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2009年1月28日 (水)

かんたん人工衛星消し講座

いゃ~、オリオンあたりを通る人工衛星の数は半端じゃないですね~。ひっきりなしに通過します。困ったもんです。

そこで、自称「人工衛星消しの達人」ほんまかが、簡単な人工衛星消し方法を伝授しま~す。やっぱりCS系限定ね。それと、フォトショップでのコンポジットが前提です。

フォトショップによるコンポジットは「デジタル星野写真入門」で紹介しました。まず、2枚の画像をレイヤーで重ねます。衛星が写っている方を上にします。そして不透明度を50%にします。位置を合わせた後、

Esamp1_2

上のレイヤーにレイヤーマスクを作ります。そして、描画色を真っ黒にしてください。R:G:B=0:0:0

Esamp2

次にブラシツールを選択し、大きさを数~数十ピクセル、硬さ=0にします。

Esamp3

レイヤーマスクが選択状態にあることを確認し、ブラシツールで人工衛星をなぞります。

Esamp4

あら、不思議、見る見る消えていきます。

Esamp5

完成!

ちなみにこのときのマスク画面はこれ、

Esamp6

注意1 マスクの部分は加算平均されません。ですから、ブラシツールはなるべく小さくしてください。

注意2 2つの画像のレベル(輝度や色)が合っていないと、あとで強調処理したときにブラシの跡が見えます。2つの画像のレベルをなるべく合わせてから行います。一番上に調整レイヤーを作り、コントラストや彩度を上げておくと、わかりやすいです。

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2009年1月27日 (火)

かんたんモザイク講座

この冬モザイクに挑戦したいという方、だけど何度やってもつなぎ目がうまく行かないという方、フォトマージはうまく行くときはいいが、フォトマージでもつながらないという方、でもなんとかモザイクやりたいという方に、ていうか、そんなT_Fixさんに。(笑)

自称「モザイクの達人」ほんまかが誰でもできる簡単モザイク方法を伝授しま~す。でもフォトショCS系限定ね。

お題はこれ、あえて難しい画像を選びました。

Reidai1

まずは、フォトマージでレイヤーだけ作ってもらいましょう。下のようにパラメータを設定してね。

Reidai2

これが最初の状態です。フラット補正がいい加減だから全然合っていませんね。大丈夫、こんなんでも簡単につながりますよ。

Reidai3

まずは、位置あわせ。(編集)→(変形)→(回転)で位置を合わせます。(追記、移動する画像の不透明度を50%にしてください)

Reidai4

あまりにも二つの画像が違い過ぎますので、簡単に調整します。下の画像の馬頭あたりが明るいのと、左側が赤が強く暗いので、グラデーションマスクで調整します。適当でいいです。フラットがばっちり決まっていれば、こんな調整も不要です。(上の画像を修正する場合は調整レイヤーでクリッピングマスクを作成をチェックします)

Reidai5

だいぶ良くなりました。次に重なり部分の真ん中を通るように、くねくね範囲選択します。

Reidai6

次に、(レイヤー)→(レイヤーマスク)→(選択範囲以外をマスク)ですね。

Reidai7

お~、なんとなくつながってきましたね。次にこのマスクを選択して階調を反転してください。(重なり部分が良く分かるようにマスクを反転させました。実際は不要です。)

Reidai8

重なり部分をはみ出さないように四角で範囲選択してください。

Reidai9

分かりやすいように、マスク画面を表示させます。(実際は不要)

そして、ここからが味噌です。境界部分をぼかします。

Reidai10

そして、マスクをもう一回、反転すれば出来上がり。

Reidai11

つなぎ目わかりませんね~。

(反省。。。馬頭付近は上の画像の方を明るくするべきだった。。。真ん中が落ち込んでしまった。まぁ、いっか)

後は、それぞれの画像にレイヤーかまして色合いとか明るさとか調整しましょう。元画像はそのままですから、何度でもやり直し可能です。

注意1

この方法は、重なり部分の星があまりにもずれているとできません。その場合はぼかし量を少なくするとか、部分的にぼかすとか工夫しましょう。私の場合はイメージシフト方式なので、重なり部分が完全に一致します。ですから重なり部分を完全にぼかしています。重なり部分は加算平均されるのでS/N比も向上します。

