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2008年4月29日 (火)

レンズテスト

新しいレンズを買ったら、必ずすることがあります。ベランダからの風景でレンズテストをすること。毎回同じ風景を撮るので、レンズごとの特徴が良く分かります。

調べる項目は

1 無限遠のピント位置

2 鉄塔の先を四隅にもってきて周辺像を確認(収差や方ボケがないかなど)

3 周辺減光やフードによるケラレがないかどうか

4 絞りを変えて、シャープさや青ハロのでかたを確認。

Photo1241

Planar CF 100mm F3.5

4枚モザイクで、APS-C 35mmくらいの画角です。このレンズは画角的には標準ですが、望遠レンズなみにフラットです。まさにプラナーの名にふさわしいレンズですね。

気になる青ハロチェック

Photo1242

開放は問題外。半絞りでも気になる。一絞りでまずまずですね。F5.6だとほぼ完璧。これを見ると一絞りのF4.5が撮りごろですね。残った青ハロは画像処理で消す。

不思議なことにどんなレンズでも、青ハロが目立たなくなる絞りはF5.6ですね。開放F値が2.8でも4でもF5.6です。(ただし、EDとかアポとかは除く)

青ハロ対策の切り札としてY1フィルターをヤフオクでゲットしましたが、F4.5で実用になりそうなので、必要なさそうです。

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2008年4月27日 (日)

レンズを買っちゃった。

またまた悪い病気が出てレンズ買ってしまいました。物欲病。

ゴールデンウィーク遠征前に、ステラナビゲータで撮影計画を立てていたのですが、星座ひとつをちょうど収める画角のレンズがないことに気づきました。ほんまかのレンズのラインナップは

30mm(魚眼) 50mm   150mm

50mmと150mmの間が開き過ぎてますね~。そう思うでしょ。もうこれは買うしかない。

で、土曜日にマップカメラに行って買ってきました。

Photo1231

ハッセルブラッド プラナー CF 100mmF3.5

このレンズの凄いところは、ハッセル随一の解像度と、ディストーションがほぼ0ということ。普通このくらいの画角のレンズだとディストーションは1~2%あるのが普通です。しかし、このレンズは公表されているディストーショングラフを見る限り0.1%くらい。これはもうモザイクやってくださいと言わんばかりのレンズですね。

ハッセルの中でも人気のあるレンズでそれなりに高いのですが、レンズに僅かにくもりがあることと、ピントリングのプラスティック部分が割れているので激安で購入できました。ハッセルのレンズはこんなんでないと、なかなか買えません。

実はこのプラナー100mm。以前、古いCタイプのレンズを所有していたことがあるのです。青ハロが目立つということで、150mmレンズを買ったおり、購入資金用に売ってしまったのです。すごい後悔しました。ですから、今回、買戻しということになります。

青ハロが目立つといってもそれほどではないのです。(ペンタ67 75mmF2.8ALの青ハロよりはまし)だから、フィルターワークや画像処理で何とかする自信があるのです。

これで、ハッセルの広角、標準、望遠の3兄弟がそろいました。幸せだぁ~。ゴールデンウィーク。撮りまくるぞ。晴れてくれ~。

Photo1232

左から

Distagon FE 50mmF2.8

Planar CF 100mmF3.5

Sonnar F 150mmF2.8

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2008年4月25日 (金)

未公開画像大公開

ほんまかの良く撮れた天体写真は左側にある「星野写真」のアルバムに集めてあります。でも、似たような写真を何枚も載せてもしょうがないので、掲載していない写真も多くあります。

今日はその中の一部を大公開しちゃいます。大したことではないですが、他にネタもないので。

まずは手始めに星景写真。

Photo1201

富士と星。定番の構図ですね。このカメラはPentax istDs DA14mmF2.8です。昔天体写真にも使っていました。

Photo1202

こちらもお約束の桜と星。これはDA10-17mmフィッシュアイです。

次は星野写真。

Photo1203

天の川。天の川がちょうど対角線にきてなんともいえない良い眺め。魚眼レンズです。

Photo1204

こちらは50mmレンズ。星野写真においてこの領域だけは銀塩よりデジタルの方が見ごたえあります(綺麗かどうかは別として)。 暗黒部の入り組んだ様子が細かく見て取れます。ブラボーデジタル!

