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2011年5月12日 (木)

「めざせ10万円で入選」入選戦略

非力な機材で入選するにはどうしたらいいか。
真っ先に思い浮かぶのはマイナー狙いか、モザイク。まずはマイナー狙いでせめてみる。
ところが最近はマイナーな対象も撮り尽くされていて、かつてのマイナー天体も今ではマイナーではなくなってきている。

ましてやF8という暗い光学系、分子雲のような淡いものは狙えない。明るいマイナー天体なんてあるのだろうか?

ようやっと探したのがさそり座の下の方にあった。彼岸や出目金のさらに下のほう。IC4628という散光星雲。かなり、高度が低いので、4月下旬、南伊豆まで撮りに行ってきた。

そして、今日、やっと画像処理が終わった。

Take11

Sigma AF APO Macro 400mmF5.6 -> F8(自作円形絞り)
EOS Kiss X2 ISO1600 15分×6枚
ビクセンスペースギア赤道儀+300mmガイド鏡+SSAG+PHDGuidingでオートガイド

苦労の割には、作品としてはかなり地味。淡い部分がかなり広範囲に広がっているので、ここを出せれば、かなり見ごたえのある作品になるのだが、F8と暗いし、高度も低いので、これが精一杯。

でも画像処理としてはかなりうまくいったので、これはこれでよしとしよう。

とりあえず、応募はしてみます。

ということで、ゴールデンウィークの成果はこの一枚だけ、かなりさびしい。

来月の戦略でも練るか。。。

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コメント

ほんまかさん、IC4628を撮影したんですね。零れ落ちるように光るH12と良いコントラスなのですが、かなり低空の対象なので、なかなか難しいですよね。私も昨年、一昨年と撮影をこころみましたが、うまく処理できませんでした。淡いところまで入れるとけっこうあるのですね。

投稿: NIKON1957 | 2011年5月12日 (木) 22時35分

NIKON1957さん、ご訪問ありがとうございます。
NIKON1957さんも挑戦されたのですね。
この星雲はとらえどころがなくて、処理が難しいですね。
中心部と周りの境界がわかりずらく、輝度差もあるので、なかなか手ごわいです。
もっと長い筒で狙ってみたくなります。

投稿: ほんまか | 2011年5月13日 (金) 15時49分

ちょうどNIKON1957さんがさそり座南部の写真をアップされていたので見てみましたが、めちゃくちゃ南中高度の低い天体ですね~。上下の球状星団がいいアクセントになっていますね。高度が低くガイドが大変そうですが星像もとてもシャープです。

投稿: hana | 2011年5月13日 (金) 19時09分

hanaさん、ご訪問ありがとうございます。
ガイドは、いつのよりずれが多かったですね。
星像は全然シャープじゃないんですよ。
だから、画像処理でこれ以上太らせないようにと、
注意してやりました。
逆にいえば、画像処理を注意深くやれば、それほど高価な機材でなくてもこのくらいのシャープ感は得られるという証明になったと思います。

投稿: ほんまか | 2011年5月14日 (土) 07時39分

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