注意2

モザイクはつなぎ目が分からなければ良いというものではありません。あくまでも全体のバランスが重要です。画像を小さくしたり、遠くから見ると全体のバランスが良く分かります。おかしい場合は調整レイヤーで補正しましょう。

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2009年1月25日 (日)

速攻処理

ピンボケでやる気がないのですが、とりあえず、最初の8枚でコンポジットして、エレメンツで速攻処理しました。

Photo239

Hasselblad CF Sonnar スーパーアクロマート 250mmF5.6開放

EOS 5D ISO3200 3min×8コマコンポ LPS-P2

どうでしょう。まぁまぁじゃないですか。

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八千穂遠征の成果は

土曜の夜に遠征してきました。いつも5時まで仕事で出発が7時ごろなんですが、この時期、夜半には冬の星座は傾くのでいつもの伊豆ではなく、割りと近い八千穂高原にしました。

ところが着いてみるといつもの場所はすべて雪で埋まってる。。。で、道脇のチェーン装着場で広いところを見つけたのでそこに決めました。南側が道路と反対なので、車のライトの影響はなく、なかなかいい場所です。標高は1,000mほど。写真は翌朝の写真です。

Photo2380

セッティングが終了すると、既に冬の星座たちは南中を過ぎている。大急ぎでオリオンに向け、ピント合わせ。

Photo2381

Hasselblad CF Sonnar 250mmF5.6開放

EOS 5D ISO3200 3min

フローライトレンズはやっぱシャープですね~。外気温マイナス7℃。ISO3200でも全然大丈夫です。

早速、今日の本命、モンキーとくらげを撮りました。

Photo2382

一枚目はなかなかいい感じ。16枚コンポの予定で。。。16枚目の画像がこれ、

Photo2383

うん??? ピンボケです。ピンボケと気づかないまま、次はバラ星雲の撮影。

Photo2384

完全なピンボケ。最初のオリオンの画像と比べるとシャープさが全然ありません。

やってしまいました。レンズが外気温になじんでない状態でピント合わせをしてしまいました。おおぼけ、ほんまか。

「デジタル星野写真入門」でレンズを熱平衡の状態にさせておいてからピント合わせをするように言っておきながら、最後に、ピントくらいちゃんと合わせろと言っておきながら、、、やってしまいました。

昨晩はあせっていたので。。。いいわけ。。。

モンキーは最初の何枚かは使えるでしょう、それでなんとか仕上げます。バラはだめだな。

翌朝、近くの臼田スタードームに見学に行きました。アポなしでしたが、快く見せていただきました。

Photo2385

わざわざドームを空けてくれました。

Photo2386

三鷹光器の60cmです。でかいですね。今度は夜に行って、星みてみたいですね。弩迫力だろうなぁ。

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2009年1月21日 (水)

「デジタル星野写真入門25」まとめ

え~、長らく続けてきた「デジタル星野写真入門」ですが、ここでお開きにしたいと思います。え~、というかもう、疲れた。。。

24回にわたって、長々書きましたが、いいたいことは唯一つです。

「基本を大切にしよう」

です。もっと分かりやすく言えば、、、

「階調とかダイナミックレンジとか、ノイズとか、難しい話しはいいから、せめて、構図とピントぐらいはちゃんと合わせなさい!」

身にしみますね~、最後にもくじを書いておきます。それでは、おぇ。

[デジタル星写真入門]もくじ

●機材編

1 スタート
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-0299.html

2 赤道儀買おうよ
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-ed90.html

3 他に何が必要なの
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-f06f.html

4 ソフトも揃えなきゃ
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-7882.html

5 購入シミュレーション
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-1a2b.html

●撮影編

6 撮影計画を立てよう
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-b223.html

7 カメラ、レンズの設定
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-b3d1.html

8 ピント合わせだよ
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-6c37.html

9 撮影に行こう
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-8f6a.html

●画像処理編

10 作例画像紹介
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-eb4f.html

11 ダーク減算ってなんだ
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-a63b.html

12 コンポジットしよう
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-cf0c.html

13 階調とヒストグラムだよ
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-e3ba.html

14 レベル調整の真実
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-37c4.html

15 夏の天の川の処理
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-0cdd.html

16 夏の天の川の処理2
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-c70b.html

17 はくちょう座付近の処理
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/17-febe.html

18 はくちょう座付近の処理その2
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/17-5f9e.html

