2015年4月30日 (木)
2015年4月28日 (火)
2015年4月27日 (月)
「理想のポタ赤を作る」中間報告
25日までにご注文いただいた方には、すべてお返事をしました。メールが来ない方、金額が間違っている場合はご連絡ください。
初心者の方が多く、いろいろアドバイスしながら送っているので時間がかかっています。26日以降ご注文の方は明日、お返事します。
現在までに20台のご注文いただいております。引き続き、ご注文をお受けいたしております。
「理想のポタ赤を作る」いろいろ
ご注文いただいた方の後半の方は、今夜お返事しますので、もうしばらくお待ちを。
すみません。
昨晩は晴れたので、いつもの空き地でテストしました。
●GPモータセットのテスト
オートガイド->問題なし
ノータッチガイド->ピリオディックモーション12秒
●電子極軸望遠鏡
レンズを25mm->16mmに変更 -> 導入しやすくなりました。16mmに決定
●オートガイドレンズ
候補の75mmレンズ -> 星像良し。ただし値段が高い当初より5000円アップ
候補の5-100mmレンズ->安いが全然だめ
2015年4月26日 (日)
「理想のポタ赤を作る」お返事
24日までにご注文いただいた方には、お返事のメールをいたしました。金額等、間違えがございましたらご指摘ください。
25日以降にご注文いただいた方には、明日にはお返事いたします。
オートガイドカメラタイプB(スタンドアローン)のご要求が多いです。確かにスタンドアローンの手軽さは魅力と思います。ただすぐは無理ですので、頑張ります。
また上下水平微動装置ですが、今、構想を練っていることこです。来週中に業者と打ち合わせてだいたいのコストなどを出したいと思います。完成するまで、ではどうすれば良いかですが、ユーザ様の対応にゆだねるしかありません。すみません。最初から完璧にはできないものですから、いろいろな問題は順次対応ということで、誠にすみません。
実際製品を手にすれば、ここはこうとか、いろいろ出てくると思いますので、そういったことも同時に対応できるかも知れません。とにかくどんな形であれ、使ってもらうことが先決と思います。
2015年4月25日 (土)
「理想のポタ赤を作る」中間報告(追記あり)
昨晩の予約開始以来、現在まで15台ほどご注文いただいております。大変ありがとうございます。まだまだ台数に余裕がありますので、ご希望の方はご注文ください。また足りなくなることはないと思われますので優先枠は解除とさせて頂きます。
一つうれしいことは「遅くてもかまわない」という方が多く、大変助かっております。お言葉に甘えさせて頂きます。
=======追記25日16:55==========
その後もポツポツご注文頂いております。ありがとうございます。まだまだ余裕あります。
なお、ご注文のお返事ですが、今日はテスト撮影があるため、明日にでもお返事させていただきます。もうしばらくお待ちください。
今夜は晴れそうなので、テスト撮影にきます。今日確認するには
GPモータセットの動作確認、ノータッチ性能、オートガイド性能他
電子極軸望遠鏡のレンズを25mm->16mmに変えたので、導入しやすが良くなったかの確認
以上です。
2015年4月24日 (金)
「理想のポタ赤を作る」予約開始
大変お待たせしました。SS-oneポータブル赤道儀の販売予約開始です。
詳細を発表する前に、最後の宣伝をさせてください。この赤道儀に対する私の思いです。
私は、7~8年の長い間、スカイキャンサー赤道儀だけを使ってきました。ポタ赤だけをこれだけ長い間使い続けた人はそうそういないのではないでしょうか?その私が今までの経験を積み重ねたのがこの赤道儀です。
ポタ赤を使っていると必ず陥る誘惑があります。「もっと長い焦点距離で撮りたい」。ポタ赤を使い始めたときは、「広角しか撮らないから」と割り切っていても、結局長いのを載せたくなるものです。理由は簡単です。広角だと、撮りたいものを撮りきってしまうのです。せいぜい一年もすれば、あきてしまって、もっと長い焦点距離、長い焦点距離と欲求がたまってきます。
結局、星雲星団を対象とするなら300mm以上を載せたくなります。ただ300mmくらいで大きな赤道儀を持ち出すのもなんなんで、結局ポタ赤を使い続けることになります。ポタ赤に望遠レンズや望遠鏡を載せる場合に必ず問題になるのが、「ピリオディックモーションが何秒以下だから、ノータッチが可能。。。」 そんな議論の前に、300mmで星雲星団をフレーミングするのがどんなに大変か、分かっているのでしょうか?
