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2015年11月 5日 (木)

スタンドアローンオートガイダー、フィールドテスト

1台4役のオートガイダー、ついにフィールドテストできる段階まできました。

1511055暗くて、わからん。

1511056見事、自動キャリブレーション、それからオートガイドに成功しました。キャリブレーションも自動になりました。

ところで、ガイドカメラですが、4つのカメラに対応する予定です。ほんまかオリジナルカメラと、それから、ZWOのASIカメラにも対応予定です。ほんとは、ToupTekのカメラに対応できればよかったのですが、ARMドライバは作れないと言われてしまいました。x86ドライバはできて、ARMにできない理由がまったく分かりません。へんな会社。

対応予定のカメラの特徴は以下の通りです。

ほんまかオリジナルカメラ
AR0130センサー使用。小型で四角く、カメラをブラケットなしで直接プレートに固定可能。
とにかくシンプル、小型にしたい方、お勧め。

ZWO ASI034MC
高感度のセンサー使用。1/4インチサイズがちょっとネックだが、とにかく安い。

ZWO ASI120MM(C)
MT9M034(AR0130)センサー使用。現在、オートガイダーで一番使われているセンサー。価格も手ごろ。

ZWO ASI224MC
ソニーの超高感度センサーIMX224を使用。ちょっと高いが、とにかく高感度が良い人にお勧め。

あくまでも予定ですけど。上の2つは動作確認できました。

1511057カードサイズ。普通のLinuxパソコンとしても使えます。

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コメント

いよいよですね~、スタンドアローンオートガイダー
カメラレンズにしてもFC-76DCにしても、撮れば撮るほどガイドの必要性をヒシヒシと感じてます
自分の撮影環境が、ほんまかさんの発表ごとにランクアップしていき、またそのランクアップを楽しみながら新しい発見が有り、遠征に行くたびに楽しみです

オートガイダーは自分にどんな世界を見せてくれるのでしょうね~
楽しみに、でも焦らずに完成を待ちたいと思います

投稿: KEN | 2015年11月 6日 (金) 00時21分

いよいよ完成ですか!

困ったことにウチには退役中のASI034があります

ガイド鏡を使っていた時期に視野の狭さに閉口してお蔵入りしたのですが、、、

使えると聞けば、スタンドアローンが欲しくなってしまいます(笑)

投稿: MASA | 2015年11月 6日 (金) 13時30分

KENさん、
ブログ見ました。コリメートでもけっこう撮れるもんですね。
オートガイダーがあれば、星や星雲はもっとシャープになります。
あと、長時間露光ができるので、淡い部分までしっかり写ります。
より天体写真らしくなって楽しくなると思いますよ。

投稿: ほんまか | 2015年11月 6日 (金) 13時53分

MASAさん、
まだ完成という訳ではないですが、山を越えた感じですね。
カメラをお持ちですが、それなら最小限の投資でスタンドアローンにできますね。
M-GENは税込で7万円近くしますので、これなら本体だけで3万円以下にはなると思います。

投稿: ほんまか | 2015年11月 6日 (金) 13時56分

順調に進んでますね!

QHY-5L-II や Loadstar への対応は…無理ですよね~(^^;

投稿: HUQ | 2015年11月 8日 (日) 06時50分

ほんまかさん
この機材を極望として使う場合、どういう風に使うのか想像できません
既に電子極望を導入したのですが、どちらが便利でしょうか??

