「理想のポタ赤作り」オートガイド画像認識ルーチンの作成
理想のポタ赤のコントローラーは、USBカメラを付ければ、パソコン要らずのオートガイダーになります。ここ最近、オートガイダー関連のソフト作りをしていました。
パソコンではなく、マイコンでオートガイダーを作るには困難が2つあります。いずれもパソコンなら楽なんですが。
困難その1 USBカメラの取り込み。
パソコンならUSBドライバやUSBカメラのデバイスドライバ、その他SDKなど便利なツールが利用できるので簡単に出来てしまいます。しかし、それらのサポートのない生のマイコンでUSBカメラの画像を取り込むのはけっこう大変です。特にUSBホストドライバ。
困難その2 画像処理。
VGAクラスの画像でもカラー600Kバイト近いデータ量です。パソコンならわけないですが、小規模クラスのマイコンではけっこう時間がかかります。最近は高機能なマイコンもありますが、コストを考えると、そうそうハイクラスなマイコンも使えません。
以上2つの困難はあるのですが、来年までにはなんとか作りたいです。
一方、画像認識プログラムに関しては特に難しくありません。FAの分野では画像認識は一般的に広く使われていて、処理方法も確立しています。
まずは、星の写真から、ガイドに最適な星を選ぶルーチンを作成してみました。以下がその結果です。
実際には、抽出条件をどうするか、フィールドで実際に試しながらパラメーターを決めていくことになると思いますが、基本的にはこれで完成です。
ガイド星の選択ができれば、ガイド中はその星の周りの画像だけ処理すればいいので、簡単です。
なお、ガイド星の周りの画像と、ガイドグラフはスマフォに送信しますので、スマフォでガイドの様子を確認できます。
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コメント
着実に進んでいる様子で、楽しみに拝見させて頂いております。
個人的には、少し大きくなっても、コスト削減が重要派です。(車で移動しますので・・・)
問題は、ずぶの素人ですので、これから赤道儀を扱ってくスキルが身につくかです・・・
完成を楽しみにしております。
投稿: たくちゃん | 2014年11月11日 (火) 12時24分
たくちゃんさん、ありがとうございます。
楽しみにしていただけると励みになります。
たかが天体写真撮るのにスキルなんて要らないですよ。
スキルを要求する機材やシステムの方が問題なんです。
だれでも使える簡単システムを目指します。
投稿: ほんまか | 2014年11月11日 (火) 12時54分