24枚モザイクの秘密
今回の24枚モザイクは、イメージシフトによる6枚モザイクを4枚つないで24枚モザイクとしたわけです。つまり写野を4方向にずらしたわけです。写野をずらすモザイクは私も初めてです。そこで今回活躍してくれたのが、下の写真のL型ブラケットです。
写野をずらす方法としては、赤道儀の赤経、赤緯軸を使う方法があります。しかし、赤道付近でないと合成した結果は台形になってしまいます。望遠鏡の場合は写野が狭いのでそれでも何とかなりますが、カメラレンズの場合は、これが無視できません。
そこで、このL型ブラケットが必要になります。カメラレンズモザイクの必須アイテムと言っていいでしょう。ところが、これが売ってないのです。L型ブラケットは売ってますが、かなり貧弱です。またパノラマ雲台がなかなかいいものがありません。
私は以前より、雲台等カメラ関係の用品はアメリカreally right stuff社のものを使用しています。はっきり言ってお値段は相当高いです。上のL型ブラケットとパノラマ雲台1台で5万円を超えます。ただし、作りは頑丈です。中判レンズとシフト装置、カメラで2Kを超える重量ですから、相当しかっりしたものでないとだめなのです。
これを高いと見るか、リーズナブルと見るか価値観の違いですが、直焦やっているともっとお金がかかりますので、星野専門の私としてはこんな所にもこだわっていきたいと思います。
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