イメージシフト奮闘記 連載スタート
みなさん、画像処理に関しては良く研究されてますね。しかも、ブログ等で発表されているので、ありがたい限りです。しかし、最近あまりにもハイレベルになりすぎて私には理解不可能のところまで到達しています。まぁ、それはさておき。
私も触発されて世間様のお役に立ちたいのですが、私には画像処理の知識はないので、せめて今まで悪戦苦闘してきたイメージシフト方式によるモザイク撮影について、私なりに、苦労談、アイデア、問題点などをまとめて見たいと思います。
第一回目はイメージシフト装置のカメラ側詳細です。
カメラ側はこんなになっています。アップの画像
アルミ板側から、
- アダプターリング
- ステップアップリング
- ステップダウンリング
- リバースアダプタ
となっています。
アダプターリングは、ゼラチンフィルターなど四角いフィルターをカメラレンズに取り付けるためのものです。ケンコーとコッキン製があります。ヨドバシカメラやビックカメラなどから通販で購入できます。
ケンコー製の方が厚く、コッキン製の方が薄いので、光路長を微妙に調整したい場合に使い分けます。
私は、アダプターリングのネジ部を切って、二枚重ねにしています。これは光路長を稼いでレンズの∞マークの近くで無限遠を出したかったからです。これはフローティング機構を備えたレンズの場合、∞マークで無限遠にあわせないと、レンズの最高性能が出せないと思ったからです。実際はそれほど差はなかったです。
アダプターリングの次は、ステップアップリングです。ニコンの場合はフランジバックが長いので、一枚ですが、ペンタックスやキャノンだとステップリングは二枚重ねにして、なるべく開口径を大きくした方が良いです。もちろんケラレを少なくするためですが、ケラレについては、また今度詳しくレポートします。
ステップアップリングの次はステップダウンリングを介して、リバースリングを接続しますが、ステップダウンリングはメスーメスアダプターの役割を果たしています。ステップダウンリングはマルミ光機製でないとだめです。ケンコー製は内側のネジ山が半分しかきっていなくて使えません。
リバースリングは、レンズをカメラに逆さまにつけるためのリングです。純正品のほか、ケンコーからも販売されています。純正品が一番安心ですが、キャノンには純正品はありません。ケンコー製のものは、カメラを回転できるので調整が楽ですが、少々厚いです。光路長を節約したい場合は、下記で薄いタイプのものを入手できます。
http://www3.yomogi.or.jp/gadsaito/log3cam.html
こうやってあーでもない、こーでもないと、試行錯誤しているといつの間にかリング地獄にはまります。
次回は、レンズ側の詳細の予定。
この連載いつまで続くか。。。できれば応援コメントください。
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