テスト遠征の結果報告
24日の夜に伊豆に遠征してきました。伊豆まで行ったのに、気温はマイナス1°、寒かったです。でも空は澄んで奇麗だったです。
まずは、FS-60CBフラットナー仕様で春の銀河を次々に自動撮影するテスト。いざ、撮影を始めようと準備すると、なんとピントが出ない!
よくよく調べると、フラットナーには延長筒が必要なよう。全然知らなかった。レデューサーと同じと思っていました。仕方がないのでゾナー135mmで撮影。
計画ではレグルスで同期をとったあと、しし座トリオ、おとめ座銀河団付近、ソンブレロ、M53などを撮る計画。自動導入自体はうまくいきました。しし座トリオはご覧の通り。
しかし、拡大してみると、星が流れています。赤緯方向に大きくずれているので、極軸を再度チェックしてみると、大きくずれていました。
実は、極軸を合わせるとき、赤緯体が逆さまになってしまうので、極軸を合わせた後に、機材を載せました。そのときずれてしまったようです。電子極軸望遠鏡ができれば、こんな失敗もなくなります。早く作ろう。
極軸を再調整して、今度はベガで同期をとり、初夏の対象を自動撮影。
最初にM13
中心付近がかぶってます。ファインダー見口はふさいでいるので、どこから光が入ったか不明です。次はM10
自動撮影の後は、オートガイダーのテストを行いました。
ガイド星自動選択はうまくいきました。ただ、優先順位の決め方は課題が残ります。キャリブレーション機能は、まったくうまくいきませんでした。これはやり直しですね。
ただ、ガイド自体は問題なかったです。作例をピクセル等倍で載せておきます。
まったく問題ないですね。
オートガイダーのテストの後は、アンタレスで同期をとり、さそり座付近を4枚モザイク。かぶりの原因が分からないので、カメラを5DMk2から6Dに変えました。
ご覧の通りです。
赤道儀による構図移動なので東西で傾いてしまうのはしょうがないとして、まったく無駄がないですね。自動モザイクの威力です。南北方向はまったく無駄がありません。のりしろはもっと少なくても大丈夫そうです。
SS1コントローラの動作自体はまったく問題なかったですが、WiFi無線だけはちょっと不安定なとこがありました。特にiPhoneは問題が多かったです。iPhoneは受信感度も低く、5mくらい離れた車の中だと、通信ができなくなることがあります。ダッシュボード上ならOKでした。
アンドロイドやパソコンのWiFiは大丈夫でした。iPhoneはまたフリーズしてしまうなのどの問題が出てきて、まだまだ改良が必要です。
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