わし星雲
去年ちょっと出した画像ですが、あれは速攻処理。
重い腰を上げてやっと本番処理しました。
総露出時間10時間超の大作です。何夜かかったかは、忘れました。3夜か4夜か?応募前にちゃんと調べます。
EF135mmF2L->F3.5 EOS 5D Mark2 ISO3200
5分×128枚(うち64枚はR64フィルター使用 F2.8)
これだけ淡い部分を出しても、自分の作品の中ではけっこう美しい方です。生プリントをお見せできないのが残念。コンポ枚数が効いてます。
普通、コンポをしてから画像処理をすると思いますが、この作品では、カブリ補正や強調処理など基本的な処理は、コンポをしながら、やってます。どうゆうことかと言うと。
128+64+32+16+8+2+1=251枚の画像に対して画像処理をやってることになります。分かりますか? といってもレイヤーは使いまわしが効くので、ほとんど単純作業です。
最近はほとんどこのコンポジット方法を実践していて、淡い星雲を出すのが非常に簡単になっています。
==追記==
画像差し替えました。
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コメント
ほんまかさんこんにちは~。
前のわしも凄いと思いましたが、さらに淡い部分まで出ていますね!天の川の中にも淡いHαが広がっており、大きく羽を広げた姿が本当にわしのように見えますね。素晴らしい作品です。
以前仰っていた処理方法とはこのことだったんですね、使い回しがきくとはいえ251回は結構骨が折れそうです。でもコンポジット枚数を増やすとムラやカブリが複雑に薄めあってしまうので、枚数が多いときはきちんと1枚1枚補正した方が良さそうですね。参考にさせていただきます。
投稿: hana | 2011年1月19日 (水) 12時46分
hanaさん、ありがとうございます。
コンポジットですが、カブリによる背景輝度の傾斜があると、
「星雲の淡い部分の輝度>星雲の明るい部分の輝度」
のような逆転現象が起こるので、この状態で、コンポジットしてデジタル現像することはできません。
そのため、コンポジット前にカブリ除去などの処理をしています。
加算平均コンポジットなら別の問題はないのですが。
投稿: ほんまか | 2011年1月19日 (水) 16時53分
わし星雲が、凄いことになっています。H-alphaのナローの写真で、淡い星雲が広がっていることはわかっていたのですが、こんなに燃えるようなわし星雲は迫力満点です。
投稿: NIKON1957 | 2011年1月19日 (水) 19時34分
こりゃ すげーワシですね。
ワシの周りがこんなになっているのを初めて見ました。
今期、皆が撮影していますが、誰のワシよりもインパクトがあって凄いです。
羽の先(上部)に広がる部分は、私の撮影したのにもかすかに写っていたようですが、とてもあぶり出せそうもありません。
やっぱり長時間かけて多枚数撮らないとだめでしょうね。
投稿: GENTA | 2011年1月19日 (水) 19時35分
NIKON1957さん、ありがとうございます。
今までは淡いHαはモノクロ画像が主でしたが、L(+R64)RGB合成によりカラーでも可能になりました。
ただ、この作品では、赤を強調するため、赤チャンネルだけ強調して比較明合成しています。
投稿: ほんまか | 2011年1月20日 (木) 00時15分
GENTAさん、派手なリアクションありがとうございます。
最近は長時間撮影も苦にならなくなりました。
そうそう、長時間撮影するようになったのは、
GENTAさんのすばるマラソンに触発されてですね。
投稿: ほんまか | 2011年1月20日 (木) 00時16分