「理想のポタ赤を作る」極望レチクル進展
懸案だった極軸望遠鏡のレチクルですが、作ってくれるところを見つけました。これで、なんとかなりそうです。
それで、レチクルパターンを設計しなければなりませんが、ここで極望パターンのおさらいをしておきます。ご存知のようにパターンは2種類あります。
1 北斗七星とカシオペアが書かれたもの 時角計算必要なし
2 同心円で、目盛りが書かれたもの 時角計算が必要
極望が赤経軸の中に入って一体となっている場合は、1でも2でもどちらでも良いのですが、今回のように別々になっている場合は、1のパターンでやろうとすると次の条件が必要です。
スケールが回転でき、かつ回転軸、光軸、レチクル中心のすべてが一致していなければならない。
で、これを実現するには極軸望遠鏡を回転できるようにする機構とレチクルを移動できる仕組みの両方が必要です。
さすがにこれは無理です。したがって、2のパターンを採用することにします。
同心円ですが、いちおう2015年と2035年の北極星の位置の同心円を描きます。あと、南天用に、はちぶんぎ座のシグマ星の同心円も入れます。
ところで、上記レクチルを設計するのに、北極星の赤緯の年毎の値は調べられたのですが、はちぶんぎ座のシグマ関しては、調べられませんでした。だれか知っている人いませんか?(2015年と2035年がわかればいいです)
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コメント
お久しぶりです。
はちぶんぎ座σの赤緯の値ですが、ステラナビゲータで調べたところ
-88°53′46″(2015/01/01)
-88°48′59″(2035/01/01)
だそうです。どの程度正確かは分かりませんが…。
投稿: hana | 2014年5月27日 (火) 19時31分
hanaさん、ありがとうございます。
その手がありましたか。
ステラナビは歳々運動まで考慮されているんですね。
投稿: ほんまか | 2014年5月28日 (水) 18時46分
お久しぶりです。
今稼働させているポタ赤ですが非常に気に入っているのですが、搭載荷重が2kgから3kg程度なのと1軸ガイドなので300mm超えとなるとちょっとつらいです。ほんまかさんのプロジェクトには期待しているところ大なのですが、検討中のポタ赤ですが搭載荷重はどの程度を想定されているんでしょうか?
投稿: higurashias | 2014年6月14日 (土) 16時12分
higurashiasさん、目標としている搭載重量ですが、
私が想定しているのは、
300mmF4クラスの望遠レンズ
FS-60CB
ミニボーグ
プロミナー500/5.6
あたりです。
重量で言うと、光学系が2Kgくらい、カメラが1Kgとして、その他1Kgでトータル4kgくらいですかね。
これをオーバーする場合はもう自己責任でという感じですかね。
投稿: ほんまか | 2014年6月14日 (土) 17時08分