Photo1205

一見、銀塩と見えるこの写真。星が程よく潤んでいます。このころはまだ画像処理がへたくそでちょっとすっきりしてない部分もありますが、ほんまかの理想の星野写真といえるかも知れない。もし、この写真が画像処理やフィルターワークでこうなったなら、どんだけ幸せなことか。そう、薄雲の通過でこうなったのです。まったくの自然現象。再現性なし。この後、いろんなフィルター、画像処理を試しましたがこの画像は未だ再現できていない。

いかがでしたかほんまかワールド!

実はダーク減算さえしてない手付かずの写真がいっぱいあるのですが、未来しか見ないほんまかは、それを処理して一年遅れでフォトコンに応募しちゃうなんてせこいことはしません。(そうしてる人すみません) でも昔なら無理でも、今なら綺麗に画像処理できる写真がいっぱいあるんだろうな。ちょっともったいない。

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2008年4月23日 (水)

モザイクの欠点

昨日はモザイクの利点についてぐだぐだ書いたので今日は欠点をぐだぐだ書きたいと思います。

1 撮影も画像処理も面倒

 確かに撮影は面倒ですね。単純に撮影枚数増えるし。私の場合はイメージシフト方式なので、写野の切り替えはあっという間ですが、それでも自動シフト装置を作りたくなってしまいますね。これさえあれば車の中で寝ていられます。

 画像処理に関してはモザイク結合しなくてはならないので余計な作業が増えますが、慣れてくればコンポジット同様、ルーチンワークなので無心で手を(マウスを)動かすだけです。

2 画像がなんかへん

 抽象的な表現ですが、一枚画像に比べると何かへんです。まず、なんか硬調というかハイトーンというか、細部が失われやすいのかも知れません。でもこれは、ほんまかの画像処理方法に問題があるんだろうな。きっと。

 確実に言えるのは必要以上にフラットすぎちゃうんです。これはつなげるためには仕方がありません。夜空には、カブリや背景の明るさに傾斜があります。それらをすべてフラットにしないとつながりません。特に広角系の場合は、これらの傾斜を残しておいた方が自然なんです。ですが、モザイクの宿命でフラットにしなければならないのです。

 これを避けるには、極めて短時間で撮影するしかないです。ほんまかの入選作品のほとんどは露出時間2分です。

3 倫理的な問題

 モザイクは果たして、写真なのか。極端な例を一つ。モザイク写真の2つのコマにそれぞれ小惑星が写っているとします。2つのコマには当然時間差がありますから、そうするとこの小惑星の相対位置関係は絶対ありえない位置関係にあります。これは写真としての価値があるのかどうか。

 もちろん一夜の撮影ならそれほど違いはないでしょう。でも複数夜の撮影だったらとか、小惑星ならそもそも分かるわけないからいいけど、惑星でしかも複数夜の撮影なら明らかにまずいですよね。

 まぁ、そんなひっかかりがあるので、ほんまかはモザイクは一夜で撮影するようにしています。それほど強い信念でもないのですが、何か引っかかるので、将来は破るかも知れません。

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2008年4月22日 (火)

モザイクの利点

「モザイク」という言葉をタイトルに使うと一般社会では、あれを連想しますのでちょっとちゅうちょしますが、もちろん天体写真の話です。風景撮影では「パノラマ合成」ですね。私はパノラマ合成の方が好きですが、パノラマというと横方向だけのようにも思われるので、天体写真の世界では「モザイク」というんでしょうか。

それはさておき、タイトルのモザイクの利点です。ほんまかがモザイク始めたのはもちろん、解像度、シャープさの向上です。もちろんこれが一番です。しかし、最近はシャープすぎていかに星を太らせるかいろいろ考えている有様で、当初の目的からはだいぶずれてきました。こないだのさそり座上部の写真では4方向に2ピクセルずつずらした4枚をコンポジットして星を太らせています。

むしろ最近はそれ以外の利点がけっこう重要になってきています。それをいくつか列挙してみます。

1 ノイズが目立たない

 ノイズを減らすには、ISO感度を下げる、コンポジットする、冷却するなどいろいろありますが、ほんまかが思うにはたぶん、モザイクが一番効果あるんではないかとひそかに思ってます、もっとも何と比べるか、モザイク枚数などにもよりますが、いずれにせよ効果は大きいです。特に高感度時のあのザラザラ感はモザイクするとほんと滑らかになります。