19 はくちょう座付近の処理その3
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-228b.html

20 美しい星野写真の法則
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/20-02cd.html

21 青ハロについて
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/21-e2f4.html

●応用編

22 複雑なカブリ処理
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/22-bf4a.html

23 赤い星雲の強調
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/23-0bed.html

24 ソフトフィルターを使おう
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/24-2a80.html

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2009年1月20日 (火)

「デジタル星野写真入門24」ソフトフィルターを使おう

久々の「星野入門」です。今日が本編最後になります。次回はまとめ。

今日はソフトフィルターについてお話しします。

デジタルは解像度が高いのは良いのですが、どうも星が唯の点になってしまい、つまらないです。特に輝星が唯の点になってしまうのは、許せないですし、星座の形もはっきりしません。

それで、お勧めなのがソフトフィルターです。星を滲ませてくれる拡散系のフィルターです。お勧めなのがケンコーのソフトンAです。普通の丸いフィルターで扱いやすいです。

Photo2371

ここで注意しなければならないことがあります。ソフトフィルターの効果は焦点距離が長くなると大きくなります。

(正確にいうと、拡散量は焦点距離に依存しなく一定です。しかし、焦点距離が長くなると拡大効果があるので、相対的に効果が大きくなります。)

すなわち、広角レンズでちょうど良いからと言って、標準レンズでちょうど良い訳ではありません。これは、焦点距離に応じてソフトフィルターを使い分けなければならないことを意味します。

最初に紹介したソフトンは、超広角向きで、好みの問題もありますが、広角レンズでさえ、効果が大きいと思います。もう少し、効果の小さいソフトフィルターとして、コッキンのデフューザーライトがあります。

Photo2372

板状のフィルターです。扱いが難しい。アダプターリングを介して専用のホルダーがあるのですが、熱の伝導性が悪く結露に悩まされました。そこで、考えたのがアダプターリングに洗濯ばさみで直付け。

Photo2373

実際これで一年くらいやっていたからすごい。作例を一つ出しておきます。

Photo2374

まだ効果が大きいですね。これはこれでいいのですが、微光星まで潤んでいます。解像感がありません。実はこの写真、4枚モザイクなのですが、まったくモザイク写真の解像感がありません。そこで、フィルター「あり」の写真と「なし」の写真を撮って合成するという方法があります。しばらく、私はこの方法にはまりました。作例はこれ。

Photo2375

もうちょっと効果の弱いソフトフィルターとして、LEEのソフト1があります。

Photo2376

これも板状ですが、ペラペラなので、丸く切ってプロテクトフィルターに貼り付ける手があります。

Photo2377

このフィルターは極めて効果が弱く、広角レンズではちょうど良いと思います。作例はこれ、

Photo2378

見事に輝星だけ潤んでいます。

ただ、これも広角レンズまでで、標準画角になると、好みの問題もありますが、やはり効果が大きいと思います。標準画角でちょうど良いソフトフィルターは、もう市販品ではないです。ですから作るしかありません。

Photo2379

プロテクトフィルターにクリアラッカーを拭きつけて作りました。作例はこれ。

Photo23710

ソフトフィルター、そんな高価なものではありませんので、いろいろ買ってあれこれ試してみるのが良いと思います。

次回は最終回、まとめです。

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2009年1月19日 (月)

アングルファインダー取り付けの改良

ほんまか愛用のスカイキャンサー

Photo2361

アングルファインダーの取り付けがあまりにもいい加減なので改良してみた。

でもね。3年以上、使っていますが、今まで一度もポロって落ちちゃったことはないですよ。

それでも、実視界がケラレルのは良くない。そこで、

Photo2362

やすりで穴を広げて、

Photo2363

ハンマーでぶち込んで、

Photo2364

裏から、エポキシ系接着剤を流し込んだぁ。

う~ん、やっぱり、いい加減。。。

でも、アイレリーフが短くなって実視界が広がった。接着剤も強力なので、これで安心ですね。

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スカイキャンサーの改造その2

またまた、スカイキャンサーについてご質問がありましたので、お答えします。まずは、アングルファインダー。

Photo2351

ばらすと。。。

Photo2352

極望キャップに、DR-4付属の接続リングをつけてます。どうやって、つけてるか。

Photo2353

穴を開けて差し込んだだけ。。。すみません、いいかげんで。これで不都合はないです。

穴は、ドリルで小さい穴を開けたあと、リーマーで広げました。

極望の接眼レンズと、アングルファインダーの間隔がちょっと間が開いたため、多少ケラレて、実視界が狭くなりましたが、別に問題ないレベルです。

次は明視野照明装置。

Photo2354

分解すると。。。

Photo2355

黒い筒を差し込んだだけ。赤いのはキンチョールのキャップ。

Photo2356

この黒い筒は。。。

Photo2357

この掃除機付属のノズルをカットしました。。。

またまたいいかげんですみません。

以上。

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2009年1月16日 (金)