誰でも撮りたくなる対象にアンドロメダ大星雲があります。ところがこれ、天頂付近を通るでんすよね。アンドロメダが天頂にあるとき、重心の低いポタ赤でフレーミングするのが、どんなに大変なことか。私は、対象の高度が低くなるの待って撮ったことがあります。なんのために暗い地を求めて遠征したか分からなくなります。アンドロメダ大星雲はまだ明るいからいいです。ファインダーのぞけば見えるし。しかし、ファインダーで見えない淡い星雲はどうやってフレーミングするのでしょうか? ピリオディックモーションをどんなに追求してもけして解決はしてくれません。私はここで断言します。星雲星団を快適に撮ろうとするなら、ノーノータッチとかオートガイド以前に、2軸駆動は必須です。
実際に可能であることと、楽にできることは別です。たまにしか天体写真撮らない人はそれでもいいでしょう。でもこれから、新月期の晴れた夜、必ず撮影に行くなら、2軸駆動は赤道儀に必須の機能です。私は、長い間、2軸駆動でない赤道儀を使ってきました。しかし、スカイキャンサーを2軸駆動化したときに、あぁ~なんてこんな楽なことをもっと前にやらなかったのかと。しかも、自分でそれができる技術があるのに。
そんな反省から生まれたのが、SS-oneポータブル赤道儀です。
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以下の販売の要綱です。
販売数 5月初旬 17台 5月末 10台 計27台
価格 218,000円(税込、送料無料)
特典 電子極軸望遠鏡プレゼント オートガイドカメラタイプA特別価格にて提供
ご希望の方は一番下にあるアドレスにメールください。このメアドはもともと公開されているので、ここで出しても大丈夫です。
以下の情報をご記入ください。
1 購入者様のお名前、郵便番号、住所、電話番号
2 今まで当ブログにコメント頂いた方はハンドルネーム(優先枠)
3 付属品
カメラのシャッターケーブルは一本付属します。
●EOS-Kissタイプ
●EOS-5Dタイプ
●カメラ側コネクタなし
の3種類用意いたします。どれか一つお選びください。追加でほしい方は1本1000円になります。EOS-Kissは以前市販のケーブルが使えると書きましたが、使えません。私の間違えでした。必ず、こちらで用意するものを使用してください。
4 シガープラグ加工
電源ケーブルの先をシガープラグにする加工は1,000円で承ります。必要なら書いてください。指定しない場合はカー用品店などで売ってる平型端子(メス、エーモンNo1008)を付けます。
5 他に赤道儀を持っていなく早くほしい方は、早くほしいと書いてください。善処いたします。
6 価格が予想以上に高くなってしまったので2回までの分割払いOKといたします。分割払いご希望の場合は書いてください。
以上です。
メール頂きましたら、発送順を決めさせ頂き、折り返し、だいたいの納期、ご入金の案内のメールをします。ご入金確認後の発送になります。(分割の場合は最初の入金確認)、1週間に5台くらいのペースで発送できそうです。
もし、在庫以上のご応募があった場合は、優先枠の方を確保した上で、先着順となります。在庫が余った場合は、なくなるまで引き続き募集を続けます。
たくさんのご応募お待ちしております。
SS-oneコントローラGPモータセット、コントローラ単体の販売はもうしばらくお待ちください。
2015年4月23日 (木)
「理想のポタ赤を作る」いよいよ明日
ここのところ、晴れれば毎日テストしています。その結果、赤道儀としてはほぼ問題なく使用できることを確認しました。また加工業者と最終打ち合わせで、今月末には部品がすべて入手できることを確認しました。
ということで、そろそろ予約の受付を始めたいとおもいます。明日、24日夜22時に詳細を発表しますので、その時点から予約を受け付けいたします。お楽しみに。
今回の予約は赤道儀セットです。コントローラ単体やGPモーターセットはもうしばらくお待ちください。
2015年4月22日 (水)
「理想のポタ赤を作る」湯沢テスト遠征
昨晩は、だめもとで湯沢まで遠征してきました。
到着すると、よく晴れていました。結局朝まで快晴で、久々に夏の天の川を堪能しました。さそり座が撮りごろで、じっくり狙いたい誘惑にかられますが、ここは我慢してテストに専念します。
最初のテストは電子極軸望遠鏡です。
さて、電子極軸望遠鏡ですが、使ってみて、問題点がいくつか出てきました。
1 まず、最初の問題点は液晶が明るすぎです。北極星を見ながらの導入時にこの明るさは邪魔です。この問題は、液晶のバックライトをPWM制御して明るさをコントロールできるように改善します。
2 次の問題点は、視角度です。安物の液晶なので、画面に直角に見ないと、星の明るさが減光してしまいます。見えなくなることはないのですが、30度以上の傾きで見ると、星が分かりずらくなります。
この問題の解決は、液晶部を角度可変に動かせるようにすることですが、ケース代が高くつくので、実現はできなさそうです。
3 それと、一番の問題は、北極星の導入が難しいことです。センサーがついているのですが、地点登録していないと、あまりあてになりません。地点登録してなんとか、少し動かすだけで導入できる程度です。一発導入は難しいです。
現在、25mmのレンズをつけているのですが、写野角が短辺で4°しかありません。4°で一発導入ってけっこう難しいです。レンズを16mmまたは12mmに落としてみようと思います。この場合、写野角は短辺で、6°、8°になるので、普通の極軸望遠鏡と同程度になるで、かなり容易になると思います。
ただ、広角にすると、GP2の場合、4隅がけられます。SS1は問題ないです。また広角にすると当然ですが、精度が落ちます。ただ、導入できなければ意味ないので、この際、精度は多少我慢です。(それでも普通の極軸望遠鏡よりはいいと思います。)
導入に関しては多少問題がありましたが、一度、導入してしまえば、後はすごく楽でしかも正確です。特に撮影中、なんども極軸を再設定しても苦になりません。時角円は時間とともに動くので、なんど再調整して苦になりません。ポタ赤の極軸は撮影中ずれやすいので、ノータッチ派にはぜひお勧めしたいですね。
