると思います。
問題点3 対象の導入がつらいです。M42やM31、M45などはファインダーのぞいても確認できるので、問題ありませんが、淡い対象は導入するのは難しいです。ただコツをつかめばなんとかなるんですが、こればかりは文章では伝えにくいです。もし、直接渡せるならそのへんのことも説明します。お金ね余裕があるなら導入用の望遠鏡をもう一個つけるといいです。
問題点4 馬頭星雲や、M45など写野内に明るい星があると多少ハレーションが出ます。
6 電気関係の故障については一年間は無償修理します。
7 応募される方はこのブログ記事にコメントください。(内容は書いても書かなくてもいいです。)メアドは記入してください。メアドは公開されません。応募後、コメント削除してほしい場合は申し出てください。すぐ削除します。
以上
先週の遠征での画像処理やってます。
4作品撮影したのですが、2作品はボツになりました。
作品1 M38周辺
ぎょしゃ座の勾玉星雲近くのM38散開星団の周辺を撮りました。去年、確かGENTAさんが、「アリクイ」とかいって撮っていたところです。この領域、甘く見てました。けっこう淡い。全然露出不足で画像処理を3度もやり直しましたが、結局見栄えせず、ボツ。
作品2 ぎょしゃ座の散開星団
ということで、M36、M37、M38を2枚に収め、組み作品とする予定でしたが、M38/M36の写真が痛恨のピンボケ。ピンボケではどうしようもありません。ボツ。
ちなみにM37の方は綺麗に撮れました。
これだけでは寂しいですね。
作品3 すばる
今回、唯一まともにできたのが、すばる。
雲がときおり通過する中での撮影でしたが、F8と暗いせいか、あまり影響はなかったようです。ハレーションがたくさんでました。ひとつハレーションの修正抜けがありますね。
作品4 オリオン座中心部4枚モザイク
いちおう仕上げたのですが、モザイクのつなぎ目が不自然だったので、これはやり直して再度アップします。
とある貧乏学生のぼやきから始まったこの企画。すでに1年が経過しました。何とか入選はしたいのですが、もともと1年という企画ですし、私もダラダラやるつもりはないので、この10月いっぱいまでとしたいと思います。
今週末から、来週末にかけて、あと1~2作品をなんとか撮れればと思います。最後は平日遠征も辞さない覚悟です。まぁ、なんとか入選してみせますよ。
11月からは本職の広角系の星野写真の方に専念したいと思います。昨年の冬は思い通りの作品を残せましたが、今年は、撮りたい対象が2対象あります。そのうち一つはオリオン座です。
「オリオン座」といえば、星座写真人気ナンバー1の星座です。今まで本気で撮影対象とはしてきませんでした。というのは、だれもが撮る対象ですし、天体写真のベテラン凄腕達も数々の名作を残しています。またモザイク星野写真の対象になることも多く、素晴らしい高解像度の写真も見ることができます。そんな中で、自分がオリオン座を撮っても、足元にも及ばないようで、少し気が引けていました。(お気楽に撮った写真はあるのですが、本気で入選目指して撮った写真はありません)
しかし、私も少しずつ自信ができて、もうそろそろ、今までにないようなオリオン座の写真が出来るんではないかと、ちょっと自信ができてきました。それで今年はちょっと真面目に撮ってみようかなと思います。(星雲星団部門で言えばM42やM31のような存在ですね。)
もう一対象は中望遠になりますが、これはそのうち。。。
まずは美しい二重星団完成です。
2011年9月24日22:28:51
Sigma AF APO Macro 400mmF5.6 -> F8(自作円形絞り)
EOS Kiss X2 ISO1600 10分×4枚
ビクセンスペースギア赤道儀+300mmガイド鏡+SSAG+PHDGuidingでオートガイド
出来上がりはけっこう気に入っています。このような散開星団はあまりにもシャープな光学系だどスカスカになってしまうのですが、このくらいの星の大きさならボリューム感がでていいかもしれません。ちょっと負け惜しみみたいだけど。。。
とにかく、自分では気に入っています。これは速攻で、今月の天ガに送ります。
散開星団は狙い目かも知れませんね。ぎょしゃ座の中にも星団があったな。。。
続いて、網状星雲。
2011年9月23日21:14:33
Sigma AF APO Macro 400mmF5.6 -> F8(自作円形絞り)
EOS Kiss X2 ISO1600 10分×8枚×2モザイク
ビクセンスペースギア赤道儀+300mmガイド鏡+SSAG+PHDGuidingでオートガイド
10万円セットにしては良く写ったなぁというのが素直な感想。ただ、出来上がりはあまりにも普通すぎて、これといって見所なし。可もなく不可もなくといったところ。とりあえず、悪くはないので、これは来月分の星ナビにおくります。
さて、今週末は石川町スターライトフェスティバル。晴れてくれ。
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