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2008年7月21日 (月)

スイッチング電源の製作 その2

続きです。

まずは部品リスト

  • 1/4W金属皮膜抵抗 1KΩ [MF1/4CC1001F]  KOA  21円
  • 1/4W金属皮膜抵抗 5.1KΩ [MF1/4CC5101F]  KOA 21円
  • 降圧型電源レギュレータ [LM2596T-ADJ] ナショナルセミコンダクター 777円
  • ショットキーバリアダイオード [31DQ03L] 日本インター 126円
  • SNコイル [SN8S-300] NECトーキン 157円
  • 電解コンデンサ 1000μF 35V あまりもの
  • 電解コンデンサ 330μF 25V あまりもの
  • 追加抵抗 330Ω あまりもの
  • 基板 あまりもの

部品は、あまりもの以外は全てマルツパーツで購入しました。1000円ちょっとでできてしまいます。

抵抗は普通の抵抗でも良いですが、誤差の小さい金属皮膜抵抗にすると良いです。青い色の抵抗です。ショットキーダイオードは、前回、回路図に示したものがなかったので、耐圧、耐電流が高い上記のものにしました。何でも良いと思います。電解コンデンサは、耐圧の高いものにするようにデータシートに書かれています。

Photo1551

部品はたったこれだけ。

製作上の注意

●レギュレータの端子は基板の穴のピッチと違うので、カットして、抵抗のリードの切れ端などで付け足します。あるいは、ラジペンで伸ばして、間隔を少し広げてやっても良いでしょう。同様にダイオードのリードも太く基板の穴に入らないので切って、リードをつけます。

Photo1552

●回路図の太い線の部分は、配線を短く太くします。あまり神経質になる必要はありませんが、なるべく部品を密集させるようにすれば、配線も自然と短くなります。

Photo1553

●GNDラインは線でつなげるというより、面でつなげます。あまったリード線を敷き詰めて、はんだをこってり流し込みました。(ちょっと汚い)

Photo1554

完成

ちっちゃいので、コントローラの空いたスペースに入りました。秋月のキットだと大きいのでこうはいきません。

Photo1555

レギュレータはケースに固定します。ケースに固定しない場合は放熱器が必要ですが、スイッチング電源なのでそれほど熱くなりません。

連続撮影試験をしましたが何の問題も発生しませんでした。これで完成です。スイッチング電源に変えて消費電流がだいぶ減りましたので、これでバッテリーも長持ちです。

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コメント

私も、簡単な秋月のキットを使っているのですが、この回路も前からやってみたいと思っていました。

とてもコンパクトですね。それにしても足の間隔どうにかして欲しいですよね。私もいつも継げ足し方式です。私の場合絶縁シートを使ってアルミケースそのものを冷却板として使っているのですが、夏にはあっちっちになってしまいます。

作るのは好きなんですが、ただ老眼が進んで辛くなってきました(笑)

投稿: genta | 2008年7月21日 (月) 23時44分

gentaさん、こんばんは。

この回路はお勧めです。発熱も少ないですしね。
実は私も、これ作っている時、最近、近いものに焦点合わせるのが辛くなってきたなぁ。と思いました。

この回路なかなか良いので、パターン基板おこして見ようかな、なんて思っています。

投稿: ほんまか | 2008年7月21日 (月) 23時56分

是非ともパターン基板作ってください。

自作冷却をやろうと思っているので、PWM制御のもお願いしたいです。
ほんまかさんのを参考に、ぽんこつ星空日記さんに作って貰いましたが、私の分を頼み忘れました。
みんな冷やし始めたので、これから、需要が多くなりそうですよ。

投稿: genta | 2008年7月22日 (火) 01時01分

基板作成か、どうしようかなぁ~。

投稿: ほんまか | 2008年7月22日 (火) 18時17分

おおっと、頼んでおいてコメントが遅くなってしまいました。すみません。
豊富な写真で分かりやすい解説をありがとうございます。これは私にも出来そう!
でもyamatomoさんにこれを作っていただいちゃいました(^^ヾ軟弱物です。
GENTAさんも冷却!
凄く楽しみですね!

投稿: T-Fix | 2008年7月25日 (金) 23時29分

t_fixさん。こんばんは。
作って頂ける人がいるなら、甘えちゃうのも良いですよ。人間、得意不得意があるもんです。

投稿: ほんまか | 2008年7月25日 (金) 23時54分

ほんまかさんこんにちは。
記事を参考にしてヒーターとカメラの定電圧回路を作りました。ブログで引用元として使用してよろしいでしょうか?
お手数ですがお返事をお願いします。

投稿: 103aE式 | 2015年3月30日 (月) 11時19分

103aE式さん、はじめまして。
どうぞどうぞ、引用してください。

投稿: ほんまか | 2015年3月30日 (月) 13時42分

ほんまかさんこんにちは。
承諾ありがとうございます。
この世界に二十数年ぶりに戻ってきました。
デジタル化で画像処理がさっぱりわかりません。
ほんまかさんのブログで勉強する所存です。
今後ともよろしくお願い致します。

投稿: 103aE式 | 2015年3月30日 (月) 19時27分

103aE式さん、
こちらこそ、よろしくお願いします。
私も出戻り組みで、最初は何も分かりませんでした。

投稿: ほんまか | 2015年3月31日 (火) 07時16分

ほんまかさんこんにちは
初めてお便りしますが、ブログは以前から拝見しており、冷却カメラ製作はワクワクしながら見させていただきました。
私も50年来の天文ファンで、小学校の時のKOLキットの8㎝屈折(月のふちが真っ青でした。)、高橋D型(今も見えます。)等を経て、デジタル撮影(一眼のみですが)、60歳過ぎてからは遠征もままならず、もっぱら庭で赤道儀の自動導入の調整や、眼視で惑星や月を楽しむこの頃です。
さて、愛機の中にC11があるのですが、満足に見えたことがありません。光軸の調整がどうやってもうまくいきません。
カメラをプレビューにしてヘクスキーを使って合わせるのに限界を感じ、電動で光軸調整ネジを回せないかと思いまして、模型用のギアボックスを3個使い、コントローラーに正逆スイッチを3個配しやってみました。
自己判断ですが、眼視で見ながら、3個のスイッチをいじってみましたら、木星の模様が「今までに見たことがないくらいきれいに見えたポイント」がありました。
ただ、ここからが本題です。スイッチをいじり光軸ネジを回すと木星は視野からズレてしまいます。当たり前です。
それで、電子回路に精通しておられるほんまかさんなら、光軸調整ネジの回転と赤道儀の動きをフィックスさせられるのではないかと思った次第です。
可能でしょうか。世の天文ファン、いやシュミカセ愛好家の多くが、光軸調整で悩んでいるのではないかと思い。もしかして、新しいツールができるかも・・・なんて思います。もしよろしければメールでやりとりさせていただけませんか。よろしくお願いします。

投稿: ゴーちゃん | 2019年9月 5日 (木) 15時48分

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