R64フィルターを使用したデジタル星野写真その3
今日はいよいよ画像処理編、2回に分けて行います。最初はL画像の作成です。前提条件として、現像とノーフィルター、R64フィルター、それぞれのコンポジットは終わっているものとします。
まず最初にノーフィルター画像とR64画像をモノクロにしてコンポジットしますが、前回云ったようにピントを再調整すると合いません。その辺のことを中心にお話しします。
使用するソフトはだれもが持ってるフォトショップエレメンツです。
1 ノーフィルター画像を開きます。
2(イメージ)→(モード)→(グレースケール)してください。また16bit画像なら、(イメージ)→(モード)→(8bit/チャンネル)します。
3 R64画像を開いて、すべてを選択してコピーします。
4そして、ノーフィルター画像に貼り付けます。(ペースト)
5上の画像の不透明度を50%にします。
6 位置合わせをします。まず画像の左上を合わせます。画像をピクセル等倍表示にして、左上を見ます。(イメージ)→(回転)→(レイヤーを自由に回転)をします。赤丸の部分の「基準点の位置」を左上にします。
あとは、矢印キーで位置合わせをしてください。位置が確定したらリターンキーです。
7 次に画像の右下部分を表示してください。これだけずれています。R64画像の方が大きくなるはずです。
8 そこで、縮小するために、(イメージ)→(変形)→(自由変形)を選択します。そして「基準位置」を左上にします。(あるいはレイヤーを自由に回転の状態から拡大縮小ボタンを押すと最短で移行できます。)
次にマウスで変形してもいいのですが、微妙な操作が要求されるので、数値で直接入力しましょう。上の赤丸部分、WとHのところに数値を入力します。たとえば99.9%と入力します。そうると画像が縮みます。
画像がぴったり合ったら、リターンキーで確定です。
その後、レイヤーを統合((レイヤー)→(画像を統合))してL画像完成です。
L画像の作成で注意する点としては、必ずノーフィルター画像にR64画像を合わせてください。これが逆だと、後でL-RGB合成するときに、また位置がずれてしまいます。
次回は、L-RGB合成です。ステライメージまたはフォトショップエレメンツでL-RGB合成する方法を説明します。
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コメント
ほんまかさん
こんにちは
怒濤の勢いでパート3ですね。詳細なテク解説大変有り難いです。
R64画像では開けてとっても、周辺光量低下が余り気にならないとのこと。自分でも試してみるべきでした。
天体写真はトライアンドエラーですが、時間が無いのとエラーばかり(爆)の自分にとってはほんまに役にたちます。
投稿: takos | 2010年1月 8日 (金) 15時13分
takosさん、こんにちは。
週末遠征に行く人も多いと思うので、
今週中に書き上げようと、急いでやりました。
私もこれから遠征です。天気がいいので、いい写真が撮れそうです。
投稿: ほんまか | 2010年1月 8日 (金) 20時50分