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2008年1月31日 (木)

フルサイズ!

ほんまか、今、興奮してます。手が震えています。

ついに買ってしまった。。。フルサイズ!

Photo861

夢にまで見た、ほしくてほしくて、、、、EOS 5D ついに、この手に。

ほんとは、EOS5D後継機を狙っていたんですが、いまだにアナウンスさえないので、それどころか、また5Dのキャンペーンやるとか言ってるので、待ちきれず買ってしまいました。しかも新品。保証書がないということで安く購入できました。改造したら保証書も意味ないですからね。

そして、初めての観音様。ニコン党のエニョールさん。ごめんなさい。私は裏切り者です。。。

キヤノンのレンズは持ってないので、手元にあった。M42マウントのスコパレックスをつけてみました。

Photo862

レンズが小さく見える。(汗)

で、早速撮影してみると、明らかに画質がよい。APS-Cとは違う。最近の高性能なレンズならそれほど違いはないのだろうけど、昔の甘甘のレンズだと差がでますね。何しろ、「あら」を1.5分の1に縮小してくれますからね。

次に、イメージシフト装置につけてみたくて、ニコンマウントをはずし、キヤノンマウントを、セロテープで留めてみました。これでもしっかり固定できます。このまま撮影に行ってもいいくらいです。

Photo863

で、魚眼レンズをつけて、4分割撮影してみました。

Photo864

ひろ~~い。たった4枚でこの広さ。赤枠は今までのAPS-C、6枚分です。魚眼レンズらしいですね。今までは、魚眼らしくなかったのです。これなら魚眼といえますね。

ちなみに4枚で撮像サイズは62mm×45mmになります。これは、中判645とほぼ同じです。もうデジタル中判カメラと言っていいんじゃないでしょうか。いや「擬似デジタル中判カメラ」ということで。

今週末の遠征で使いたいですが、準備が間に合いそうもありません。来週末あたりには実践投入したいですね。

もうひとつのアストロカメラ、ニコンD40は、、、、冷やしちゃいますよ~。これもお楽しみに。

==追記==

操作性、抜群にいいですね。あのくるくるダイヤル快適ですね。メニューも変に階層化されていないで非常に分かりやすいです。私、ニコン、ペンタのカメラも持っていますが、これが一番分かりやすいです。

電源ONのボタンだけは使いずらい。何でこんな位置にあるの?それとONの位置の上にもうひとつポジションがあるけど、これONとどう違うの?説明書読んだけど分からない。だれか教えて!

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2008年1月29日 (火)

PhotoShopCS3のPhotomergeは使えるか?上級編

前回に続いて、今度は上級編です。魚眼レンズによる超広角モザイク、地上風景も、カブリもあり、非常に難しいモザイクです。

次の6枚の画像を合成します。

Cs310

まず、Photomergeを開き、[位置あわせのみ]にチェックして合成開始!

Cs312

結果は。。。

Cs311

あれ、3枚がどっか行っちゃった。と思ったら左下に3枚重なっていました。左上の一枚も全然場所違うし。ここから修復するには、カンバス広げて、手動で合わせなければなりませんね。

それでは、最初から手動にした方が良いので[手動設定]にチェックを入れてやり直し。

Cs313

結果は。。。

真っ白な画面。。。

Photomergeがフリーズしたようです。

その後、いろいろな画像でやって見ましたが。すべてフリーズ。

結果報告

まったく使えません。

adobeさん。早く直してね。

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2008年1月25日 (金)

PhotoShopCS3のPhotomergeは使えるか?初級編

PhotoShopCS3がリリースされました。その目玉に、より賢くなったPhotomergeがあります。Photomergeはご存知の通りパノラマ合成ソフト、天文的にはモザイク合成ソフトです。Photomergeは以前のバージョンやエレメンツにもありましたが、CS3ではより高度になったそうです。

そこで、モザイクの熟練(自信過剰モード)ほんまかが、CS3のPhotomergeを厳しい目で検証してみようという企画です。第1回目は初級編ということで、簡単な画像で検証です。望遠レンズに光害カットフィルターで、癖のない比較的やさしい画像です。手動でもそれほど大変ではありません。