極軸望遠鏡のテストの後は、オートガイドのテストです。ガイドカメラタイプA、タイプBをそれぞれPHD2とSS1オートガイダーでテストしました。
これは、ガイドカメラタイプA+PHD2の組み合わせです。
このカメラ、星は良く写るのですが、写真のように画像が硬調すぎて、白黒2値画像のようで、星がまるで絵のようです。カメラパラメータを調整しても、直りません。ただ、ガイド上はこれで何か問題が出るかといえば出ないです。
また、PHD2ですが、突然ガイドが乱れることがあるのですが、原因不明です。ただ、写真に影響がでるレベルの乱れではありません。たぶん、デフォルトのままのパラメーターでやってるのが悪いのでしょう。
次は、ガイドカメラA+SS1オートガイダーの組み合わせです。画像はやはり硬調のまま。ガイドグラフを見ていただければ分かるように、ガイドは完璧です。ガイド星の面積が大きいからでしょう。ガイド星は大きければ大きいほど精度は良くなります。
ガイドカメラタイプBの方もテストしました。タイプBの唯一の利点は将来スタンドアローンに対応できることですが、まだまだ問題があって、かなり時間がかかりそうです。(コントローラICを変えてみようと思ってます)
さて、延々とテストしてましたが、せっかく湯沢まで来たのだから、何かまともに撮ろうと思い、コントローラのプログラムに北アメリカ2枚モザイクのプログラムがあることを思いだしました。そこで、北アメリカを撮ってみることに。
???失敗しました。南北を間違えました。北アメリカの下を撮るつもりが上にを撮ってしまいました。
実は、鏡筒を取り付けるとき、いつもとは逆向きにつけたのです。逆向きであることは知ってはいたのですが、この場合、テレスコープイーストとウエストの切り替えスイッチを逆に解釈するか、あるいは、コントローラでDECの回転方向を逆向きに設定するかのどちらかが必要なのですが、どちらもしなかったため、このような結果に。
このような失敗をなくす為に、SS1コントローラはテストモードがあります。テストモードでプログラム撮影を開始すると、写真は撮らないで、動作だけします。しかも動作が終了したら、ちゃんと元の位置に戻します。それさえもしなかったため、このような結果に。
ただ、北アメリカの北側の暗黒帯はこれはこれで良い被写体です。
最後に三脚アジャスターの使い勝手です。北極星の導入は雲台なので早いです。ただ、やはり水平微動がないので、水平方向はつらいですね。雲台の水平軸のクランプを締めると星が動いてしまいます。それを見越してクランプを締めてやる必要があります。上下方向の微動はスムーズです。それほど大変というわけでもないので、取り合えずの方法としてはいいかも。
2015年4月20日 (月)
「理想のポタ赤を作る」電子極軸望遠鏡の試作機ができました
電子極軸望遠鏡の試作機ができました。
まずは、赤道儀にねじ込みます。2~3回、回したところで、矢印のロックネジを締めつけます。これで完了。このロックねじの位置は芋ネジで固定できますので、次回以降は、極軸望遠鏡が上を向いた状態でピタッと、止まります。
ですから、その都度、脱着してもそれほど面倒ではないはず。光軸もずれません。
拡大表示です。
これは、センター出し作業。光学式と原理は同じです。東西に90度傾け、地上の目標物を十字センターに合わせます。次に逆に90度傾けます。ここまでは光学式と同じです。次に、目標物が動いた位置にポイントペンでクリックするだけ、緑の□をクリックすれば微調整もできますし、拡大表示もできます。良ければOKボタンをクリックして完了です。これでほぼ正確にセンター出しができます。このセンター位置は当然、電源を切っても保存されます。
(実はこのセンター出し作業も画像処理で自動化したかったんですが、マイコンのメモリが足りなくてできなかった。ケチって、すみませんでした)
この画面は地点登録画面。8個まで地点登録できます。地点登録すると、傾斜センサー、方位センサー、GPSの北緯、緯度を記憶しておきますので、次回、センサーを頼りに北極星を導入するとき、正確さが増します。また、万が一、GPSが測位できなくても、安心です。
明日あたり晴れそうなので、実際にフィールドテストできそうです。
2015年4月18日 (土)
「理想のポタ赤を作る」三脚買ってきました。
前記事で予告したとおり、新宿で三脚買ってきました。
ベルボンのマーク7Bです。42,000円でした。カーボンでないので重いのですが、それがいいです。エレベーターは使わないので、一番下まで下げてロックネジをきつく締めます。
強度の方ですが、たたくと、揺れます。撮影中たたくことはないけど。でもまぁ、揺れ幅も小さいし問題ないレベルだと思います。
試しにジュニアギアヘッドをこの三脚に付け変えて使用してみました。そしたら揺れる揺れる。原因は矢印の部分、ギアヘッドの台座径が小さいので、ゴムの部分に食い込んでぐらんぐらん。
さっそく、電柱を使って、極軸合わせのシミュレーションをしてみました。左手で赤道儀を支えて、右手で雲台を操作。北極星を導入したら、上下をロックし、水平方向を合わせます。微動はないですが、簡単に合わせられます。次に、三脚アジャスターで上下を合わせます。
まだ、シミュレーションですが、なかなか良い感じです。押しネジ引きネジで北極星を探し回るより、早いです。ただ赤道儀が、がくんとならないように注意しないといけません。三脚アジャスターによる上下移動の大きさですが、時角の円の直径ぐらいは動きます。
今度のテスト撮影では、この三脚で試してみたいと思います。一番安上がりな方法ですからね。
「理想のポタ赤を作る」いろいろ進展
SS-oneコントローラのGPモーターセットの試作機が到着しました。
どちらも、バイポーラハイブリッド型ステッピングモーターです。ポタ赤とまったく同じモーターです。というよりポタ赤の余剰品の有効利用というのが本音。
赤経側に取り付けました。カバーはなし。
こちらは、赤緯側。どちらもバックラッシュは少ないので、反応は機敏です。これから、詳細試験をしますが、ポタ赤の方が忙しくてなかなか手を付けられません。
それから、やっと蓋が到着しました。回転テーブルも加工ミスがあり修正に出していたので、塗装されて帰ってきました。これでやっと、まともになりました。
