2016年1月31日 (日)
2016年1月29日 (金)
ほんまかオリジナルガイドカメラ
ほんまかオリジナルガイドカメラの試作機が完成しました。
ASIより一回り小さくなっています。大きな赤道儀に載せるなら大した差ではありませんが、SS-one miniに載せるならこの違いは大きいです。
かっこいい。
SS-one miniにも合う大きさです。しかし、ここまで完成されたポタ赤が今まであっただろうか。スタンドアローンオートガイダー、自動導入、無線コントロールに電子極軸望遠鏡。ぜんぶアリアリでしかもスマートにまとまっている。寄せ集めではなく、統一設計によるからこそできたもの。うーん、あまり自画自賛するとBのブログみたいになるからやめておこう。
このカメラですが、小さいのは良いのですが、ノイズは多いです。ですから、大きさを気にしないならASI120MMがお薦めです。SS-one miniユーザには良いと思います。いちおうノイズを減らす方策があって、以下のいずれかの方法でノイズを減らし、ガイドしてください。
1 ダークを撮る。
ダークを撮るといっても、レンズの前を手でふさぎ、ボタンをクリックするだけです。これだけで見違えるほど奇麗になります。
2 ビニングする。
2×2にビニングすればノイズは減らせます。ただビニングすると解像度が減ってしまいます。SS-oneオートガイダーは通常640×480でやってるのですが、320×240になってしまいます。ですから長い焦点距離(概ね200mm以上)のガイドは避けるか、ガイド鏡の焦点距離を伸ばします(150mm以上)
ところで、オートガイダーまで含めてフルセットで全部買うとなると、18万くらいになるのかな。まだ価格が確定していないとこもありますが。18万というとちょっと高いように感じるかも知れませんが、他で同様の仕様で組むともっと高いですよ。たぶん世界最安値。それにSS-one miniの良いとこは、最初から全部そろえる必要がないことです。最初は一軸ポタ赤として、気軽に始める。5万円から始められますので。
SS-one miniですが、今週中に本体が入荷されますので、チェックして問題なければ、来週あたり予約を開始したいと思います。オートガイダーはもうちょっと先です。
2016年1月28日 (木)
ミラーレンズ・ファーストライトとASIカメラ情報
Zeissのミラーレンズのファーストライトのため、秩父ふれあい牧場まで行ってきました。
美の山公園は夜景を見にくる人が多いので、今回はふれあい牧場のほうにしました。こちらも夜景が奇麗=空が明るい。
Zeiss mirotar 8/500
EOS 6D ISO3200 10分×10枚
SS-one mini SS-oneオートガイダー ASI120MM
一見、よさそうですが、拡大するとこの通り、
星が丸く写りません。はじめはガイドエラーだと思いましたが、ガイドエラーでないです。全コマこんな感じ。がっがりです。なんなのこのウニウニは。
ミラーレンズが悪いというより、このレンズが悪いと思います。個体の問題でもなく。
他のミラーレンズを探ってみようか。それとも、やはりここはminiBORG+テレコンバーターでいくか。FS-60CB+APSデジカメで軽量化という手もある。振り出しに戻りました。
さて、今回。ASI120MMのカラー版であるASI120MCを入手しました。こちらの方が5千円くらい安いので注目です。さっそくテストしました。
まずは、ASI120MMの画像。星がよく写っています。
次に、ASI120MCの画像。ほぼ同じ領域ですが、星の写りが悪いです。どこ向けてもこんな感じ。
ASI120MCは惑星用でガイド向きではないようです。はっきりいって、このASI120MCの選択肢はないと思います。安さを求めるなら、ASI034MCの方がよっぽどいいです。
そうこうしてるうちに月が昇ってきました。
2016年1月24日 (日)
2016年1月22日 (金)
SS-one mini用電子極軸望遠鏡
SS-one miniにやっと電子極軸望遠鏡がつきました。量産品ではもっと奇麗につけます。今までは、適当に極軸合わせしていましたが、これで正確に合わせられます。
オートガイドだけに限って言えば、極軸は適当でいいのですが、自動導入はやっぱ極軸がずれていると、ずれます。
