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2009年9月16日 (水)

天文屋のための木工入門 塗装編

それでは塗装です。一般に、木材の塗装は以下の3通りがあるようです。

1 ペンキ 耐久性はあるが木目が消えてしまう。

2 着色ニス 簡単だがムラができやすい。

3 着色剤+無色ニス 面倒だが、ムラができにくく、濃度コントロールがしやすい。

今回は3の方法を使いました。それぞれ水性と油性がありますが、三脚は屋外で使うのでもちろん油性ニスを使います。着色剤はニスで守られるので扱いやすい水性にしました。

また、水性のものは水で、油性のものは薄め液で濃度コントロールできます。

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まずはステイン(着色剤)で着色します。今回は濃くしたいので、薄めないでそのまま塗ります。

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ハケで塗りましたが、雑巾などですり込んでもいいです。

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乾くと色があせますので、もう一回塗りこみます。(2度塗り)

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一晩乾かした後にニス塗りをしますが、その前に#240番の紙やすりで磨きます。(番号が大きいほど目が細かい)

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いよいよニス塗りです。最初は、塗りやすいように薄め液で適当に薄めてから塗ります。

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一晩乾かしてから、今度はまた#240番の紙やすりで磨きます。

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2度塗り後、3時間くらい乾かして、3度塗り。かなりツヤが出てきました。

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さらにツヤを出すため、今度は#800番の紙やすりで磨きます。

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4度塗り後、一晩乾かします。

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最終仕上げで#1200番の紙やすりで簡単に磨いて終了です。

ニス塗りの注意点

●手際よくさっさと塗る。ニスをたらさない。半乾きの状態で二度塗りは絶対にしない。

●ハケは一番高いものを使う。(安物使うと大変なことになります)

次回は、台座部と三脚開き止めの製作です。

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