まず、元の画像です。

Cs31

最初にエレメンツ4のPhotomergeで合成して見ます。

Pse1

位置あわせだけで、ほとんど何もしていません。その位置あわせも微妙にずれています。しかし、レイヤーを作成してくれるだけでもありがたいです。

さて、それではCS3です。メニューの[ファイル]→[自動処理]→[Photomerge]で起動します。

Cs32

まずは[自動設定]をチェックし、[画像合成]もチェックします。(上図ではチェックされていませんがチェックします。) [開いているファイル]をクリックして(OK)ボタンです。約1分で合成してくれます。結果はご覧の通り。

Cs33

最初この結果を見たときはうぉ~~と思いました。すばらしい。以前はほとんど何もしませんでしたからね。レイヤーマスクを作って画像に切れ込みを入れているところがポイントです。元画像はそのままです。

最初に位置あわせができているか、見てみます。レイヤーマスクを解除し、不透明度を50%にして重なり部分を拡大して見ます。

Cs34

あれ、おかしい。イメージサークル分割撮影の画像なのでぴったり合うはずですが。。。これはレンズの歪補正をやっていますね。まったく必要ないのですが。そこで、最初の設定にもどり、[位置の変更のみ]にチェックを入れ再度挑戦。

Cs35

うん。これはすばらしい。上側は合っていますが、右側は少しずれています。しかし、手動でも必ずずれます。理論的にはイメージサークルをそのまま分割撮影していますのでぴったり合うはずです。しかし実際には6枚をぴったり合わせることは手動でも難しいんです。ここまで合っていれば合格でしょう。

次に、明るさや色合いが合っているか見てみます。調整レイヤーを追加して、明るさ、コントラスト、彩度を上げて見ます。

Cs36

まず全体のバランスですが、だいたいいいようです。ほんまかの厳しい目で見ると、上側2枚の明るさが足りないです。それぞれ+2すればちょうどいいと思います。これは上側2枚はミラーケラレが出るのでつなぎ目部分が暗くなるためです。それで全体が暗くなってしまったと思われます。色あいもだいたいいいようです。右上の一枚がGが弱いようです。これはLPS-P2による色むらで、それにつられたようです。ただここまで合っていれば十分だと思います。

次につなぎ目ですが、赤丸をつけた部分が不完全です。ここは手動で修正しないといけないようです。最後に画像を小さくして見て見ます。

Cs37

つなぎ目部分が暗く落ち込んでいるのが、はっきり分かります。これはミラーボックスケラレの影響で、そもそも元画像がフラットでないので、Photomergeに責任はないです。

ほんまかがPhotomergeで凄いと思ったのはつなぎ目です。単純につなげると、右部分は合ってるが、左部分が合わないということが必ずおきます。これはカブリや色むらなどの影響です。ところが、Photomergeで合成された画像を見ると、そのようなつなぎ目の不連続性が、よほどひどい部分除いてまったく見られないです。その秘密は下の画像です。

Cs38 

明るさや、色合いが一致する部分を選んでつなぎ目部分を絶妙にカットしています。手動で合成する場合もつなぎ目部分のカットは当然やります。しかし、手動ではここまで細かくはできません。明るさや色合いの調整は手動でもできます。しかし、この処理は手動でやろうとすると大変です。まさに自動処理の恩恵です。

さて、まとめですが、一言で言えば、すばらしいです。特にモザイク苦手な人はここまでやってもらえれば、それなりに仕上がるのではないでしょうか。(最初にフラット補正しておくことが前提です。)

その一方で、ここまでの合わせこみは手動でもそう難しくないので、あまり恩恵がないようにも見えます。難しいのはこの後の微調整です。基本的にPhotomergeの処理はつなぎ目が目立たないようにするのが第一目的のようなので全体のバランスが崩れる心配があります。上側2枚が暗くなったのもそのためです。私はどちらかというと全体のバランスを自動でやってもらって、つなぎ目の処理を手動でやる方が恩恵はあります。というのは全体のバランスは狂っていても完成してプリントするまで気付かないんですよね。で、最初から戻ってやり直すのが面倒で。

