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2008年1月23日 (水)

新兵器

先日来ちょこちょこお伝えしている星雲星団撮影用の新光学系ですが、到着しました。これです。

Mirror1

ミラーレンズ!

どこがイプシロン180ED並みだって?

焦点距離が同じです。はい。(明るさは8倍、暗いですが。。。)

見た目よりはるかに軽いんですよ。

Mirror2

タムロン SP 500mm F8  三脚座のある前期型55Bです。スカイキャンサーにベストマッチです。

Mirror3

ウエイトを一番上に詰めないとバランスとれません。それほど軽いんです。フードを取るとこんなにコンパクトになります。

Mirror4

これで星雲星団の写真が撮れます。ノータッチで何分もつでしょうかね? 1分2分なら大丈夫と思いますが。F8で1分なんて、なんも写らんかも知れません。まぁ、ノータッチでそこそこ撮れれば、スカイキャンサーを2軸駆動に改造してオートガイドもやるつもりなんですが。

以前よりお気軽軽装備で星雲星団の撮影をして見たいと思っていました。そのような目的に「ミニボーグ」があるんですが。私もミニボーグで撮影したことあります。しかし、レテューサー付けて300mmくらいの焦点距離だといまいち迫力に欠けるんですよね。ミニボーグは北アメリカ星雲みたいに大きな対象か、あるいはモザイクで写野を広げて中望遠レンズとして使うにはいいと思いますが。やっぱり星雲星団のクローズアップするなら500mmくらいは欲しいところです。

しかし、このクラスになると、SKY90+フラットナーさえ400mmですからまだ足りない。その上のクラスということになると、途端にシステム全体が大きくなってしまうんですね。おまけにオートガイドだの、ガイド鏡だの、途端に敷居が高くなってしまうんです。普段から直焦やってる人は何でもないかも知れませんが、私みたいな軽量装備派はこの差が実に大きいんです。

そこで目を付けたのがミラーレンズ!

一昔前まではカメラメーカやレンズメーカのラインナップに必ずあったものです。ところが、暗い、絞りがない、AFできない、リングボケ。と嫌われて現在ではあまり見かけなくなりました。しかし、天体写真に限れば、暗い以外の欠点は関係ありません。確かにF8は暗いですが、昔の望遠鏡はみんなこんなもんでしたよ。それにデジカメの実用最高感度は今後どんどん上がると予想されます。現在鑑賞に堪えうる実用最高感度はISO1600ですが、そのうちISO6400になると思います。そうするとミラーレンズも見直されるんじゃないかと思うんですよ。色収差もありませんしね。

まぁそれで先行投資ということでミラーレンズ買ってみたわけです。だめでも1万円しないんですから。ちょっと遊びということです。

ファーストライトの前にいろいろ準備しなければなりませんね。まずは、対象導入をどうするか。ファインダー覗いても何も見えない気がする。それとピント合わせどうするかですね。バーニア目盛りくらい付けないと。

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