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2015年8月 2日 (日)

「経緯台で天体写真」傾斜の問題

SS-oneの延長シャフトの申し込みは明日日曜日までとなっています。お忘れのないように。さて、経緯台の話です。

前回、ローテーターの話をしました。経緯台とローテーターがあれば、天体の追尾ができるかと言うと、まだ足りないものがあります。実はあまり注目されていませんが、これは重要な問題です。

経緯台追尾の場合、写野は次第に回転していきますので、カメラの写野が経緯台の垂直、水平軸に必ず平行または垂直とは限りません。

Image3
図で言うところの角度θを知る必要があります。これが分からないと、オートガイドでモーターの回転数を計算できません。

θを知る方法としては以下の方法が考えられます。

1 ローテーターにエンコーダーをつける
2 ローテーターを水平の位置で原点をとり、ローテーターのモーターのパルス数をカウントする
3 傾斜センサーを使う。

1,2の方法は正確ですが、どこかでアライメントしなければなりません。FTS(フリートラッキングシステム)を目指す立場としてはあまりよくありません。そこでアライメントが不要な傾斜センサーを採用することにします。

傾斜センサーは2つ必要です。なぜなら、経緯台の水平軸が必ず水平とは限らないからです。つまり傾斜センサーは経緯台の水平面に一つ。カメラの水平方向に一つ必要です。

結局、経緯台でFTSを実現するには、電動経緯台とローテーターと2つの傾斜センサーが必要になります。

また、コントローラは2つの傾斜センサーの入力と、3つのモーターを制御できなければなりません。

 

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コメント

あら、経緯台プロジェクトあまりコメントないですが、方向性はいけてると思うんですよ。

追尾中心でお話しされていますが、導入も課題かと思います。自分はスマホポン付けの導入ソフト作ってます。方位と高さと時間と経度・緯度が自動で取得できるので、導入もいけるのではという感じです。あとの課題はキャリブレーション(やはり方位の精度は問題です)と大気補正という感じデス。ご参考まで。
http://mobazou.blogspot.jp/2015/08/iwannagotostar_5.html

投稿: mobazou | 2015年8月 5日 (水) 03時18分

mobazouさんも、自動導入経緯台を挑戦されていたのですね。アイホンアプリなど、同感できる共通点も多く、楽しく拝見させていただきました。

私の経緯台もすでに一点アライメントの自動導入は完成していて、座標変換もできるようになってします。
今は、2点アライメントに変更してるとことです。これもいずれブログにて書きたいと思います。
お互い、頑張りましょう。

投稿: ほんまか | 2015年8月 5日 (水) 17時16分

方位が安定しない理由が判明しました。カメラボディー(X-T1)のレンズマウントあたりがステンレス製かなにかで、強力に帯磁してたんです。
まさか、カメラが帯磁しているとは。地磁気センサーを使う人がいるなんて思ってもないんでしょうね。いやはや。ほんまかさんも地磁気センサー使うときは気をつけてください(1週間なやみましたよ。ホント....)

投稿: mobazou | 2015年8月 9日 (日) 15時30分

帯磁の影響を回避するため30cmくらい離したんですが、ダメですね。エアコンの室外機の影響かもしれません。ちょっと磁場なしでうまくいかないか検討します....磁気に1週間振り回されました.....

投稿: mobazou | 2015年8月 9日 (日) 22時10分

mobazouさん、
磁気センサーは、電子極軸望遠鏡で既に使っていますが、まったくあてにならないですね。やはり、周辺の磁気の影響を受け易いようです。

もっとも、この経緯台では磁気センサーを使う予定はなく、加速度センサーで傾斜を測定する予定です。加速度は静止している限り、周りの影響を受けにくいです。

投稿: ほんまか | 2015年8月 9日 (日) 23時20分

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