投稿: MASA | 2015年11月 8日 (日) 15時48分

HUQさん、はい順調です。

QHY対応ですが、やってみたのですが、
画像取得がうまくいきませんでした。
QHYは、Windowsパソコンでもうまくできず、カメラ側に何か根本的な問題があるようです。
ネットで検索しても、問題が多いようで、仮に出来たとしても、販売者として責任ある対応を保障できないので、あきらめました。

StarlightXpressは、メーカーとして、Linux開発キットを用意していないので無理なのですが、サードパーティー製はあるようです。ただ、やはり問題も多く、見送りました。StarlightXpressは値段も高いのであまり一般的でないのもやる気がでない理由でもありますが。

今のところ、安定的に動作してるのは、ZWOだけです。ZWOも少し問題があるんですが。

投稿: ほんまか | 2015年11月 8日 (日) 16時11分

MASAさん、

使い方は、
カメラと本機は別々のなります。
小さなUSBカメラを赤道儀の極軸穴の鼻先に取り付けて、本機とカメラをUSBで接続します。

従来機に比べた、本機のメリットですが、

1 解像度が高い->より正確にあわせられる
2 視野が広い
3 カメラを赤道儀につけたまま移動できる

一方、デメリットですが、

1 起動が遅い
2 GPSがない
3 水平、高度センサーがない

どちらが便利かですが、

両方持っていたら、たぶん、従来機の方を使うと思います。
やっぱり、極軸合わせって、ささっと済ませたいじゃないですか、だから、ハンドリングの良い従来機の方が、
使われると思います。
あくまでも両方もっていた場合の話で。
これはこれで便利と思います。

投稿: ほんまか | 2015年11月 8日 (日) 16時18分

ほんまかさん

QHY-5L-II と Loadstar については、多星ガイド方式の Deflexure3 の作者 g-log さんが Windows と iOS 上で使いこなされているようです。
http://exogalaxy.com/

不可解な点を質問してみると、何かヒントが得られるかもしれません。
QHY-5L-II は K-ASTEC さん発の流行りで持ってる人が沢山いるので、対応が実現するとユーザーが大幅に増えるかもしれません。

投稿: HUQ | 2015年11月 8日 (日) 22時21分

HUQさん、確かにQHY5L2は普及してるのでそれに対応することは魅力です。
ただ、普及してるからこそ、いろいろなレビジョンのものが存在し、その違いも明確でないなか、サポートしていかなければならないのは、個人的には無理ですね。
やるならば、カメラと本体のセット売りですね。これなら動作を保障できますから、ただ、これでは意味はないと思います。
ZWOのカメラもほんとはやりたくないです。
わざわざオリジナルカメラ作るのも、もしもの時の保険です。
USBデバイスのサポートって難しいんですよ。
ToupTekのガイドカメラもだいぶ苦労しました。
個人的に使うのと、不特定多数の人にお金をもらって使ってもらうのとでは大きな差があるんです。
よく、こういことを言うと、無サポートでも良いからと、言われるのですが、無サポートでも結局、質問のメールが来るし、着たら、何かしら調べて返事しなきゃいけないし。ネットにはいろいろ書かれるし。
とにかくやるなら、十分に調べてやらないと、単に動けば良いというものでもないです。
すみません、なんか愚痴っぽくなってしまいました。

投稿: ほんまか | 2015年11月 8日 (日) 23時57分

ほんまかさん
確かに、そういうところありますよね。
忘れた頃にドライバがupdateされてI/Fが変わっちゃって、アプリが正しく動かなくなってしまっていたり。

ASCOMが天体機材用ソフトウェア開発プラットフォームとしてちゃんと機能すれば良いのですが、現状見る限り理想とは程遠い状態ですよね…

投稿: HUQ | 2015年11月 9日 (月) 20時39分

HUQさん、
ASCOMもINDIもそうですが、結局、お金が絡まないと、だれも責任もってやらないんですよ。オープンとか、フリーとか言うと聞こえはいいのですが、結局は責任取れないから、勝手にやってみたいな。
そもそもLinux自体が、曲者で、まずトラブルの連続。いろんなものの寄せ集めだから、何が確かで、何を信じていいのか。
RasPiだって、ちゃんとした仕様があるわけでもなく、勝手にコネクタ位置変えられたら、もう終わりです。
結局、責任あるもの作ろうとすると全部自分で作るのが確かなんですよね。面倒だけど。

投稿: ほんまか | 2015年11月 9日 (月) 23時33分

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