2 見た目の感度が上がる

 これは最近思い始めているのですが、モザイク枚数が増えると、なぜか淡い星雲とかはっきり見えてくるのです。一枚のときは気づかない淡い部分がはっきりしてくるのです。たぶん、モザイクで画素密度が上がっても人間の目は解像できませんので、数ピクセルを1ピクセルと判断してるためと思います。これはビニングと同じ効果だと思います。圧縮効果とでもいいましょうか。

3 画像処理で強処理ができる

 これはノイズの話とダブりますが、画像処理による荒れが目立たないのでかなりの強調処理ができます。ある意味モザイクは画像処理が楽です。

4 光害を避けながら撮影できる

 モザイクは分割して撮影できるので、各コマを常に最適な状態で撮影できます。例えば広角一枚撮りで撮影すると、よほど空が暗くない限り、必ずどこかしらカブリます。しかし、モザイクだと分割して撮影できますので、各コマが南中するのを狙って撮影することが可能です。ほんまかは広角星野写真が好きなのでこれはけっこう助かっています。

まぁこんなところでしょうか。モザイクは撮影枚数が増えますから、撮影時間が長くかかるように思われますが、ノイズは目立たない、見た目の感度が上がる、強調処理ができるなどの利点で、一枚あたりの撮影時間がとても短くできます。ですからトータルでは一枚撮りとそう変わらないと思います。もちろん露出をいっぱいかければいい作品ができることは間違えありません。

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2008年4月18日 (金)

RAP2に関する小ネタ

RAP2の暫定版がリリースされました。もう早くも評価されている方がいるようで、フットワークの軽さに驚かされます。

キャノンユーザにとってダーク減算(フラット補正)とフォトショップ現像を両立させようとすると、このRAP2に頼ざるを得ず、他に選択肢がないわけですからまさに救世主。ほんまかも遅ればせながら使用してみました。

最初CR2で読み込んでDNGで保存しようとしましたがだめでしたね。DNGに変換して、DNGで保存です。で、DNGに変換して読み込んでみると画面が真っ暗。

あれこれ悩んで原因が分かりました。

Photo118

DNGコンバータの環境設定で圧縮オプションがONになっていました。解除しないとだめです。終わり。

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2008年4月17日 (木)

プリンタ問題決着

申し遅れましたが、お騒がせしてましたプリンタ問題。とりあえず決着しました。PX-G930の色合いがあまりにも狂いすぎてるという。

カラープロファイル作成サービスというのをネットで見つけて頼んで見ました。結果はご覧の通りです。

Photo1171

一番上が、今までのプリンタでモニタに非常に近いです。下段右がPX-G900メーカプロファイルです。全然違いますね。プロファイルなしでも同様ですから、そもそもこのプリンタはこーなんだと思います。で、今回作成を依頼したのが下段左側の写真です。だいぶ良くなりました。まだ、マゼンタが強いですが、十分許容範囲内です。良かった良かった。

印刷するときにレベル調整の調整レイヤーをつくり、赤95%青108%くらいにして印刷するとちょうど良くなります。

で、このプロファイル作成サービス。お値段はなんとたったの1,000円なのです。しかも、結果があまりにも違いすぎていたら払わなくても良いという保証つき。これはありがたいですね。

頼んだのは「柚プリント」というところ。

メールで注文すると、下記のようなカラーチャートの画像データがメール送られてきますので、これをプリントして郵送するだけ。4種類の光源に対応したプロファイルがメールで送られてきます。

Photo1172

プリンタの色合いで悩んでる方。絶対お勧めです。安いのでとりあえず頼んでみたら。

顔料プリンタ最高です。今までのように、一晩たったらガッカリということがありません。なんかプリントが楽しくなりました。心配した光沢感もまったく問題ありません。ほんと良く見ないと区別できないほどです。

それにしてもメーカープロファイルもっと何とかしてもらえませんかね。特にエプソンさん。キャノンはあれほど忠実なんだから。せめて用途にあわせてたくさん用意してくれればいいのですが。勝手に色の好みを強要するのはやめてほしい。何がエプソンカラーだぁ。全然美しくない。激しく(怒)

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2008年4月16日 (水)

