「天文屋のためのマイコン入門」アナログスイッチの取り付け
プログラムもほぼ完成し、残りわずかとなりました。後は、カメラのシャッターを切るための信号の出力です。
多くのカメラは、外部からのレリーズ信号でシャッターを切ることができます。信号といっても、ほとんどのカメラでは単なる2本の線の短絡(ショート)でそれが可能です。
2本の線の非接触、短絡をマイコンのデジタル信号でコントロールするためには、アナログスイッチと呼ばれるICを使用します。難しいICではなく単なる電子的なスイッチを思えばいいです。デジタル信号の1と0でスイッチのON/OFFを制御できます。
今回はアナログスイッチにMAX323というICを選択しました。理由は
1 ピン数が少ない(8P)
2 動作電圧が広い
3 スイッチON時の抵抗が少ない
回路図を以下に示します。
PICのRA7が1の時、MAX323のNO1とCOM1がショート状態になりカメラのシャッターが切れます。なお、このMX323ですが、スイッチをもう1ch内蔵していて使わないので、入力ピン(IN2)はGNDに落としておきます。
配線図は以下の通り。
組み立て写真、表側。
ケースに入れて完成
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