それから、電子極軸望遠鏡の試作基板もできてきました。やはり、忙しくて、まったく手を付けられず。放置。
電子極軸望遠鏡は、高感度高解像度版の検討に入りました。高感度にすることにより、南半球でも使用できます。また、高解像度にすることにより、大きく拡大して高精度に極軸を合わせられます。センサーは、今作ってるオートガイドカメラと同じにする予定です。値段は少し高くなりますが、それはしょうがないですね。
さて、昨晩は久々に良く晴れた週末でしたね。遠征に行かれた方も多いのでは。しかし、私にとっては通常の平日と変わりありません。いつもの空き地でテストしてました。
昨晩のテストは、オートガイダーカメラと、オートガイダーソフトのテストを重点的に行いました。特にソフトの方ですが、前回写りがいまいちだったので、今回はビニングを導入したのですが、効果抜群でした。星がいっぱい写ってる写ってる。露出1/8秒でもそれなりに写るので、高速修正が可能です。
オートガイドカメラは、タイプAもタイプBもどちらも良好でした。ただ、タイプBの方はコントローラに深刻なバグがあり、ソフトで回避できればいいのですが、できなければさらに時間がかかりそうです。
タイプAの方はすでに60台の注文を出しました。リリース日に間に合うか微妙なとこですが、そう遅くはなりません。
ただ、レンズの方なのですが、ちょっと問題あります。今回セット販売するレンズですが、75mmと100mmを予定してます。
まず、100mmの方です。これはJapanと書いてあるので日本製です。F3.5とありますが、レンズ径を計ると25mmしかないので実効F4です。だた、それも嘘で、実際にカメラに付けるともっと暗いです。真っ暗というかんじです。絞り開放は何度も確認しました。実効はF8くらいじゃないでしょうか。これは使い物になりません。
75mmの方は中国製ですが、F1.6とありますが、レンズ径を計るとF2.5くらいです。ただ、100mmよりは全然良く写ります。難点が2つあって、
まず、ピント合わせにくいです。何度もくるくる回さないといけません。さらに最後まで回しきってしまうと、固着してしまって、反対に回すと、マウントネジの方が回ってしまいます。ただ、ガイドカメラのピントは毎回合わせるものでもないので、実用上は問題ないとも思えます。
次の問題点ですが、これどっかでけられてる様で、星がパックマン型になります。思わず笑ってしまいます。ただ、これでガイド上問題がでるかというと、問題は出ないです。星の重心を計算してるで、形は関係ないです。ただ、あまり気持ちいいものでもないのです。他に安いレンズないか、また探してみます。なければ、これにするしかないですが。
ところで、オートガイドソフトは星の重心を計算しているので、星の面積が大きいほど精度は高まります。星の面積をSピクセルとすると、重心はその平均をとりますので、精度は
1/Sピクセルになります。
とてもシャープなレンズより、適当ににじむレンズの方が適しています。わざとピントはずしる人も居るようです。これは事実だと思います。ただ暗い星は消えてしまいます。
最近のパソコンは処理能力が上がってるので、ガイド星を一つ選ぶ理由はまったくありません。写ってる星全部をガイド星にしても処理能力的にはまったく問題ありません。たとえば、100個星が写っていれば、それをすべて重心計算に使えば、精度は100倍良くなります。ただ、そこまで精度を良くしても、モーターのコントロール精度がそれに追いついていないと意味がありません。
スタンドアローンでマイコンで処理をする場合、さすがに写ってる星全部を計算するのは大変です。だけどFPGAなどで処理をワンチップ化すれば可能です。画像処理のコアライブラリは豊富にあるので、それらを利用して、FPGAにしてしまえば、コントローラには、重心の座標と、プレビュー用の低解像度の画像だけを送ればよいので、マイコン使える人なら、だれでも高精度オートガイダーができてしまいます。もうそんな時代ですが、なかなか一般には出てこないです。私はFPGAはできないので、だれかやってくれるの待つか、ARMなどの高性能マイコン使う手もあります。
さて、今日はこれから新宿行って、三脚を買ってこうようと思います。極軸微動合せの方法として、カメラ三脚の雲台で導入して、三脚アジャスターで微調整する方法が有効かどうか検証するためです。そのためにはしっかりした三脚が必要です。それでは。
2015年4月16日 (木)
「理想のポタ赤を作る」オートガイドカメラタイプA入手
オートガイドガイドカメラのタイプAのサンプルを入手しました。
ただ、写真やメーカなどの詳細はまだ発表できません。今、価格面や技術面でいろいろ交渉中でして、他社から横槍が入るとやりにくいので直前まで発表できません。
価格の方はだいたい固まってきて、
SS-one赤道儀購入者様 22,000円
SS-oneコントローラ単体 27,000円
一般価格 34,000円
で調整してます。75mmレンズ、ブラケット、フード、ケーブルすべて込みの価格です。この価格でオートガイダーセットが手に入るのは魅力だと思います。ただ、このメーカー、カメラ技術は相当あるのですが、天文用カメラなど作ったことがなく、こなれるには時間がかかりそうです。今、現在いろいろ要求を出しているとこです。
ただ、現在の状態でも使えないことはなく、昨晩、いつもの空き地に行ってきました。
オートガイドはちゃんとできました。まずは、PHD-Guidingでオートガイド、前回と違い天候が良かったので安定してます。
次に作成中のSS1オートガイダーでテスト。まったく問題なく追尾しています。修正閾値を0.2ピクセルに設定してますが、ちゃんとこの範囲内に収まっています。反応性は予想通り、PHDよりいいです。この分だと、リリース時には、ある程度使えるレベルのものは提供できそうです。
実際にFS-60CBで実写もしました。75mmで370mmをガイドできる心配しましたが、問題ないようです。(露出5分、輝星はベガ)
この晩は朝までじっくりガイドテストを繰り返しましたが、失敗は一度もなく、きわめて安定的にガイドできました。だんだん自信が出てきました。