しつこく画像処理

昨日の画像は、天の川とアンタレス付近を別々に処理したため、どうもカラーバランスが狂ってるようで気になって、手直ししました。使ったツールはなんとエレメンツの肌色補正。これ使えるマジで。

Photo116

だいぶピュアな画像になりました。これでほんと最後。

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現代天体写真の宿命

天文を再開した3年くらい前、先輩たちの素晴らしい画像を見て、この元画像がどうなってるんだろうと興味津々でした。画像処理って、どのくらいゴリゴリやるのだろうかと。

そこで、そんな初心者のために(私もまだ初心者かも)、昨日の「さそり座上部」の写真の元画像を載せてみます。コンポジット、モザイク結合した画像に、レベル調整後、分かりやすいように彩度、コントラストアップした画像です。

1234

ひどいですね。こんなひどい画像、今までの中でも最悪の部類に入ります。とにかく透明度が悪く、もやに光害が散乱した眠たい空でした。緑色の輪っかはLPS-P2フィルターの影響です。LPS-P2は入射角が大きくなると効果が薄れるので、光害がひどいとこのような輪になります。

以前の私しでしたら、これを見たら即ボツでした。しかし、最近は画像処理技術も向上したので、これでもなんとか仕上げるようにしています。

今の時代、光害ないところないし、しょっちゅう遠征にいけるわけでもないし、透明度の良い日もそんなにあるわけでもないです。透明度が悪いとか光害があるとか、そんな事言ってられません。これでも何とか仕上げられないと、いつまでたっても天体写真は完成しません。

強度の画像処理に否定的な人もいますが、私はそうは思いません。創作はあってはいけないと思います。しかし、基本的に「画像処理は引き算」=「余計なものを取り除くのが画像処理」と思っています。その上で多少の強調処理をしているだけです。私も20年前は暗室作業をやっていましたが、多い焼きや焼き増しはマスク処理と本質的には変わりありません。昔よりやりやすくなっただけです。

実は私も少し前まで画像処理否定派でした。しかし、最近は風景写真でも画像処理するようになりました。以前はまったくしなかったのですが。デジタルの場合、白とびだけはどうにもならないので、アンダーで撮ってあとは画像処理で仕上げるようにしています。現代のデジタル写真は、「撮影+画像処理」のセットで初めて成り立つものだと思います。あまり否定的にならず、あるいは苦手意識を持たず、どんどん技術を身に付けていくように努力した方が結果はいいと思います。

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2008年4月15日 (火)

さそり座上部の写真 完成

昨日の画像はどうも納得いかないので、さらに処理を続けました。だいぶ良くなりました。このへんでそろそろ完成ということで。

Photo115

まず、背景がざらついていましたので、トーンカーブのシャドーを持ち上げました。そのまま持ち上げると星雲などの隅の詳細が落ちるので、輪郭マスクで保護して処理しました。

次に星があまりにも小さすぎてカリカリしてるので、4枚に複製し、上下2ピクセルずらして、加算コンポジット。0.4ピクセルのぼかしをかけました。このままだと星の輝きがなくなるので、トーンカーブのハイライトをちょっと持ち上げました。これでだいぶ星がまろやかになります。

あとはカブリ補正で残った緑色のムラをとるため、トーンカーブのGチャンネルを傾けました。これでかなりすっきりした画像になります。

最後に、画像処理で崩れたカラーバランスを整えるため、自動カラー補正をかけておわり。<-ほんまか結構これやります。(笑)意外と使える。

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2008年4月14日 (月)

さそり座上部の写真

先日の霧が峰遠征での星野写真がほぼ完成しました。EOS 5Dでの初作品です。(クリックしてね)

Photo1142

Hasselblad Sonnar F 150mmF2.8->F4

EOS 5D ISO800 6min×4コンポ×4モザイク

ほんとは、6モザイクでしたが、下二枚がかぶりがひどいので4モザイクになってしまいました。眠たい空でいまいちです。透明度がよければ、暗黒帯がもっとくっきり出たと思うのですが。

画像処理で一番困ったのはダーク減算です。RAPで現像すると、なんか色彩が乏しいです。そこでダーク減算はあきらめフォトショップで現像しました。アンプノイズはなんとか消そうとしましたが無理で、結局トリミングしました。今までニコンでしたので、こんな苦労があるとは知りませんでした。早く新RAP出てほしいです。