とりあえず、初級編、点数を付けるとすれば90点。すばらしい。

次回は、いきなり上級編です。魚眼レンズのモザイクです。カブリはあるわ、地上風景はあるわの超上級モザイクです。どうなるかお楽しみに。

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2008年1月23日 (水)

新兵器

先日来ちょこちょこお伝えしている星雲星団撮影用の新光学系ですが、到着しました。これです。

Mirror1

ミラーレンズ!

どこがイプシロン180ED並みだって?

焦点距離が同じです。はい。(明るさは8倍、暗いですが。。。)

見た目よりはるかに軽いんですよ。

Mirror2

タムロン SP 500mm F8  三脚座のある前期型55Bです。スカイキャンサーにベストマッチです。

Mirror3

ウエイトを一番上に詰めないとバランスとれません。それほど軽いんです。フードを取るとこんなにコンパクトになります。

Mirror4

これで星雲星団の写真が撮れます。ノータッチで何分もつでしょうかね? 1分2分なら大丈夫と思いますが。F8で1分なんて、なんも写らんかも知れません。まぁ、ノータッチでそこそこ撮れれば、スカイキャンサーを2軸駆動に改造してオートガイドもやるつもりなんですが。

以前よりお気軽軽装備で星雲星団の撮影をして見たいと思っていました。そのような目的に「ミニボーグ」があるんですが。私もミニボーグで撮影したことあります。しかし、レテューサー付けて300mmくらいの焦点距離だといまいち迫力に欠けるんですよね。ミニボーグは北アメリカ星雲みたいに大きな対象か、あるいはモザイクで写野を広げて中望遠レンズとして使うにはいいと思いますが。やっぱり星雲星団のクローズアップするなら500mmくらいは欲しいところです。

しかし、このクラスになると、SKY90+フラットナーさえ400mmですからまだ足りない。その上のクラスということになると、途端にシステム全体が大きくなってしまうんですね。おまけにオートガイドだの、ガイド鏡だの、途端に敷居が高くなってしまうんです。普段から直焦やってる人は何でもないかも知れませんが、私みたいな軽量装備派はこの差が実に大きいんです。

そこで目を付けたのがミラーレンズ!

一昔前まではカメラメーカやレンズメーカのラインナップに必ずあったものです。ところが、暗い、絞りがない、AFできない、リングボケ。と嫌われて現在ではあまり見かけなくなりました。しかし、天体写真に限れば、暗い以外の欠点は関係ありません。確かにF8は暗いですが、昔の望遠鏡はみんなこんなもんでしたよ。それにデジカメの実用最高感度は今後どんどん上がると予想されます。現在鑑賞に堪えうる実用最高感度はISO1600ですが、そのうちISO6400になると思います。そうするとミラーレンズも見直されるんじゃないかと思うんですよ。色収差もありませんしね。

まぁそれで先行投資ということでミラーレンズ買ってみたわけです。だめでも1万円しないんですから。ちょっと遊びということです。

ファーストライトの前にいろいろ準備しなければなりませんね。まずは、対象導入をどうするか。ファインダー覗いても何も見えない気がする。それとピント合わせどうするかですね。バーニア目盛りくらい付けないと。

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2008年1月22日 (火)

デジタルディフュージョンフィルター

ほんまかの最近の星野写真は、輝星をディフュージョンフィルターで滲ませているのですが、大犬座の写真では、撮影時間の制約もあって、ディフュージョンフィルターは使いませんでした。しかし、これではちょっとさびしいので、画像処理でほんの少し滲ませています。普通にぼかしをかけると、微光星までぼけて、画像全体がぼやけてしまうので、輝星だけ滲ませる必要があります。その方法を紹介したいと思います。

