CMOSセンサーあれこれ
部品がこないので、つかの間の休息です。しばらく、いろいろしゃべろうと思います。
今日はCMOSセンサーについて。
ソニーがCCDの生産終了を予告して、今後はCMOSセンサーがますます重要になってきます。CMOSセンサーはマイコンとの相性が良いので、私もいろいろ作ろうと妄想が広がるのですが、各社とも技術情報をなかなか出さないので、特にソニーは出さないので、自分でカメラ作るのはきわめて困難なのは残念な状況です。
さて、現在、高感度オートガイドカメラとしてよく使われるセンサーとしては、Aptina(今は買収されてONセミコンダクター)のMT9M034があります。QHY5LⅡやASI120などが使っています。あと、これとほとんど同じ仕様で一年新しいセンサーでAR0130があります。ToupTekのカメラで使われています。ASIもカラー版は使われています。
ただ、両センサーとも、もう古いですね。販売が、2011、12年くらいだったと思います。それにAptinaはあまり元気がないですね。今は、ソニーが元気です。
今、ソニーの注目センサーは、オートガイダー用としてはIMX224ですね。MT9M034と同じ1/3インチのセンサーです。QHY5LⅢやASI224に使われています。他社も今後このセンサーを使ったのを出してくると思います。
感度の単位が、Aptinaとソニーでは違うので、単純な比較はできないのですが、MT9M034などと比較して4倍くらい高いような印象です。
感度が高くなって、オートガイド上、有利なことは、露出時間を短くできることです。つまり修正間隔を短くできます。たぶん1/8秒とか、このくらいの間隔で修正信号出せるではないでしょうか。そうすると、オートガイドの精度もあがります。またバックラッシュの大きいシステムでも有利と思います。
また、経緯台で追尾するには修正間隔が短いほど有利ですから、ほんと夢物語ではなくなってきました。
QHYの電子極軸望遠鏡もIMX224使ってるのかな。
あとはIMX224を使ってるカメラがもう少し安くなってくれればな。と思うこのごろです。
| 固定リンク
コメント