一角獣座の散光星雲
正月遠征の写真一枚目ほぼ完成。買ったばかりのフォトショップCS3を駆使して仕上げてみました。いつもより大きい画像でどうぞ。
CS3。いろいろできて楽しいですね。一番重宝したのが「色域指定」これ便利ですね。カブリとか色ムラとかとるのに使えます。それからやっぱ16ビットの威力ですね。とても綺麗です。
今回の処理は「よっちゃん」さん さまさまです。
まず、一年前によっちゃんさんが撮った同じ領域の写真と、よっちゃんさんが作ってくれた「カシオペア」のお手本を参考にしました。
そして、よっちゃんさんから処理前にいただいたアドバイス「暗黒帯での階調域拡大と、天の川の密集域の濃淡、淡い星雲の色表現で立体感溢れる処理結果を期待しています。」にしたがって処理してみました。
ただあまりにも意識しすぎてコントラストが高すぎた感があるので、最後の最後にコントラストを落としました。
さらに、よっちゃんさんから教えていただいたテクニックも使ってみました。
恒星マスクをかけてぼかし→恒星がカリカリになるのを避ける。
輪郭マスクをかけてぼかし(実際はトーンカーブ)→背景のノイズをとる。
自分なりのアイデアとしては、今回青ハロは完全に除去しないでうまく利用するようにしました。以前は青ハロをノイズ低減で除去していたのですが、残してたままにして恒星を柔らかく表現するために大いに利用しました。具体的には彩度を落とし、ぼかしをかけて柔らかく背景に溶け込むようにしました。恒星マスクとあいまってとても柔らかい仕上げになりました。ただプリントしないとこの違いは分からないと思います。
よっちゃんさんありがとう。
とりあえず、CS3初作品としては、まぁまぁかな。
==データ==
Hasselblad Sonnar F 150mmF2.8->F4 D50kai ISO1600
10min×4コンポ×6モザイク。
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コメント
すっかりコメントが遅れましたが、これは素晴らしい作品です!全体的に広いために寂しい構図となりがちですが、しっかり見せるものは見せていますしコントラストや星の集まりの描写がいいです。
天の川の濃淡も非常によく捉えていますね。
周辺右上にある星の色付きは偽色だと思いますので、これは後処理で何とでもなりそうな感じでしょうか。
プリントしても、これはかなり見栄えする仕上がりになったのではないでしょうか。
感謝頂いてますが、私的にはこちらで学ぶことも多いです。
なかなかコメントしに伺えない状況なのが辛いところですが、どんどん今後も交流をお願い致します!
投稿: よっちゃん | 2008年1月15日 (火) 22時52分
よっちゃんさん、コメントどうも。
おっしゃるとおり平坦になりがちなので、暗黒帯を強調することによりメリハリをつけてみました。
右上の星ですが、LPS-P2の影響か、赤カブリです。修正しましたが星だけ赤く残ってしまいました。もう少し修正してみます。
今、プリントしながら最終調整しています。もうじき完成です。
投稿: ほんまか | 2008年1月15日 (火) 23時22分