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2013年8月15日 (木)

遠征の成果

処理が終わったのでファーストライト画像公開です。

まずは、ケフェウス座の散光星雲です。どこだ、これって感じですが、右の方に有名なIC1396があります。

1308151FSC-60CB 0.7RD EOS 5D MARK2 ISO3200 5min×16枚
スカイキャンサー+P25+LodeStar+PHD Guiding

星雲星団写真とすると255mmフルサイズというのは写野が広すぎます。かといって星野写真と捉えると、ちょっと長い。実に面倒な焦点距離です。よほど構図をよく考えないと、こんな間抜けな作品になってしまいます。

それと、周辺減光ですが、カメラレンズで絞って撮るのに慣れていると、やはり大きく感じます。私のいい加減なフラット補正では、補正しきれませんでした。普段から望遠鏡を使ったり、カメラレンズでも開放で撮っている人なら当たり前なんでしょうけど。フラット補正はちゃんとやらないと厳しそうです。

とりあえずはトリミングでしのぎます。幸い写野が広すぎるので、トリミングしてちょうどいいくらいです。

次の作品もかなりトリミングしていますが、ハート&ソウルです。

1308152

FSC-60CB 0.7RD EOS 5D MARK2 ISO3200 5min×7枚
スカイキャンサー+P25+LodeStar+PHD Guiding

gentaさんの2011年入選作品を参考に処理しましたが、足元にも及びません。やはり自分の機材の特徴を有効に表現できるような対象を選定することが重要と思います。そういう意味では前者のような対象がこの機材には合ってるかも知れません。

それとフラットナーも試して見たいですね。暗くなりますが、焦点距離が長くなりますし、周辺減光もレデューサーよりは少ないでしょう。BORGの新鏡筒も気になります。

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コメント

遠征お疲れ様でした~。
このくらいの焦点距離だとAPS-Cの方がいいのかもしれませんね、トリミングしてもフルサイズだと
余裕がありますね。

フラットに関しては精密にやらないと厳しそうですね、EL発光板でも気を付けてやらないと合わないかもしれません。

BORGの新鏡筒はどうでしょうか、青ハロ番長7870しか使用可能なRDがないので、天文用途では厳しいように感じますが…

投稿: hana | 2013年8月15日 (木) 18時07分

hanaさん、北海道からありがとうございます。

そうですね、この鏡筒はAPS-Cが合ってますね。こんどはフラットナーを試してみます。

BORGの7870は私も期待していません。
マルチフラットナーのほうは少しいけるんじゃないかと期待しています。FS60CBよりは明るいし、軽くなるので、もし性能がいいなら、交代も考えてはいるのですが。
でもまだ先の話です。

投稿: ほんまか | 2013年8月15日 (木) 18時31分

ほんまかさん、こんにちは。
ファーストライトは、ケフェウスの散光星雲ですね。淡いほうをを狙いましたね。
BORGのreducerやフラットナーは、もしも試してみたいのがあれば、F4DG以外は最近使っていないので、お貸ししますよ。
だいたい揃っています(笑)。

投稿: NIKON1957 | 2013年8月20日 (火) 08時29分

まずはファーストライトが無事に終わって良かったですね。
ケフェウスのココは次に狙っていた場所でした。
微光星の処理に苦労しそうな場所ですね。私も、ちょっと止めておきます。
純正のフラットナーですが、過去にテストした結果では、フルサイズの周辺は星像は良いのですが、APS-Cサイズの辺りで星が伸びていました。
APS-Cサイズで使われている方はシムリングを入れてバックフォーカスを調整して使われていました。

投稿: GENTA | 2013年8月22日 (木) 22時32分

NIKON1957さん、
BORGの67FL買うならフラットナーを試してみたいですね。
それよりもNIKON1957さんが、67FLを買って試してくれることを期待しています。

GENTAさん、この領域は意外と淡かったですね。
FS-60Cのフラットナーのこの問題は以前から知っていましたが、おそらく、フルサイズで最適になるように設計しているんでしょうね。でも写野全域で、星像にばらつきがあるというのも、なんか信頼性がなくなってしまいますね。でも買うつもりです。

投稿: ほんまか | 2013年8月22日 (木) 23時30分

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