要は、輝星だけのマスクを作ればいいだけなのですが。

Diff1

元画像です。青ハロも醜いです。

Diff2

まず、マスクを作るため、レイヤーを複製し、[フィルター]→[ガウスぼかし]で適当にぼかします。

Diff3

次に、ここが味噌ですが。[フィルター]→[表現手法]→[輪郭トレース]で、一定レベルの大きさの輝星だけの輪郭を抽出します。

Diff4

次に塗りつぶしツールで輪郭の外を黒く塗りつぶします。

Diff5

次に、再度ぼかしをかけ、さらに[レベル調整]で階調を圧縮し、黒白をはっきりさせていきます。このぼかしと[レベル調整]を繰り返して、程よい大きさにしていきます。

Diff6

これでマスクが完成したので、新規調整レイヤーの[レベル調整]または[明るさコントラスト]または[トーンカーブ]を作ります。

そして、マスクをコピーして、新規調整レイヤーのマスク部にコピーします。

Diff7

明るさやコントラスト、またはトーンカーブをいじって輝星の周りを明るくします。これで完成です。エレメンツでもここまではできます。ディフュージョンフィルターより自然な感じがします。

Diff8

上記処理だけでは星の芯が残ってしまいますが、もっとソフトにしたいなら、レイヤーマスクを同様に作ってぼかしをかける方法もあります。私は今回、ここまではしませんでした。ちょっとあまりにも作為的な感じがしたからです。ただディフュージョンフィルターを使うよりは、はるかに自然です。ディフはちょっと効果が大きすぎます。上の例のようにいい感じにぼけてくれます。

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2008年1月16日 (水)

画像処理2点

まずは「いっかくじゅう座の散光星雲」完成版です。先日の画像とほとんど違いは分からないと思いますが、細かな修正を加えています。

Photo81

全体的に赤が強いようですが、(グリーンが足りない)私のプリンタ、プリント後一週間もすると赤が落ちてくるので、これでちょうど良いのです。これ、星ナビに応募します。ちょうど来週の中ごろにニュートラルになって見ごろだと思います。(笑)

早く顔料プリンタほしい。。。

次は難物の『大犬座の24枚モザイク』。低空のため、カブリがひどく、しかも絞り解放で撮ったため、ミラーボックスケラレ、周辺減光でまくり。さらに3分露出の超アンダー画像。とりあえず2日かけてつなげてみました。

Photo82

元画像は以前の記事にありますから、よろしければ見てください。よくここまでつなげたものだと自分でも感心しています。

しかし、ムラが多く、露出アンダーで、今のところこれ以上どーにもなりません。明日また頑張ってみます。天の川をもっと綺麗に出して、大犬の腰あたりの散光星雲をあぶりだしてみます。

絞り開放はだめだということがよーく分かりました。カメラレンズは一段絞りましょう。

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2008年1月11日 (金)

一角獣座の散光星雲

正月遠征の写真一枚目ほぼ完成。買ったばかりのフォトショップCS3を駆使して仕上げてみました。いつもより大きい画像でどうぞ。

Photo80

CS3。いろいろできて楽しいですね。一番重宝したのが「色域指定」これ便利ですね。カブリとか色ムラとかとるのに使えます。それからやっぱ16ビットの威力ですね。とても綺麗です。

今回の処理は「よっちゃん」さん さまさまです。

まず、一年前によっちゃんさんが撮った同じ領域の写真と、よっちゃんさんが作ってくれた「カシオペア」のお手本を参考にしました。

そして、よっちゃんさんから処理前にいただいたアドバイス「暗黒帯での階調域拡大と、天の川の密集域の濃淡、淡い星雲の色表現で立体感溢れる処理結果を期待しています。」にしたがって処理してみました。

ただあまりにも意識しすぎてコントラストが高すぎた感があるので、最後の最後にコントラストを落としました。

さらに、よっちゃんさんから教えていただいたテクニックも使ってみました。

恒星マスクをかけてぼかし→恒星がカリカリになるのを避ける。

輪郭マスクをかけてぼかし(実際はトーンカーブ)→背景のノイズをとる。

自分なりのアイデアとしては、今回青ハロは完全に除去しないでうまく利用するようにしました。以前は青ハロをノイズ低減で除去していたのですが、残してたままにして恒星を柔らかく表現するために大いに利用しました。具体的には彩度を落とし、ぼかしをかけて柔らかく背景に溶け込むようにしました。恒星マスクとあいまってとても柔らかい仕上げになりました。ただプリントしないとこの違いは分からないと思います。