2015年4月13日 (月)
2015年4月12日 (日)
「理想のポタ赤を作る」TOMITAのガイドマウント
「理想のポタ赤を作る」オートガイドカメラタイプB試作機完成
オートガイドカメラのタイプBの方の試作機が完成しました。レンズは100mm。
センサーはAptina製、QHY5L2で使われているセンサーと同等のスペックでこちらの方が一年くらい新しいです。
昨晩は晴れたので、いつもの空き地に行ってきました。
星は適当に写ってます。ただ、輝点ノイズが多いです。露出1/2秒で盛大に出ます。露出1/8秒ではまぁまぁ使える感じですね。ベース露出を1/8秒に設定し、それ以上の露出はフレーム加算でやるしかないですね。それがだめなら高いがソニーのセンサーを使うか。ただQHY5L2ができてるんだから、できないはずはないと思うけど。いずれせよ、まだまだ時間がかかりそうです。
タイプAの方はサンプルがもうじき着くと思います。こちらは既製品の組み合わせなので、評価して良ければすぐ出せます。
これは75mmレンズです。100mmレンズに比べてF値が1/2、つまり光量が4倍ですから、星が良く写る写る。値段も中国製なので安いです。100mmの半分程度。ですから、こちらの方をお勧めします。
2015年4月10日 (金)
「理想のポタ赤を作る」オートガイドテストはOK
昨晩はあまり期待していなかったのですが、夜半過ぎに晴れたので、いつもの空き地にテスト撮影にいきました。今日はオートガイドテストです。
御覧のようにPHD-Guidingでテストしました。
東の方向、天頂方向、西の方向とテストしましたが、問題ありませんでした。雲がひっきりなしに通過するので、グラフはちょっと暴れ気味でが、これぐらいなら問題ないです。
最後にノータッチ性能を見るためにガイド信号を外してみました。青いグラフが赤経でピリオディックモーションです。これを見ると意外に小さいですね。赤いグラフは赤緯で極軸のずれです。センター出しが甘いので、けっこうずれますね。
PMはある一定の幅で振動するだけですが、極軸のずれはどんどんずれていきます。ですから、ノータッチガイドをやろうとすると、機材に求めらることは、まず最初に極軸合わせの正確性です。次にPMとなるのですが、「ノータッチ=PMの性能」と勘違いされることが多いです。
2015年4月 9日 (木)
2015年4月 8日 (水)
「理想のポタ赤を作る」寒冷地テスト、AZ微動
火曜の夜は、雪予報も出て寒くなるとのこと、寒冷地テストはこれが最後と思い。湯沢までテスト遠征してきました。
機材を外に放置すること一時間、雪の降る中、動作テストを開始。
とりあえず、問題はなかったです。ほんとはもっと寒い中でテストしたかったのですが、季節が季節なので仕方がありません。
こちらに帰ってくると、寒い。寒い。わざわざ湯沢まで行く必要なかったかも。
お昼は、秋葉原のスターベースまで行ってきました。ガイドマウントを見に行くためです。タカハシのガイドマウントと、TOMITAのガイドマウントが置いてありました。TOMITAのはすばらしい頑丈な作りです。TOMITAのガイドマウントは、S,M,Lの3種類あるのですが、2種類置いてあってすごく大きかったので、私は、MとLが置いてあると思ったのですが、店の人に聞いてみると、SとMだそうです。このMサイズならどんな望遠鏡を載せても大丈夫そうです。
TOMITAのは在庫なかったので、タカハシのを買ってきました。載せるとこんな感じです。
SWATとの比較です。SWATより横のサイズが大きいので、横方向のたわみはSWATより強いお思います。操作性はSWATの方がいいと思います。タカハシのこのシーソー型の押しネジ方式はちょっと慣れないですね。
さて、極軸微動装置ですが、ジュニアギアヘッド、SWAT、タカハシのガイドマウントを紹介してきましたが、カメラレンズとかミニボーグみたいな軽めの鏡筒ならまぁ、大丈夫と思いますが、重めの鏡筒ならちょっと不安が残ります。境界は、ウエイト2Kだと思います。写真の2Kgのウエイトでバランスがとれる機材ならこれらの微動装置でもまぁ使えると思いますが、その上のウエイトになると、ぐっと重量がましますので、TOMITAのガイドマウントあたりが安心できそうです。
TOMITAのガイドマウントは、SとMを購入してみますので、レポートはもうしばらくお待ちください。
あと、スターベースでは三脚アジャスターも購入してきました。これも極軸微動装置として使えます。何より一番安上がりです。今度晴れたら使い勝手をテストします。
それと、極軸微動装置は、オリジナル版を作ろうかと思ってます。これから作るので早くても3ヶ月くらいはかかると思いますが、やはりせっかく丈夫な赤道儀を作ったので、足元あを固めないとすべてがだめになってしまいます。もちろん作るなら超格安にて提供したいと思ってます。これができて理想が完結です。
2015年4月 7日 (火)
「理想のポタ赤を作る」SS1赤道儀展示します
20万円以上もする買いものですからね、実際に見て、触って、動かしてみたいと思ってる方もいるのではないでしょうか。またGP2にしようかどうか、迷ってる方も。
そこで、身内のコネで場所を借りられたので、SS1赤道儀を展示したいと思います。期間は
4/9(木)~4/12(日)
時間 15:30~20:00
場所 埼玉県桶川市
上記期間内ならいつでもOKです。実際に見て、触って、動かせます。スマフォで望遠鏡動かせると感動しますよ。GP2も同時に展示します。
希望者は、非公開のコメントで訪問日時をお知らせください。そのさい、必ずメアドを書いてください。折り返し、場所等の詳細をお知らせします。
また、関西方面でも展示とかしてもいのですが、場所の問題もあるから、実現できるかどうか。また何かの集まりがあれば持っていったり、貸し出しもOKなので、とりあえずご連絡ください。
それから、SWATのガイドマウントを買ってみました。(極軸微動ユニットではないので注意)しっかりとした作りで操作性もまずまずです。載せてみた感じ。
ちょっと重量オーバーな気もしますが、ジュニアギアヘッドよりはいいです。