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2008年4月13日 (日)

遠征帰還

金曜夜に霧ヶ峰に遠征してきました。空の状態は春霞でいまいちでしたが、一晩中晴れで、久々に撮影を満喫できました。

霧ヶ峰は標高1600mくらいですが、名前の通り霧がおおく、今回も八島湿原あたりは凄い霧でした。しかし、ちょっと移動するとまったく霧がないところもあり、そこで撮影していました。北側、天頂付近はほんと暗いです。東~南側はそれなりに光害があります。冬は交通量が少ないのでどこでも落ち着いて撮影に専念できます。これからの時期は夜でも交通量が増えるので撮影場所の選択に迷うと思います。

さて成果ですが、まずは冷却D40による星景写真です。

Photo112

北斗七星が木の上を通過しています。30分露出です。ほんとは一時間露出のつもりでしたがD40って、バルブは30分までなんですね。知らなかった。

次は登ってくる天の川です。こちらは10分露出です。

Photo113

共通データ。Sigma 10-20mmF4-5.6 -> 10mmF5.6 C8フィルター

Cooled D40 honmaka-Special -11℃ ISO400(上) ISO800(下)

メインのEOS 5Dによる星野写真ですが、さそり座上部を150mmレンズで6モザイク分撮影してきました。上の写真のとおり低空はモヤっていて、それに光害が反射して、かぶりのひどい写真になってしまいました。頑張って画像処理で綺麗に仕上げたいと思います。完成したらアップします。

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2008年4月11日 (金)

よっちゃんさんへ

よっちゃんさん。すみません、何か分かりましたら教えてください。プリント時の設定ですが、

フォトショップエレメンツの[印刷]の画面です。プリンタプロファイルはエプソンのホームページからダウンロードしたクリスピア用を指定しました。

Pxg9301

[プリント]ボタンをクリックして出てくる画面。

Pxg9302

ここで[設定変更]ボタンをクリックして、

Pxg9303

印刷品質は「フォト」と「スーパーフォト」があったので「スーパーフォト」にカラー設定は「色補正なし」にしました。

これで印刷すると次のようになります。

Pxg9306

上が、キャノンip7100出力で、モニタと非常に近いです。下側の左がこの設定で印刷した結果です。ちなみに右側は、「マニュアル色補正」にして、パラメータをガンマ2.2、その他のパラメータはそのままの出力です。

全体的に暗く、グリーンが抑えられてマゼンタが強い印刷結果になります。プリンタプロファイルを「変換しない」や「プリンタ側でカラーマネージメント」にするともっと暗くなります。ですから、PXG930のプロファイルはそれなりに効いているようです。他の用紙のプロファイルにしてもだいたいこんなもんです。

あと、オリジナル画像ですが、

Pxg9307 

これを、CS2で「編集」→「プロファイル指定」でPXG930のプロファイルに指定すると、こんな風に表示されます。

Pxg9308

確かにプリンタ出力に近くなりますが、なんでこんなに変わってしまうんでしょうか?

すみません。何か分かりましたら教えてください。それとも、こんなもんなんでしょうか?

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2008年4月10日 (木)

PX-G930悪戦奮闘記

いつの間にか連載になってしまった。PX-G930カラマネ記。

今日はよっちゃんさんのブログから勝手に拝借した「星の牧場チャート」を印刷してみました。

Photo111

色合い以前にM42の写真が凄い。相当強調処理してると思われるが、この滑らかさは信じられない。

で、肝心の色合いですが、右のグレースケール見ると、グレーじゃない。おいしそうな桃色です。マゼンタが強いんですね。このグレーがほんとのグレーになるように調整すればよいのかな。

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2008年4月 8日 (火)

どつぼにはまってます。

Photo109

プリンタの調整がうまくいきません。ICCプロファイルによるマッチィングではどうやっても合いません。キャノンのプリンタでは何も問題なかったのですが、エプソンさんは何が違うんでしょうか。

仕方がないので、ドライバ側でマニュアルによる調整を試しています。だいぶ近づいてきましたが、まだまだのようです。それにマニュアル調整だと、一つの画像で良くても別の画像ではずれるのではないか心配です。