よっちゃんさんありがとう。

とりあえず、CS3初作品としては、まぁまぁかな。

==データ==

Hasselblad Sonnar F 150mmF2.8->F4 D50kai ISO1600

10min×4コンポ×6モザイク。

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2008年1月 8日 (火)

D40の赤外カットフィルターはずし詳細

D401

キタムラの中古で27,800円で買いました。安っ! 安物のカメラは何のためらいもなく分解されることに。

用意するもの。

精密ドライバ、半田ごて、ピンセット。

D402

まずは、下カバーをはずします。ネジをすべてはずしますが、バッテリーボックスの赤丸のところにも隠れています。ネジの長さは2種類あり、白丸のところが長いネジです。元に戻すとき重要なので覚えておきます。

D403

同様に背面カバーのネジもはずします。赤丸のところのコネクタをはずします。はずし方は黒い部分をマイナスドライバで起こしてやれば簡単にはずれます。

D404

背面カバーを取り去ったところ。赤丸のコネクタをすべてはずします。手では、はずしずらいので、ピンセットを使います。基板右上の下に白いコネクタ(青丸)が隠れています。これもはずします。ドライバで、押し出せば簡単にはずせます。最後に基板左上の白丸のコードを半田ゴテではずします。

D405

CCDがお目見えです。赤丸三箇所のネジをはずします。元に戻すときは白丸の出っ張りを上にぴったりあわせます。

D406

CCDを取り出したところ。

D407

赤丸2箇所のネジをはずせば、赤外カットフィルターがはずせます。このときCCDを傷つけないように十分注意します。

D408

完了です。この後、元に戻しますが、コネクタの接続が一番やっかいです。手では無理で、ケーブルをピンセットでつまんでコネクタにさします。先がゴムで滑らないピンセットがあると効率が良いと思います。

注意(というか脅し)

この記事を読んで自分で分解された場合、どのような結果になったとしても、ほんまかは一切責任を負いません。あしからず。

ストロボのコンデンサからは高電圧が出ます。感電すると危険です。場合によっては死んでしまうかも知れません。

カメラを分解、改造するとメーカ保証が受けられなくなります。有償修理さえ断られる可能性があります。

赤外カットフィルター(ローパスフィルター)をはずしただけでは、赤外線に反応して赤カブリがおきます。また星の周りに赤滲みが出ます。ですから、光学系のどこかに赤外カットフィルターを入れる必要があります。LPS-P2など光害カットフィルターでも代用できます。

赤外カットフィルターをはずしただけでは、オートフォーカスでピントが合いません。ファインダーでもピントが合いません。実写して合わせるしかありません。カメラレンズでは、無限遠でピントが出なくなる可能性があります。

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2008年1月 7日 (月)

D50 VS D40ノイズ対決

ニコンのカメラの中では、一般庶民では買えないD3を除いて、ノイズが少ないことで有名なD50とD40。どちらが真の王者か対決してみました。その前に。

大きさ対決。

Photo70

左側D50の勝ち。次は重さ対決。

Photo71

D50の勝ち。そんなの見れば分かるってっば。

それではノイズ対決。まずは

D50 ISO1600 6min 21℃ レベル調整255->50

Photo72

同条件でD40

Photo73

アンプノイズはD40の方が大きいです。また輝点ノイズもD40の方が多いです。しかし、D50の方が全体的に赤っぽいのに対して、D40はバックが黒くしまっています。拡大してみて見ましょう。左がD50です。

Photo74

どうなんでしょう。どちらがいいというより、ノイズの性格が違うようです。いずれにせよ。どちらも低ノイズです。引き分け!