それから、実は赤道儀底部のカメラネジのピッチを試作機では間違ってしまって、ネジで止められなかったので、これ、赤道儀ネジ留めしてないんですよ。ただ乗っけてあるだけなんです。SS1はバランスがいいので、これでも倒れないのです。ですから倒したりしなければ無理な力はかからないと思います。
2015年4月 6日 (月)
「理想ポタ赤を作る」昨晩もテスト撮影
昨晩もちょっと晴れたのでテスト撮影に、、近所の空き地に行きました。
今回はちゃんと極軸望遠鏡のセンター出しをして、ギアの調整を固めで望みました。
ノータッチでどこまで撮れるかテストしました。筒はいつもどおりFS-60CBフラットナーです。
結果は。
露出3分ですが、やはり流れています。ただ、まぁ予想通りです。横方向のずれが、極軸のずれで、縦方向のずれはピリオディクモーションです。PMのずれは、撮影コマによって上にずれたり、下にずれてたり、ずれなかったり周期的に変わるので、間違えありません。PMはこんなもんです。
問題は極軸のずれです。ちゃんとセンター出ししてもこれだけずれます。(望遠鏡を向けた方向は極軸のずれが出やすい東方向)もっと追い込まないとだめですね。
まぁ焦点距離400mm近いですからね。しょうがないです。長焦点のノータッチがいかに難しいかわかると思います。
新しいポタ赤を出すというのに、星が流れた写真ばかしですみません。ただ、この「理想のポタ赤」は背伸びをしない赤道儀ということです。現実を直視した赤道儀というか。
明日晩は、私にとっては週末なので、寒冷地テストも含めて、八千穂高原に遠征に行こうと思います。ちょっと晴れそうです。
今度は、オートガイドのテストをしてきます。
2015年4月 5日 (日)
「理想のポタ赤を作る」販売詳細
お待たせしました。販売に関する詳細です。まずは、SS1赤道儀の生産台数ですが、合計27台になります。2回に分けて生産します。
5月11日ごろ 17台
5月末ごろ 10台
ただし、一台一台丁寧にチェックして、ケーブル等も製作して出荷しなければならないので、一斉に発送することはできません。一番最後の人は2~3週間かかってしまうかも知れません。すみません。
合計27台なので、希望する人にはいきわたるのではないでしょうか。もし、希望者がオーバーした場合ですが、この「理想のポタ赤を作る」企画を応援してコメントしてくれた方を優先したいと思います。ハンドルネームの明記を忘れずに。
価格ですが、もう想像ついていると思いますが、
218,000円
と非常に高額となってしまいました。大変すみません。特典として「電子極軸望遠鏡」をプレゼント、他、これからほんまかが次々に作る、新しいものの優先購入権がもらえます。(ほんとに出るかどうかわからないけど)
とても高価で買えないという方は、SS1コントローラ GP赤道儀モーターセットがお勧めです。価格は
98,000円
となります。GP系の赤道儀は3万円くらいで中古で買えますから、13万円くらいで、SS1赤道儀とまったく同じ機能の自動導入赤道儀が手に入ります。GPモーターセットの販売台数は
5月末ごろ 30台
となります。
また、モーターはいらないから、コントローラだけくださいという方には、コントローラ単体の販売もします。モーターの取り付け等は、相談の上ということで、価格は
65,000円
となります。台数はGPモーターセットと合わせて30台です。
次に、「電子極軸望遠鏡」ですが、これはまだ先ですが、完成は夏ごろになります。先に言ったとおり、SS1赤道儀購入者には無料ですが、
GPモーターセット購入の方 19,800円
その他の方 29,800円
を予定しています。
最後にオートガイドカメラですが、まだサンプルを入手していないのですが、もうじき手に入ります。もし、テストして使えそうなら、2タイプ用意します。
タイプA 市販のUSBカメラを利用したガイドポート付き
タイプB ほんまかオリジナルUSBカメラ SS1スタンドアローン対応
タイプA 75mmレンズセット 6月中 30,000円程度
タイプB 75mmレンズセット 8月ごろ 30,000円切るかも?
100mmレンズセットは5,000円高になります。
QHYよりは安くできますので、とりあえず、評価を待ってみてもいいかも。
モーター直接コントロールによるオートガイドはレスポンスが早いです。またWiFi接続すれば、ケーブル1本不要になります。
販売の詳細はこんなとこです。予約はもうちゃっと待ってください。
「理想のポタ赤を作る」仕様詳細
名称:SS-oneポータブル赤道儀
本体
大きさ:駆動ユニット部大きさ 130×108× 82
大きさ:直立時 幅229×奥行き108×高さ234(ウエイト除く)
重さ:約5kg(ウエイト除く)
鏡筒取付部:直径80 M8ネジ×2(35mm間隔)
三脚取付部:3/8インチカメラネジ×1 1/4インチカメラネジ×2
極軸望遠鏡内蔵 セレストロン製CG-5用(北斗七星・カシオペア印字) 取付ネジM28
明視野照明LED内蔵 明るさはコントローラで可変
ウエイトシャフト φ20×80 2本付属 ビクセン互換 接続ネジM12
ウエイト 1.5Kgウエイト一個付属 直径90
傾斜スタンド55度
駆動部(両軸とも)
ウォームホイル歯数120枚
モーター バイポーラステッピングモーター(ノンギアード)
減速ギア ウオーム歯数40枚
トータル減速比 1/4800
1/32マイクロステップ駆動
最高導入速度 対恒星時100倍(条件により落とさなければならない場合あり)
コントローラ部
電源:12V
消費電流:1A
●スイッチ類説明
【ON/OFFスイッチ】 電源
【Program/Manualスイッチ】マニュアルモード/プログラムモード切り替え
【Repeatダイヤル】マニュアルモード 撮影枚数設定 プログラムモード プログラム番号設定
【Exposureダイヤル】マニュアルモード 露出時間設定 プログラムモード プログラムステップ設定
【Startボタン】開始
【Pauseボタン】停止/一時停止
【Shutterボタン】マニュアルシャッターボタン
【Stepダイヤル】ステップ微動設定 連続 0.1°0.5°1°5°10°
【十字ボタン】モーターコントロール
【Tel.Wes./Tel.Est】テレスコープイースト/ウエスト切り替え