「デジタル星野写真入門23」赤い星雲の強調

今日のお題はこれ

Red1

カブリ補正など、下処理はだいたい終わっています。あと、星マスク作って、微光星を強調すればオーケーかな。私はそれで十分と思いますが、でも、もうちょっと赤い星雲を強調してみたいと思うのが天文屋の常。

そこで、まず、レイヤーを複製。いつもこのパターンです。

Red2

赤チャンネルだけ取り出します。前回の説明わかっていれば簡単ですね。そう、レベル補正で緑、青のチャンネルをつぶせばよいのです。

Red3

微光星を消すために、(フィルター)→(その他)→(明るさの最小値)を起動し、「半径」を1ピクセルにします。

Red4

微光星が消えましたね~。

次に、レイヤーの合成方法を「比較明」にします。下の赤丸の部分です。そして赤チャンネルの画像に対して、「明るさ・コントラスト」を調整して赤い星雲を強調して見ましょう。

Red5

ヒストグラムを見ながら、山の形が不自然にならないようにするのがコツです。

シリウスなど輝星の周りのハロが赤くなってしまいました。このような場合は、赤チャネルの画像の輝星の周りを選択し、色の置き換えコマンドど明度を低くすればオーケーです。

Red6

これでおしまい。応用として赤チャンネルの画像に「ぼかし」や「シャープ」をかけてみるのもいいです。お好きなようにどうぞ。

次回はソフトフィルターを使おうです。

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2009年1月15日 (木)

「デジタル星野写真入門22」複雑なカブリ処理

今日からこの「入門」も応用編です。

最初のお題は複雑なカブリ処理です。一方向の単純なカブリは、調整レイヤー+グラデーションマスクで除去できることは以前お話しましたね。今回はこれ、

Kaburi1

カブリの様子が分かるように「明るさ・コントラスト」の調整レイヤーを作ってみます。

Kaburi2

カブリというよりは周辺減光が補正しきれていないです。でもこの緑色のふわぁ~としたやつ、いやなんですね。緑色って、天体写真ではほんと目に付くのです。今回はこの緑色を緩和する処理です。そこで、まずレイヤーを複製します。

Kaburi3 

次に複製したレイヤーの彩度を最大に上げてみます。

Kaburi4

緑成分だけを取り出すために、「レベル補正」で、青チャンネルを選択し、一番左のスライダーを右にめいいっぱい寄せます。

Kaburi5

同様に赤チャネルもスライダーを右に寄せて、赤成分をなくします。

Kaburi6

残った緑以外の部分は、(画質調整)→(カラー)→(色の置き換え)を使って、明度を下げ、消していきます。星雲の部分などは範囲指定して塗りつぶしなどで消していきます。完成画像がこれ。

Kaburi7

これをコピーして、新規調整レイヤーの「レベル補正」を作り、マスク画面にペーストします。

Kaburi8

後は、レベル補正の調整レイヤーで、緑のレベルを落とせば完成です。(背景のコピーレイヤーはもう不要なので非表示にします。)

Kaburi9

いやな緑色がなくなりました。

次回は赤い星雲の強調方法です。

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2009年1月14日 (水)

スカイキャンサーの改造

スカイキャンサーにどうやって、パノラマ雲台つけてるのか、ご質問がありましたのでお答えします。

まず、赤緯部分を外します。そうすると出っ張りがあります。K-ASTECに分解写真があります。

http://homepage2.nifty.com/astec/h40_oh_1024.htm

出っ張り部分を金ノコで切り取ります。3日くらいかけて少しずつやりました。切り口はヤスリで綺麗にします。

Photo2331

次にボルトを用意します。幅広のワッシャとスプリングワッシャを通し、

Photo2332

極望の口から入れます。

Photo2333

さらに、すべり止めのゴムシートとスペーサーを入れます。このゴムシートはスカイキャンサーの鏡筒台座から流用しました。

Photo2334

そして、パノラマ雲台をくるくる回してねじ込めば完成です。

Photo2335

ボルトが空回りしないようにペンチで抑えながら、雲台を回しこみます。力いっぱい、きつく締め付けないと、後で緩んでしまいます。

以上。

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2009年1月13日 (火)

