「理想のポタ赤を作る」あるものとは
業者に、明日何が何でもとりに行くと連絡したところ、またまたのらりくらり。待ってくれと、私も疲れたので、もうこの話はやめますが、ただ裏を返せば、やる気はあるんだということが分かったので、好意的に捉えることにします。ここは辛抱。
さて、先日予告したあるものとは、これ。
電子極軸望遠鏡です。
ポタ赤使ってて、一番面倒なのは、極軸合わせと構図合わせ。どちらも、小さいほど面倒なんです。これらは、大きい赤道儀ほど楽です。実際使っている人なら分かると思います。小さなポタ赤に300mmレンズつけて、構図合わせなんて、ほんと、我慢比べですよ。もう最後には、いぇ、これでいいいや。と投げやりに。
構図合わせの面倒さは、「理想のポタ赤」ではステップ微動や、自動導入が使えるのでこれで解消です。ところが極軸合わせの面倒さはまだ残ります。そこで、これを解消したのが電子極軸望遠鏡です。
2.4インチタッチパネルLCD、CMOSセンサー、GPSセンサー、方位センサー、傾斜センサー搭載の優れもの。だれでも短時間で、しかも正確に極軸を合わせられます。
これが導入画面。
時角計算不要です。GPSデータから自動で北極星の位置を計算します。
これは、方位、傾斜センサー画面です。これらのセンサーにより、北極星を覗き込まなくて導入できます。もう覗く必要はありません。
画質調整画面。
そして、これがセンター出し画面。極軸望遠鏡のセンター出し。つまりレチクル中心の赤経軸の回転軸を一致させる、あの面倒な作業です。この画面を使えば、タッチパネル上で行えます。1分もあればできてしまいます。
そして、最後に地点登録画面。良く行く遠征地の地点登録をしておくと、その場所での方位センサー、傾斜センサーの値を覚えています。そうすると、次回からはセンサーによる北極星の導入が正確になります。8箇所まで登録できます。
ケースはこんな感じです。
こんなものを「理想のポタ赤」につけると、さらに値段が高くなるのでは、と心配するかもしれませんが、大丈夫です。今のところ、光学式極軸望遠鏡と同じくらいのコストで製作するつもりです。もちろん、光学式極軸望遠鏡の方がいいという人にはその選択肢も残してはおきますが、
ただ残念なことにポタ赤リリースには、間に合いません。早くても4ヶ月はかかると思います。ですから、最初は光学式極軸望遠鏡をつけますので、あとから交換ということになりそうです。
この電子極軸望遠鏡ですが、赤道儀の取り付けネジがM27となってますので、GPシリーズの赤道儀にも付けられます。これ単体の販売も予定しています。
この電子極軸望遠鏡の唯一の欠点といえば、邪魔なこと。一応簡単に脱着できるようにしておきます。その都度脱着すると光軸がずれるのでは、と心配するかも知れませんが、そうはずれないと思ってます。気になるなら、便利なセンター出し機能もあるし、付けっぱなしにしておくかですね。
これほんと便利ですよ。一度使うと、もうやめられなくなります。
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