イメージシフト奮闘記 その8
奮闘記、今日はダーク減算です。ダーク減算など、基本中の基本かも知れませんが、もしかしてこれから初めて天体写真を撮る方もいるかも知れないので、やはり説明させてもらいます。
まず、ダークフレームの撮影ですが、私は、メインフレームの撮影が終わった後に撮影しています。撮影時間が長い場合は、撮影の合間に撮ったりすることもあります。また雲の通過で撮影を中断している場合はダークを撮るチャンスです。レンズキャップをして、同じISO感度、露出時間で撮影します。もちろんRAWで撮影します。撮影枚数はコンポジット枚数と同じが私の基本です。
<RAP>はダーク減算ソフトで、天文ショップなどで購入できます。RAPを起動したら、まずメニューの[ノイズ処理]→[ダーク作成]を開きます。[追加]ボタンでダークフレームのRAWファイルを選択します。[作成]ボタンをクリックすればダークファイルが出来上がります。
次にメニューの[ファイル]→[一括処理]を開きます。
[追加]ボタンでダーク減算したいメインファイルを選択します。ダイアログが出てきますが、複数ある場合は、シフトキーを押しながらマウスをクリックすると複数のファイルが一度に選択できます。[ダーク画像]のところを先に作成したダークファイルにします。[出力フォルダ]を指定し、[書き戻し]をチェックします。最後に[実行]をクリックすればダーク減算完了です。簡単ですね。
次回は現像編です。
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