やっと買った顔料プリンタ。このままだと粗大ごみになってしまいそうです。なんか、最近しぼんでます。

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プリンタ買い換えました。

今まで、キャノンのip7100を使っていましたが、最近プリントにほこりが着くようになり、ヘッドクリーニングしても改善されなくなってきました。もう長らく使っているので、そろそろ買い替えかなと思っていたところです。

今度プリンタ買うなら、染料の色がころころ変わるのは耐えられないので、絶対、顔料と決めていました。で、選んだのがエプソンのPX-G930です。

Photo1081

G5300とどちらにしようか悩みましたが、やはりA3は大きい。置くとこないので、コンパクトなG930にしました。印刷品質は、ほんまか的には十分です。

顔料は光沢感がいまいちと言われますが、グロスなんとかやらで、けっこういけてます。でもよく見ると、ベタっとした感じで、写真というよりは絵に近いような。でも、ほんと良く比べないと分からないレベルで、十分綺麗です。満足、満足。

それから、クリスピアの紙質もいいですね。このすべすべ感がなんとも言えない。キャノンのプロフォトペーパーは指でなでると引っかかるのですが、クリスピアはするするです。

それで、さっそくプリントしてみたのですが、どうもモニタと色合いが違うので困っています。

Photo1082

上が、今までのキャノンip7100ですが、キャリブしたわけではないですが、なぜかモニタの色合いと非常に近いです。

下の左側が、GX930クリスピア用プロファイルで、色補正なしでプリントしたものです。なぜか暗い。そこでガンマ2.2にしたのが右側のプリントですが、今度は明るすぎ。この中間くらいが良いのですが。色補正ありで、明度を変えてやってみたのですが、どうもコントラストが狂うようで、思うような色が出ません。

どうしたものか、困った。

「G930友の会」とかどっかにないですかね。。。

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2008年4月 6日 (日)

遠征の収穫は

伊豆に遠征してきました。天気は良かったです。心配した透明度ですが、良くはありませんでしたが、写真が撮れないほどではなかったです。しかし、結局セッティングすらせず、そのまま帰ってきました。

今回は、さそり座からわし座あたりの天の川を広角で撮る予定でした。しかし、天の川はまだ東に低く、特に今日の東側の空はなぜか明るく、北から東方向はモヤっていたので、撮っても綺麗な写真が撮れそうもないので、あきらめました。望遠に切り替えて、さそり座上部あたりを狙おうとしましたが、悩んでいるうちに薄明が近づき、結局だめでした。

今から思えば、早く望遠に切り替える決断をすればよかったです。ほんまか、遠征前は入念に撮影計画をたてて望むのですが、計画が途中で狂うと、何もできなくなってしまいます。

現場での柔軟性と決断力のなさにちょっと情けなくなります。

このまま収穫なしで帰るのは寂しいので、八王子のヨドバシよって、こんなもの買ってきました。

Photo1071

これが今遠征の収穫です。結局。。。物欲かぁ。

桜の写真も撮ってきました。

Photo1072

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2008年4月 2日 (水)

週末遠征に備えて

金曜の夜は天気良さそうですね。いちおう遠征に備えておきます。しかし、この時期、晴れても透明度悪いんですよね。去年の今頃、はるばる、しらびそ高原まで遠征しましたが、晴れているにもかかわらず、透明度が悪く、セッティングすらせず帰ってきた覚えがあります。

だから、今回はあまり期待していません。しかし、とりあえず機材のチェックだけはしておきます。

Photo106 

いろいろシステムを微調整したので、念入りにチェックしました。ピント位置の確認。カメラがあたらないかどうか。ヒーターの温度確認。電気系統。

今回というより、これからの標準スタイルですが、8枚モザイクに挑戦です。フルサイズ8枚で撮像サイズは62mm×70mmになります。6×7中判カメラとほぼ同じです。今後はこれが私の標準撮影スタイルになります。

これだけ撮像面積が広いと、星なんかほんと唯の点になります。星座なんて何がなんだか分からなくなります。ですから、いかに星を潤ますかが問題になりますが、得意のディフュージョンフィルターによる重ね合わせで潤ませたいと思います。

よっちゃんさんが、ペンタ67で銀塩星野に挑戦するようなので、私はデジタルで迎え撃ちたいと思います。(なぜか戦闘モード)

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