【High/Low】ガイド速度切り替え
●インターフェース部
【シャッター出力×2】: 2.5mmステレオミニジャック 2本の線をショートさせるタイプのシャッターに対応Canon Nikon アルファ7sなど EOS Kiss系は市販のミニステレオケーブルで直結可能。EOS 5D系は、オプションでケーブルを用意 時間差シャッター(0秒~10秒)対応、フォトMOS-FET出力のためカメラと完全に絶縁。極性の心配なし。
【オードガイド入力】:RJ11コネクタ ST-4互換
【電源/モータ線/明視野照明】:ミニD-sub15ピン
【USBカメラ入力】:USBホストコネクタ スタンドアローンオートガイダー用(リリース時未対応)
【パソコン接続】:RS232C D-sub9ピン
【ビデオカメラ入力】:アナログカメラの対応予定はなし
●無線部(WiFi)
対応デバイス:WiFi搭載パソコン iPhone5以上 Android4.03以上 AndroidタブレットOK、iPadには未対応(対応予定あり)
同時に複数のデバイスへの接続は不可
動作確認済みオートガイダー
QHY-5LⅡ(PHD-Guidingにて)
LodeStar(PHD-Guidingにて)
動作確認済み自動導入ソフト
ステラナビゲーター10
Cartes du Ciel 3.10
SUPER STASR Ⅳ
SkySsfari 4 Pro(スマフォWiFi接続)
2015年4月 4日 (土)
「理想のポタ赤を作る」軽量システムを組んでみました。
ポタ赤を作るといいながら、望遠鏡を載せることばかり考えていましたが、軽いレンズで軽量システムを組んでみました。
中型の三脚に、マンフロットのジュニアギアヘッドの組み合わせです。このくらいのシステムならジュニアギアヘッドでも大丈夫でしょう。
ウエイトシャフトの延長シャフトもいらないです。このまま組み立てたまま運んで、即、撮影に入れそうです。
やっと、ポタ赤らしくなってきました。
ついでに重量級の中望遠レンズを載せてみた感じ。まぁ強風じゃなければ使えそうです。
でもやっぱ望遠鏡は無理だな。この三脚じゃ。ベルボンの630+マンフロット410でした。
追記。
この赤道儀の特徴として重心が中心近くにあるというのがあります。御覧のように自立します。
「理想のポタ赤を作る」上下水平微動装置をどうするか
極軸合わせ用の微動装置は既製品を利用と前回書きましたが、いざ、選ぶとなると悩みますね~。これといったものがない。安くて強度のあるものが良いのですが、なかなかそうもいかず、何かを犠牲にしないといけないようです。
とりあえず、良し悪しは置いておいて、世の中にどのようなものがあるかリストアップしてみました。
この件に関しては、広く情報を募りたいと思います。まだ他にあるとか、またこれを試してみたいというのがあれば、実際に私が買って試してみます。また、必要ならアダプター類も作成します。とりえず、リリースまでには何かひとつくらいこれというものを出したいと思います。
まずは、三脚の微動雲台から、マンフロットが有名です。
410ジュニア雲台は天文分野でも有名ですね。私も2軸改造して、スカイキャンサーで使っていました。ただこれしなるんですよね。強度重視なら400型ですが、10万もします。
カメラ用品では雲台ではなく、レベリングベースというものがあります。これも使えそうです。
●マンフロットレベリングベース
http://www.manfrotto.jp/levelling-base-338
これは丈夫そうだが、ネットの評判によるとダイアル重いらしい。
●ベルボンレベラー
http://www.velbon.com/jp/catalog/accessory/precisionleveler.html
中国製侮れないです。けっこういけるかも。買うだけ買ってみるか?
次は、他社ポタ赤用微動装置。使用目的がそのものずばりなので、機能的には問題ないが強度的にはどうなのか。
●TOAST用
http://www.toast-tech.com/enjoy/s32.html
●SWAT用
http://www.unitec.jp.net/option.htm#KBU
次はガイドマウント
●タカハシ
http://www.mmjp.or.jp/takahashi-sb/data/azbidou.htm
天下のタカハシ。見た目以上に丈夫かも。
●TOMITA
タイプS
http://www.y-tomita.co.jp/original/dxbido/dxbidos.html
タイプM
http://www.y-tomita.co.jp/original/dxbido/dxbidom.html
タイプL
http://www.y-tomita.co.jp/original/dxbido/dxbidol.html
タイプLは丈夫そうですね。あとは値段を許容できるか
最後に工業用ゴニオステージ。私もこれを使っていますが、操作性は一番いいと思う。すごく滑らかです。ただ日本製はすごく高価なので、中国製でひとつ紹介します。
さらに使えそうなものがあれば追加していきます。さて、どうしようか。
安上がりな方法として、三脚アジャスターもいいかもしれません。
http://www.kyoei-tokyo.jp/shopdetail/018009000001/
2015年4月 3日 (金)
「理想のポタ赤を作る」試作機完成
大変お待たせしました。試作機がついに完成しました。これです。
ポタ赤というより小型の赤道儀ですね。蓋は、塗装見本作成のためまだ業者にあります。まだ塗装していないので厳つく見えますが、白基調で塗装すればけっこう、かっこよくなりますよ。
コンパクトにまとまっています。ウエイトを着けたまま、このように立てられるのがポイントです。組み立てたまま運べるというコンセプトです。重い機材を載せる場合は延長シャフトをつけてウエイトを下に下ろせばいいだけです。このような心配りは長年ポタ赤を使い続けたほんまかだからこそですね。自画自賛。
もうひとつの工夫は、ガイド鏡テーブルをつけたことです。これがないとガイド鏡のためにプレートをつけたり、いろいろ工夫しないといけないので、システムが複雑になります。ただ、欠点もあって、気をつけないとぶつかります。これに関しては後で説明します。
