本命完成すたよ(追記あり)
地上風景を入れた超広角モザイク。。。ほんまかの得意分野です。とりあえず完成したのでアップします。クリックしてね。
Hasselblad FE Distagon 50mmF2.8->4.5
EOS 5D ISO1600 2min×2コンポ×8モザイク (LEE ソフト1)
この作品のポイントはディフュージョンフィルターです。星が程よく潤んでいます。今まではモザイクすると星がただの点になってしまい。星座もわからん、星の色もわからん状態でしたが、これで解決しました。しかも、青ハロ、赤ハロも目立たず、カメラレンズの絞りによる光条もでません。いいことずくめです。
今までも、コッキンのフィルターやケンコーのソフトンを使用したことはあったのですが、どれも効果が大きすぎて、微光星が消えたり、天の川がざらついたりしましたが、このフィルターは、ほんとにちょうど良い潤み具合です。(ただし、広角での話です。望遠になるとやっぱ効果強すぎと思います。)
カブリがひどいですが、あえて残しました。カブリもいいアクセントになっていると思います。
もう少し手を加えたいと思いますが、締め切りまで時間があるので、しばらく放置しておきます。(後々見ると、気づかないおかしなところが見えてくるんですよね。)
==追記==
よっちゃんさんのリクエストに答えて、長辺1500の画像をアップします。
画像処理ですが、モザイク結合後の処理はほとんどしてません。トーンカーブ(S字にしただけ)とカラーバランスのレイヤーが一枚ずつ。カブリ軽減のマスクが数枚程度です。
微光星が青緑ががっています。フォトショップのカラーノイズ低減で白くなりますが、プリントするとそれほど目立たないのでそのままにしています。
この撮影手法で、夏の大三角を狙いたいですね。ただ短時間露出なのでHαが写りません。これでHαがエクタクロームなみにくっきり写れば最高なのですが。まだまだ試行錯誤が続きます。
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コメント
ほんまかさん、はじめまして。
星がとてもいい色で、素敵な写真ですね。写真を拝見して、おお、すげーと思っても、撮影はなかなか大変そうで自分で天体写真を撮りたいという思いにまではならないのですが、今後も楽しみに拝見させていただきます。
私はパノラマ写真をやっているのですが、天体写真で行われているノイズ低減方法に興味を持ちまして、ほんまかさんの、CCD冷却、ダーク減算、コンポジットの方法といった記事を拝見して、とても参考になりました。
星の撮影でどの程度うまくいくのかはわからないですし、イメージシフト方式ならソフトでの合成能力への依存度は低いかもしれませんが、パノラマ写真では、ptguiというソフトが人気があります。これを私も使っていて、photoshop CS3のマージ機能よりも優れていると思います。
投稿: hagitan | 2008年5月10日 (土) 11時39分
hagitanさん。はじめまして。お越しくださりありがとうございます。とてもすばらしいパノラマ写真をお撮りですね。対象は違いますが、似たようなことやってる仲間ですね。(笑)
パノラマ合成ソフトですが、私はすべてマニュアルでやってます。フォトショはタイル上の合成は苦手でまったく役にたちません。また結局修正が入るので、最初からマニュアルでやった方が早いので。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: ほんまか | 2008年5月10日 (土) 14時40分
いや~ これは凄いです。
星ナビ入選間違いなし 誌面で拝見するのが楽しみです。
前作のわし座付近のシャープなのも良かったですが、このディフュージョンを使った天の川は見ごたえがあります。
とてもよい遠征でしたね。
私もカメラレンズで撮影してみたくなりました。
自作冷却デジの方も、順風満帆で星ナビ入選まで果たしてしまったではないですか おめでとうございました。
投稿: genta | 2008年5月10日 (土) 22時42分
gentaさん。コメントありがとうございます。またお返事遅れてすみません。今週末はずーっと仕事でした。
星ナビ入選間違えなしですかぁ~。これは、天ガに送ろうと思います。(笑)
連休は結局この2枚だけでした。ほんとはもっと撮影したかったのですが。でもgentaさんのように成果なしの方もいるので贅沢はいえませんね。すみません。
冷却でデジも、あれよあれよと星ナビ入選までいってしまって自分でも信じられません。だいたい完成するとも思ってもいませんでしたからね。最初は。
それにしても冷却デジカメのあの滑らかな画像はほんと凄いですよね。
