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2010年9月17日 (金)

「ワンランクアップの星野写真その20」レイヤーのグループ化

さて、画像処理の話も今回が最後。レイヤーのグループ化について、ちょっとお話して締めくくりたいと思います。

画像処理が進むと、レイヤーが必然的に増えてきます。私のパソコンは非力なので、処理が重くならないようにある程度レイヤーが積み重なったら、その状態で保存して、レイヤーを統合するようにしています。

もうひとつ積み重なったレイヤーの整理法としてグループ化があります。同じ目的の処理のレイヤーをグループ化しておくと整理しやすいです。

たとえば、これは星雲の強調処理のための3つレイヤーです。トーンカーブが2つ、色彩・彩度が一つ、目的は星雲の強調で同じですから、グループ化すると良いです。

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3つのレイヤーをシフトキーを押しながら3つ選択し、(レイヤー)→(レイヤーをグループ化)でレイヤーをグループ化します。

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グループにはグループ全体に有効なマスクをはることができます。グループのフォルダを選択し、(レイヤー)→(レイヤーマスク)→(すべての領域を表示)でマスク画面が現われますから、ここにマスクをコピーします。

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この例では3つの調整レイヤーのマスクがすべて同じなので、グループのマスクに統一しました。もちろん、グループ全体のマスクと、グループ内の個々のマスクを両方をはることもできます。この場合は二重マスクになります。

同じ目的の処理をグループ化することにより、たとえば処理の効き具合を(不透明度)でコントロールすることがしやすくなります。たとえば、以下の例では、星雲の処理が派手すぎたので、不透明度を落とし、効き具合を弱めています。

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レイヤーの整理法としては、私は面倒なので、あまりやりませんが、レイヤーの処理の内容が分かるように名称をつけておくのも良いです。

これで画像処理については終わりです。次回からフォトコンについてあれこれ、話したいと思います。うんちく復活!

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コメント

 ワンランクアップの星の写真、毎回勉強になります。ありがとうございます。といっても相変わらずエレメンツの自分はトーンカーブ?へぇ~ふ~んという状態ですが…。
 かなり話が遡ってしまいますが、この連載のあたまのほうで、機材をけちるなという話があったと思いますが、う~ん確かに…カメラ買った時についてきたEF-S18~55㎜じゃ標準画画まで焦点距離あげちゃうと最大解放でF5.6だからなぁ…正直きつい…レンズが暗いからといって夏に7分露出したら…4枚だけコンポジットしたけどむらむらだ…。
 ということで、新しいレンズが欲しくなったわけですが、星座とるならカメラがkissX3なので、35㎜だろうし、ほんまかさんをまねて、フルサイズで135㎜の画角で星雲狙うんだったら85㎜なんだろうし、どちらを買うべきか非常に悩むのですが、金銭的に買えるレンズは1本が限界です…うぅ。超初心者の質問で非常に恥ずかしいのですが、そもそもほんまかさんは何を参考に撮影対象や構図を決めているのでしょうか?ほんまかさんの写真を見るにつけ、そんなとこに星雲あったんだ…と驚きの連続なのですが…。星座写真って星座だけとってもそれだけの感じがするのですが、ほんまかさんみたいに周囲の星雲が浮き上がってくるような写真って普通にとれるものなんでしょうか?やっぱり対象を考えると35㎜より85㎜のほうが長く楽しめますか?
 そんな質問は価格.comでやれみたいな質問を畏れ多くもほんまかさんにしてしまい申し訳ないのですが…。

投稿: 崔亜真蒼 | 2010年9月18日 (土) 00時30分

崔亜真蒼さん、こんばんは。
崔亜真蒼さんのような方こそ読んでいただきたい連載です。

ご質問の件ですが、長く使いたいなら、85mmまたは100mmくらいをお勧めします。

理由は簡単です。画角が狭いほど、狙う対象が豊富だからです。
広角レンズの対象なんて、夏には天の川と夏の大三角、冬にはオリオン座周辺を撮って、それでおしまいです。すぐ飽きてしまいます。

ですから、レンズ一本買うとするなら、
85mmF1.4が明るいのでお勧めです。APS-CならLレンズの必要はないです。85mmF1.4をF2.8まで絞って使えばいいでしょう。
もし、お金があるなら、ツアイスのマクロプラナー100mmF2がお勧めです。このくらいの画角なら全天撮りつくすのに一生かかりますから、飽きないですよ~。

