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2015年9月28日 (月)

ケーブル地獄からの脱出

先のブログ記事で「ケーブル地獄」という言葉を使ったためか、結構反響が大きく、悩んでいる人が多いことが分かった。

確かに、最近は電子化で特にオートガイダーがからむとケーブルがごちゃごちゃ。また、カメラを2台載せるケースも多く、さらにケーブルがごちゃごちゃ。

ケーブル類をいかに少なく、シンプルにするかは、システム全体を軽量化するのと同じくらい重要な問題。

私は、こうなってしまった原因の責任の多くは、メーカーにあると思っていますが、いまさらメーカーに文句を言っても始まらないので、ケーブル類をシンプルにする方策をいくつか考えてみました。

1 束ねる

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一番シンプルな方法ですが、基本だと思います。効果も大きい。結束バンドなどで束ねて、三脚やピラーなどにきれいに這わせる。使う人のもっとも性格が現れやすい方法ですね。

2 ハブ方式

1509273ケーブルの分岐を機材の近くで行う方法。実は以前、私はこの方法を採用していました。写真はこれ。

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ただ、この方法はシステムの追加や変更に弱い。柔軟性がない。

3 デージーチェーン

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カメラ電源やヒーター電源など同じものがいっぱいある場合に有効。根元の方でトラブルがあると、それ以降全部落ちる。ただ、その場合は途中を外せばいいだけのこと。

4 無線化

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すべてではないが、一部を無線化する。RS232Cなどは、WiFiやBluetoothなどで置き換え可能。

また無線化とは直接関係ないが、システムの一部をスティックPCや、小型コンピュータなどにして、システム全体をコンパクト化、リモートコントロール化する例もある。

私、3のデージーチェーンがけっこういいのではないかと思ってます。さっそく、試作してみたいと思います。良ければ商品化も。

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