5月はもうこれで終わりですね。こんど月のある夜の星景写真にも挑戦して見たいですね。でも晴れたら毎週遠征も、それはそれで結構ハードかも知れませんね。適当に休みがあった方がいいかも知れません。
投稿: ほんまか | 2008年5月11日 (日) 21時35分
これは最優秀クラスですね。
アピールには別紙でA4用紙にびっしり書き込むなどしてみて下さい。
一つ不満なのは、これだけ緻密でシャープな画像なのに…こんな小さな掲載。
もうちょっと大きく見せて下さい。
この作品は、もっと大きく大きく拡大して鑑賞したいです。
長辺1500ピクセルなどでUPして頂けたら幸いです。
感想はその後、またさせて頂きたいと(笑)
いや、本当に凄い。
投稿: よっちゃん | 2008年5月11日 (日) 23時40分
よっちゃんさん。待ってました。(笑)
最優秀レベルですか? あはは。期待しないで精進します。まだまだです。リクエストに答えて大きい画像アップしました。
投稿: ほんまか | 2008年5月12日 (月) 00時59分
待っていて頂いてありがとうございます(笑)
大きな画像の掲載をありがとうございます。
こういった地上風景との組み合わせによる精細画像はほんまかさんならではで、特にこの作品はそのカラーが強いなと感じます。
その辺りを選者がどう捉えるかでしょうかね。
輝星のい表現はだいぶ改善されたようですね。
にじみ写真は、やはりデジタルでも再現可能なんですか。
そのうち私もLEEソフト1を試してみたいです。
画像処理をあまりしていないということを記述されていますが、こういった地上風景とからめる写真ってむしろその方が自然だと思います。稜線に近づくに従って明るさが増しコントラストがなだらかに落ちていく様子などは現実の風景そのままですね。天体写真というより風景写真です。
首を右斜め65℃傾けてこの作品を見ると、自分達の銀河系の存在がしっかり日本の山でも確認できるんだなということが伝わってきますね。
それにしても見所がいっぱいの作品、私もそろそろ一発どかんとこういったスケールの大きな作品を発表したいところです。
お互い今後も頑張りましょう!
投稿: よっちゃん | 2008年5月12日 (月) 01時11分
よっちゃんさん。コメント嬉しいです。これを見てよっちゃんさんが、大作をやる気になってくれたら一番嬉しいです。
ディフュージョンフィルターですが、星の肥大直径(視角度)は画角、焦点距離によらず一定です。ですから、焦点距離が伸びればそのまま拡大されます。この写真はAPS-C 17mm相当です。200mmレンズでのフィルター効果が知りたいなら、この写真を200mm画角相当にトリミングしてください。それがそのまま200mmレンズで撮った場合の星像になります。
そう考えると、超広角レンズ以外ではボテボテになると思います。このフィルターでも実用レベルは画角35mm程度までと思います。
今度プラナー100mm(APS-C 35mm程度)でもやってみますが、多分効果大きすぎると思います。
LEEソフト1は市場に出回ってる中で一番効果が薄いので、これ以上効果の弱いフィルターはもう自作する以外ありません。
投稿: ほんまか | 2008年5月12日 (月) 10時33分
うわ~素晴らしい天の川ですね。
フィルターの効果で星座がわかるのがいいですね。
2分x2というのも、地上の風景があまりながれないので普通に眺めた感覚に見えます。
ほんまかさんのコメントにもありますが、天の川付近の散光星雲はカメラレンズでは赤くならないんですよね。
というか私の処理では赤カブリしている天の川を乳白色にすると、散光星雲まで色がなくなってしまう感じなのです。
このあたりの処理は難しそうですね。
投稿: コーチ | 2008年5月13日 (火) 20時31分
コーチさん。コメントありがとうございます。
フィルターですが、この画角にはちょうどいいにじみ具合です。やっと理想のソフトフィルターが見つかりました。標準、望遠に関してはこのフィルターではだめですね。自作する方向で考えています。
天の川の色ですが、仰るとおり改造デジカメで撮ると赤カブリしますね。この作品ではしていませんが、私は、レベル調整で山を右半分に切り詰めて、ぼかしをかけたマスクを作り、銀塩写真と見比べながら色あわせをします。マスク処理するのは、背景と星のニュートラルを守るためです。
天の川の中の散光星雲は仰るとおり、色がなくなってしまいますが、トーンカーブの赤のハイライト部をちょっと持ち上げると元に戻りました。ただ、この作品ではしていません。この作品ではナチュラル感を大切にしたいので、うっすら赤くなっていればいいと思います。
最近の私の感心ごとですが、打倒エクタクロームですね。あの赤の写りを、どうしてもデジタルでやってみたいです。
投稿: ほんまか | 2008年5月13日 (火) 21時09分