「デジタル星野写真入門21」青ハロについて

お待たせしました。長いことお休みしていた「星野写真入門」再開します。まだまだ続きますよ。

今日のお題はこれ。

Photo2321

青ハロです。

恒星の周りにできる青いわっかです。これはレンズの色収差といって、青い光と他の色の光との屈折率の違いによるものです。簡単に言ってしまえば、「青だけピンボケ」

これが良いという人もいますが、一般的には嫌われものです。ですから、何らかの方法で青ハロを除去するか、あるいは軽減する策を講じなければなりません。

1 高価なレンズを買う

 色収差は、一般にレンズの焦点距離が長いほど目立ちます。ですから、カメラメーカやレンズメーカは望遠レンズほど色収差に対して、いろいろ対策をしていて、特殊なガラス(EDレンズとか、SDレンズ)を使用して色収差を小さくしています。これらのレンズは普通のレンズより高いです。

 ただ、どんな高価なレンズを買っても多少は色収差はあります。色収差は屈折光学系の宿命みたいなものです。なお、最近のデジタル専用レンズは広角系でもEDレンズなどを使用しているようです。デジタルは色収差に対して敏感なため、広角レンズでも普通に使われるようになりました。

2 絞る

 青ハロは絞れば軽減されます。私の経験では、どんなレンズでもF5.6まで絞れば、画像処理で目立たなくなるレベルまで軽減できます。

 結論から言えば、絞るのが一番いいと思います。絞れば、周辺減光も減るし、星もシャープに写るし、どんどん絞りましょう。

3 フィルターを使う

 紫外線をカットするフィルターを使えば、多少軽減できます。ただ、それほど効果は大きくありません。一番有名なのはケンコーのL41フィルターです。これは波長410nm以下の紫外線をカットします。カラーバランスは崩れませんのでプロテクターフィルターの代わりにつけておいて良いと思います。

 このL41フィルターにさらに、光害カットフィルターのアイダスLPS-P2を重ねると、さらに青ハロが軽減されます。これはびっくりの相乗効果です。ただ、LPS-P2は干渉フィルターで光の入射角で効果が変わるため、広角レンズで使うと色ムラが出ます。200mm以上の望遠レンズでない限りあまりお勧めできません。

4 画像処理で消す

 それほど酷い青ハロでなければ画像処理で目立たなくすることができます。いろんな方法がありますが、簡単なのはフォトショップエレメンツの(フィルター)→(ノイズ)→(ノイズを低減)を使うことです。

Photo2322

5 本当は画像処理に問題がある

 最初の青ハロの写真ですが、これはまだ私が初心者のころの写真です。青ハロが盛大に出ていますね。これを見て、「なんだこのレンズは馬鹿レンズ」と言ってはレンズが可哀想です。

 実は私が悪いのです。まず、ピントが合ってません。それから、画像全体に強調処理をしてしまっています。ノイズも酷いでしょ。

 画像全体に強調処理をしてしまえば、青ハロや、ノイズまで強調されるのは当たり前の話しです。

 前回までの画像処理講座で話したとおり、ヒストグラムの右側だけ強調するような処理をすれば、このように酷くはなりません。それから星を強調したければ、星マスクを使って星だけ強調処理すればいいのです。それなのに、画像全体に対して、コントラストを上げてしまうのでこのようなことになってしまいます。

 昔の私もそうですが、私たちはすぐ、機材のせいにしてしまいがちです。青ハロが大きいのはレンズのせい、ノイズが多いのはカメラのせい。でも星野写真なんて、星雲写真と違ってそれほど強力な強調処理をするわけではないので、青ハロやノイズなんて大した問題じゃないんですよ。

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2009年1月 9日 (金)