FS-60CBを載せてみました。
余裕で載ります。FS-60CBが小さく見えるほどです。プロミナー500や、今注目のウイリアムオプティクスの71mmを載せても大丈夫でしょう。8cm級鏡筒も大丈夫そうです。
大きさに関しては、いろいろ議論のあるとこです。ただ、今回コストを重視し、1BOXの筐体に赤経、赤緯両方の機構を収める設計としました。このような設計にした以上、大きさは、事実上ウォームホイルの歯数で決まってしまいます。歯数は120枚ですが、歯数を20枚減らせば、縦横奥行きを1cm削ることができます。ただ、歯数100枚というのはちょっとさびしいので、ギリギリの選択ということです。また歯数120枚を切ると、極軸望遠鏡を赤経軸に内蔵なせることも難しくなります。
そう考えると、しっかりとした赤道儀を作るというコンセプトのもと、これがギリギリの大きさということになります。結果的にこれでよかったと思います。
次に、カメラレンズを載せてみました。
モーターは両軸とも、ノンギヤードなのでバックラッシュはほぼないです。反応はすごくいいです。しかも、ノンギヤードなので安いです。今回は日本パルスモーターさんにコネがあったので安く仕入れることができました。最高導入速度は100倍です。
まだつけていませんが、明視野照明のLEDを内蔵させますので、ユーザ側で用意する必要はないです。
両軸ともベアリングを使っています。基本的な構造はタカハシを参考にしました。
早速、FS-60CBフラットナーをつけて、近所の空き地に撮影に行きました。今日の晴れは貴重で今後1週間は曇りの予報です。
主に使い勝手を調べましたが、なかなか良好です。最近GP2を使うことが多かったのですが、やっぱりポタ赤は楽です。操作もこれくらいの大きさだと楽です。スカイキャンサーは小さいのですが、逆に操作しづらいところがあるのですが、これくらいの大きさがあると楽です。
いっぽう、マイナス評価は、ガイド鏡テーブルです。テレスコープイーストかウエストかで、ガイド鏡テーブルが上のほうに向くようにセッティングしないと、赤道儀のスタンド部分に干渉する恐れがあります。アリガタアリミゾや、アルカスイスのクイックリリースプレートみたいなものを使用しているなら、その場で逆向きにつければよいのですが、写真のように鏡筒バンド固定式で、しかも重心オフセットのついている場合は、その場で逆向きにというわけには行かないので、遠征前に十分考えて準備する必要があります。
満月近いのですが、ISO100にして実際に撮影もしてみました。焦点距離370mmでは、さすがにノータッチは無理でした。星が斜めにずれていますが、これは極軸望遠鏡のセンター出しをまだしていないことによる赤緯軸のずれと、ピリオディックモーションによる赤経軸のずれの合成です。(縦方向のずれが極軸のずれで、横方向のずれがPMです。)
ピリオディックモーション性能は歯数120枚なので、それほどよくありません。100mm以上はオートガイドしてください。もともとそのようなコンセプトなので。
2軸駆動の最大の利点は、前にも言いましたが、やはり構図の微調整ができることです。オートガイドや、自動導入はもちろんありがたいのですが、構図の微調整ができる。これがほんとにすばらしいことです。今までのポタ赤はここでほんとに苦労してきました。私もこれで7年も苦労してきたんです。「入選の題一歩は構図から」
「理想のポタ赤」と言いながら、唯一妥協したとこがあります。極軸調整のための水平上下微動装置がないことです。これをつけなかったことには理由があります。
まず、よくあるような、押しネジによる、水平上下の微動です。これは一番安上がりにできるのですが、私、これ大嫌いなんです。慣れている人もいるかも知れませんが、私はいつまでたっても慣れません。だからGP2で極軸合わせるときはほんと憂鬱になるんです。
自分が「理想」といっているのものに、自分の大嫌いな装置をつけるわけにはいきません。だからつけるならウォーム式と思うのですが、ただそうするとコスト的に大変高いものになってしまいます。それならいっそのことあきらめて、他社製品にゆだねるのがいいのではないかと思った次第です。
ただ、ウォームホイル式の傾斜スタンドも計画中なのでそのうち、オプションで出そうかと思ってます。
さて、テストした結果、さほど大きな問題もなくこれでいけそうなので、もうちょっとテストして量産のしたくをします。それと同時に販売の詳細発表と予約の受付もそろそろします。もうしばらくお待ちください。
現在の私の目下の課題はオートガイドカメラをどうするかということです。先日話したソニーのCMOSセンサーなのですが、売ってくれることは売ってくれるのですが、少量だと、ぼったくり価格を提示されました。余剰在庫などを安く入手することもできるのですが、正規のルートでないと技術資料が手に入らないんです。
そこでソニーのセンサーをあきらめ、Aptinaのセンサーで探しています。いくつかサンプルを入手する準備をしています。
ところで、一からUSBカメラを作り、しかもスタンドアローンのオートガイダーを作るとなると、相当時間もかかることになります。それまでの間は、他社製カメラにPHD-Guidingなどを使ってもらうわけですが、一刻も早くSS1コントローラのオートガイドの良さを味わっていただきたいので、とりあえず、スタンドアローンは置いておいて、パソコンは必要ですが、市販のガイドカメラを使ったオートガイダーを計画中です。
候補のカメラはもう決まっていて、今サンプルを購入するため手続きをしています。このカメラだと、レンズとセットで3万円くらいで提供できそうです。赤道儀本体の価格が高くなってしまったので、ガイドカメラくらいは安くしようとがんばっています。こちらもお楽しみに。
「理想のポタ赤を作る」試作機できた
今日は、試作機ができてきました。
早速、家の近くの空き地に行って、さっきまでテスト撮影してました。
特に大きな問題はなかったです。
明日(3日)の夕方に写真やテストリポートをアップします。お楽しみに。
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