次はD40のISO3200が使えるかどうか検証してみました。もともとD40を買った理由のひとつがISO3200でした。露出時間はISO1600の半分の3minです。感度が倍なので半分の露出で検証したほうが公平です。

まずは、レベル調整していないそのままの画像。

Photo75

すばらしいですね。なお、ISO3200だと自動的にノイズリダクションがかかってしまうのですが、ノイズリダクション中に電源を切って、強制的に解除してあります。 これでは良く分からないのでレベルを255->50にして見ます。

Photo76

ISO1600より悪いのは当然ですが、そんなに悪くないと思います。ただ、ノイズリダクションがかかってしまうのは避けられませんね。それではノイズリダクションをかけた場合のISO3200ではどうか。まずはレベル調整なし。

Photo77

255->127にしてみました。

Photo78

255->50にしてみました。

Photo79

やはりISO1600より悪いですね。しかし、ここまで強調処理することはまずありませんし、コンポジット枚数重ねれば使えそうな気がします。

純粋にノイズだけを見ればISO1600で倍の露出時間かけたほうが良いのは分かりきっています。しかし、長焦点のノータッチガイドなどで長い露出をかけられない場合にこのISO3200は威力を発揮しそうです。

今後、デジ一眼の実用最高ISO感度はますます上がると予想されます。そうすると500mmの長焦点レンズで、1分露出×100枚コンポジットで、ノータッチガイドなんて撮影スタイルができるかも知れません。ポタ赤しか持ってない「ほんまか」でも星雲の写真が撮れるかも。

赤外カットはずしの詳細は明日、報告します。

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2008年1月 6日 (日)

ニコンD40の赤外カットはずし成功

詳細は後日。

Photo69

あぁ~緊張した。

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伊豆遠征帰還

伊豆遠征より戻りました。今回購入したばかりのニコンD40を使う予定でしたが、ISO3200設定で強制的にノイズリダクションがかかり、撮影時間が倍かかることが分かり、従来のニコンD50を使いました。

今回はISO3200での撮影をあきらめ、代わりに絞り開放で撮影することにしました。それでは、恒例の「つなげただけの画像」です。

Photo68

Hasselblad Sonnar F 150mmf2.8開放 D50 ISO1600 3min×24モザイク

露出時間3分×2コンポジットですが、まだコンポしてません。シリウスの右上にゴーストが見えます。車のヘッドライトか懐中電灯と思いましたが、2枚ともまったく同じようにゴーストが出ています。なんの光が入ったのでしょうか。これはレタッチでこつこつ取るしかないです。(最初ホームズ彗星かと思った。^^);

絞り開放なので、ミラーボックスケラレと周辺減光がけっこう目立ちます。そのため暗い筋がいっぱい入っています。一段絞るとこのような筋はでないのですが。

それと、今回はディフュージョンフィルターによる滲みフレームを撮影しませんでした。理由はシリウスが明るすぎるので拡散しすぎてしまうことと、撮影時間に余裕がなかったためです。そのため面白みのない写真になってしまいました。ファインディングチャートとしては良いですが。

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2008年1月 3日 (木)

初撮り

川上村より帰還しました。一晩晴れてよかったです。着いたのが7時で早すぎたので2時間も車の中で待機しました。まずは、ただつなげただけの画像を。

Photo67

今回は10分露出の4コマコンポジットで、総露出時間は4時間です。撮り始めはまだ東に低く、とり終えるころはだいぶ西に傾いていました。一晩で撮りきれるほぼ限界の露出時間です。これ以上露出時間は延ばせません。

10分露出のわりには、Hαの写りはこんなもん? って感じです。でも4枚コンポだから、重ねればなんとかなりそうです。

フォトショップCS3もすでに発注済みなので、今回はじっくり取り組みたいと思います。

==追記==

データ忘れました。

Hasselblad Sonnar F 150mmF2.8->F4 ISO1600 10分×6モザイク

今回は撮影に入るまでトラブル続出でした。ビデオケーブルのノイズで、赤外線リモコンが誤動作したり、モータドライブが逆回転したり、あまりの寒さでレンズの油が固まり絞りが絞れないトラブルがありました。

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