検定画像の処理過程公開
せっかくなので、画像処理過程を大公開! ほんとは恥ずかしくてやりたくないのだが。。。
マスク処理を躊躇されてる方、これを見て「そろそろやってみようか」なんて思っていただければ。
ほんとは全過程を公開したいのだが、それは無理。あまりにもレイヤーがたくさんありすぎて。。最初のワンステップのみです。でも今見るとこの最初の段階の画像が自然でいい感じ。この後、シャープだ、ダスト&スクラッチだの下手糞なくせにやってしまったため、ちょっとおかしくなってしまった。
それじゃ、スタート。
まず、レイヤーの説明。レイヤーは下から効果が表れるので、下から見ていく。最初の3レイヤーは、星雲の青い部分の強調レイヤー。これを一番最初にもってくることによって、赤と青のバランスを整えます。
次の3レイヤーは星雲全体の強調レイヤー。以上6つのレイヤーをグループにして、グループ全体に星マスクをかけています。残りの2つのレイヤーは最後の微調整です。
これ以外に効果を見るための強調レイヤーがありますが、ここではカットしています。次はマスクの説明。
星雲の青い部分を選択するマスクです。色域指定、レベル調整、ぼかしを組み合わせて作りました。
これは星雲全体を選択するマスク。レベル調整、ぼかしで作りました。
最後は星マスク。星マスクの作り方は良く分からないのですが、私は最近、フィルターの輪郭抽出、ぼかしで作っています。星野写真の場合はこれが一番うまくいっています。
まずは元画像です。ほんと淡いですね~。
順番が逆になってしまいましたが、星雲全体の強調処理です。星野写真ではここまでトーンカーブを持ち上げることはありません。こんなにしてしまっていいのでしょうか。そんな不安になる処理です。ポイントは青丸の部分です。この部分に星雲が出ないとこの作品は寂しいので、ここに星雲がほんの少し出る、ぎりぎりのところまで強調します。
トーンカーブだけの強調では物足りないので、彩度を上げます。さらにカラーバランスを調整。
上の処理と順番が逆ですが、星雲の青い部分の強調。ほんのちょっと持ち上げてやります。
さらに彩度アップ。ポイントは青丸の部分。ここが一番輝度が高いのですが、ここがつぶれてしまうと、みっともなくなります。ここがつぶれないギリギリのところまで強調します。
そして、星雲部分がG不足になるので、少しオーバー気味にカラーバランスでGを強調。(ヒストグラム見るとGオーバーがわかります) この崩れは最終段階で調整することにします。とにかく今は星雲中心に処理します。
最後に各マスクのマスク加工を行います。マスク処理の肝はこのマスク加工だと思います。上の例は星マスクの加工ですが、悪い例です。マスクが悪いと、上の矢印のように星雲と星が重なった部分で、星の周りにくぼみができてしまいます。このくぼみが出ないように、マスクを加工します。レベル調整やぼかし、シャープ、ありとあらゆる手段を使って調整します。
こんな感じです。参考になりました?
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