広角も撮りたいない、安いレンズで十分です。
20mm~28mm程度の単焦点レンズを中古を買えば十分でしょう。二絞りも絞れば、安いレンズでも十分シャープになります。

もうひとつのご質問

投稿: ほんまか | 2010年9月18日 (土) 00時51分

撮影対象や、構図ですが、

これは過去の自分の作品や、他人の作品、海外サイトの作品、ステラナビゲーターなどを参考に決めています。

なるべく見慣れた対象や構図にならないようにしています。
まぁ、言うのは簡単なんですが、実際に決めるのは相当な事前調査や構図シミュレーションが必要です。

周囲の星雲を浮き上がらせることですが、十分な撮影時間をかければ、そんな難しくありません。5分や10分では出てきません。2~3時間は当たり前と思いましょう。それが嫌なら最初からやらないことです。
あと、コンポジット法は注意してください。この連載で説明したコンポジット法をとれば大丈夫です。

投稿: ほんまか | 2010年9月18日 (土) 00時59分

 さっそくありがとうございます。やっぱり35mmだとおのずと撮影対象は絞れちゃいますよね…。Canonから出ているEF-85㎜F1.8かEF-100F2.0あたりが価格的にも大差なくて妥当な線でしょうか。
 構図は…やはり地道な作業の積み重ねだったのですね。何か必殺技的なデータベースがあるのかと勘繰った自分が浅はかでした。勉強します!
 2~3時間当たり前…ですよね。一晩で撮りきれるといいのですが…。雲にでも邪魔されるとゲームオーバーな感が…。というのも、ほんまかさんご指摘の自由雲台を使っているので、ご指摘の通り再現性の点でかなり厳しく…かといって、微動雲台じゃ縦横も変えられんし、明るい星をガイド星に使えんし、とはいっても何でもかんでも買い揃える金はないので、しばらくはこれで我慢するしかないという状態です。Photoshop CS5も欲しいし、今のGP赤道儀もできればGPD2にアップグレードしたいし、言い始めるときりがないです…。

投稿: 崔亜真蒼 | 2010年9月18日 (土) 02時24分

崔亜真蒼さん、
そうですね。EF85mmF1.8またはEF100mmF2がいいと思います。

雲が出たら、あきらめましょう。予定の半分だって、三分の一だって、まったく作品ができないわけではなく、私の作品の中にも中途半端なのがいっぱいあります。

機材は、おっしゃるようにきりがないですね。少しづつ、充実させていけばいいでしょう。これがこの趣味のの楽しみですから。

投稿: ほんまか | 2010年9月18日 (土) 09時21分

そうですね。地道にやっていきたいと思います。直焦点も昔から結構夢だったので、レンズを買う金があるなら…と考えましたが、赤道儀を買い替えるだけでなく、フォーカサーやコマコレクターなんかも買わないといけなくなることを考えると、現状ではありえない出費なので、貯金を切り崩すか我慢するか激しく悩んだ挙句、当面は星野写真でがんばることにしました。あ…別に星野写真がつまらないとか言ってるわけじゃないですよ。単にR200SSが宝の持ち腐れだなぁ~と思うだけで…。だってこのブログ見つけてから写真ばっかでそもそもR200SSを覗くことすらほとんどなくなっちゃったんだもん。とか何とか言ってる間に仕事とかで忙しくなって星見る時間もなくなるんだろうなぁ…。

投稿: 崔亜真蒼 | 2010年9月19日 (日) 17時13分

確かにR200SSで本格的に天体写真撮ろうと思ったら、相当な出費になりますね。
ただ、天体写真の花形はやっぱり、星雲星団写真ですよね。一度は撮ってみたいですよね。

私は、子供のころ15cm反射で星雲星団をたくさん撮っていたので、その苦労を知っているので、今は撮りたいと思いません。(むしろトラウマになっています。今は車もあるし、オートガイドもあるし、全然楽なんですけどね。)

それから、眼視用と写真用の望遠鏡は分けて考えた方がいいと思います。
写真用で考えるなら、短焦点の屈折が扱いやすいですよね。または望遠レンズ。

その足掛かりとして、今は中望遠で鍛えておくというのはいいですね。

投稿: ほんまか | 2010年9月21日 (火) 22時20分

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