オリオン座中心部完成だよん

今年は中望遠星野写真を極めようと思う。

Photo230_2

Hasselblad CF Sonnar スーパーアクロマート 250mmF5.6->F5.6

EOS 5D ISO3200 3min×32コンポ×2モザイク

ノータッチだから、3分露出が限界なのでISO3200で32枚コンポしました。がしかし、合計64枚の処理はさすがに疲れる。。。早くマーク2買っと。

マーク2でISO12800とかだと1分露出でも良いから、もっと焦点距離の長いレンズでも対応できそう。ついにポタ赤で本格的な星雲星団写真が撮れる時代になったか。

今回、生まれて初めてフラット補正しました。といっても、フラット撮影するの面倒なので、元画像からフラット作りました。けっこういけてます。元画像からなので、カブリも綺麗さっぱりとってくれました。でもぼかしが入っているので、ゴミやミラーケラレはとれません。

それと、今まではコンポジットしてから強調処理していましたが、これだと、階調が飛び飛びになると思ったので、コンポジットと強調処理を交互に繰り返しながら、コンポジットを重ねていきました。効果の方はどうなんでしょう。従来方法をやっていないので比較はできませんが。

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2009年1月 5日 (月)

「天文ガイド2月号」最優秀賞受賞

何を間違ったか、私の「ぎょしゃ座」が「天文ガイド2月号」の最優秀賞に選ばれました。\(^ ^)/

Photo2281

なんで最優秀に選ばれたか、ほんとに分からないのですが、とは言え、もらえるものはありがたく頂きます。ありがとう「天文ガイド」さん。私ね、子供のころから一等賞って獲った事ないんですよ。この歳になってもらえるとは。

いちおう、この作品のポイントを書いておくと。

星雲のように表現された天の川です。入り組んだ暗黒帯がよく分かるでしょ。あと、ソフトフィルター使用で輝星がよく表現できて星座の形がよく分かります。

選者さんが「星座写真」と表現してくれたのは嬉しかった。星野写真というと、星景写真や、望遠レンズによる星雲写真まで含まれることがあるけど、私の目指すところはまさに「星座写真」なんです。なぜならこの画角はデジタルのほんと不向きな画角なんです。

しかし、一度最優秀とっちゃうと、もう下手な作品は送れないなぁ~、さらに磨きをかけないと。今度は間違えや運ではなく実力で最優秀とれるように頑張ります。

t_fixさん、gentaさん、次はあなた達の番ですよ。待ってます。

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2009年1月 4日 (日)

初遠征

2日の夜に伊豆に初遠征してきました。

去年の曇り続きとは、うって変わって晴天が続いております。

8時ごろ到着して、まだ月が出ていたので月の写真撮りました。

Photo2272

ゼニスター66SD+XW14+リコーGX100 スカイキャンサー赤道儀

う~ん、月の撮影いいですね~。しばらくはまりそうです。

月が沈んでからは、中望遠レンズでオリオン座中心部を狙いました。前回のバラ星雲では5分露出で星が流れたので、今回はISO3200 3分露出としました。

Photo2271

Hasselblad Sonnar CF 250mmF5.6 スーパーアクロマート 開放

EOS 5D ISO3200 3min 2枚モザイク

ISO3200でノイズを心配しましたが、露出時間も減るので、ISO1600の倍の露出時間と比べてそうノイズが多いとも思えません。私的には全然OKです。それに、それぞれ32枚、合計64枚撮ってきましたので、ノイズの心配は要らないでしょう。完成が楽しみです。

明日(5日)はいよいよ「天文ガイド」の発売日です。こちらも楽しみ。

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2009年1月 1日 (木)

ごまかし処理

流れた星をごまかす処理をほどこしてみました。A4プリントでも耐えられるレベルになった。

Photo2263

ピクセル等倍。

Photo2262 

正月からごまかし処理してるようじゃ駄目だな。

明日、伊豆へ行ってちゃんとした写真撮ってきます。

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画像処理初め

去年の暮れに撮ったバラ星雲~コーン星雲です。良く撮れているように見えますが、星流れてます。完全なボツですが、暇なのでエレメンツで簡単に処理しました。

Photo224

Hasselblad スーパーアクロマート Sonnar CF 250mmF5.6->F5.6

EOS 5D ISO1600 5min×16

A4プリントすると雨が降ったような写真になります。(泣)

Photo225

どうやら私の赤道儀はノータッチでは3分が限界のようです。

今度、ISO3200、3分×64枚で撮ってみよう。

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