当初はタカハシ用の電子極望を流用する予定でしたが、このようにドイツ式ユニットに直にCMOS基板を付けた方がコンパクトだし、安くできるので、このような型に変更しました。これで7千円~8千円くらいの追加予算で電子極望を導入できます。
ところで、この例で分かるように、電子極望を使うことによって、赤道儀の設計の自由度が増します。今までは極軸望遠鏡をどうするかで、特にポタ赤は制約を受けていましたが、そういった制約がなくなります。
電子極望は何も、見る姿勢を楽にするだけのものではないのです。
2016年1月21日 (木)
新ブログ「天文マイコン道」立ち上げ
新ブログ「天文マイコン道」を立ち上げました。
私、「ほんまか」は長年「デジタル星野写真撮影記」を書いてきました。その中で、電子工作やマイコンの記事も書いてきましたが、このたび、電子工作、マイコン分野は分離・独立することにしました。
近々、SS-one miniやSS-oneオートガイダーが発売されますが、これらは完成された商品としてだけではなく、自作派向けの素材として非常に有用です。これらの素材を有効に活用していただくための情報をどんどん発信していこうというのがこのブログの趣旨です。
たとえば、SS-oneオートガイダーの中身は、Linuxボードであり、ラズベリーパイであり、だれでもその中身を作ることができます。オートガイダーとはまったく関係ないものにすることも可能です。そのためには情報の提供が不可欠です。
そして、私自身も知りたい情報がたくさんあります。このブログを通してそれらの情報を得られれば幸いです。
したがって、それなりにレベルの高い内容にもなりますし、ディープに掘り下げなければならいない場合もあるので、「デジタル星野写真撮影記」とは分離することにしました。
取り上げる内容は次のようなものです。
1 SS-one miniの1軸コントローラの回路図、プログラム公開、説明
2 SS-one miniを使った、自動導入コントローラの作り方。
3 SS-oneオートガイダーの中身、ラズベリーパイ入門。
4 オートガイダーの作り方、修正方法。
5 電子極軸望遠鏡の作り方、修正方法。
それでは、第一回の記事をお楽しみに。
2016年1月19日 (火)
2016年1月18日 (月)
ちゃんと撮れる500mm星雲星団撮影システム
SS-one mini用に新光学系を買いました。
ミラーレンズです。
Carl Zeiss Mirotar 8/500
CONTAXブランドのZeissレンズです。中古で12万ほどでした。定価は28万。12万というと高いように思いますが、望遠鏡買おうと思えば、こんなもんでしょう。ほんとは、BORG55FL買う予定だったんですが、こちらになってしまいました。
SS-one miniには、FS-60CBを搭載してサンプル写真を撮っていましたが、やっぱりちょっと重いんですよね。鏡筒が重いと、ウエイトも重くなるし。せっかくのSS-one miniの良さを生かせないと思って。
そこで、BORG55FL買う予定だったんですが、こないだのガイド成績があまりにも良かったので、500mmいっちゃえと。屈折系で500mmは絶対無理なので、ミラーレンズになりました。
Zeissのこの質感、たまりません。ほぼ新品。私は以前Hasselbladやってたこともあり、Zeissにはどうも弱いんですよ。ミラーレンズならもっと安いもんいっぱいあるのですが。
ミラーレンズでの天体写真ですが、ネットで検索するといくつか見ることができます。どのレンズもまぁまぁといったところ。色収差がないので、安いレンズでありがちな、派手にパープルフリンジや青ハロが出ることはないので安心です。
実は、私は以前にもミラーレンズにチャレンジしたことあるんです。まだスカイキャンサーを2軸駆動化する前でした。
結果、
●F値が暗く、ファインダーのぞいても何も見えない。対象導入が困難。
●ノータッチなので1分でも流れる。F値が暗いので1分では何も写らず。
ということで、断念したのでした。あと、ピント合わせが難しいのも記憶にあります。
ところが、今回SS-one miniにて、自動導入、オートガイドが実現したので、上記問題がクリアされました。そこで再挑戦となったわけです。
まだ撮影していませんが、そこそこの写りが期待できるなら、ちゃんと撮れる500mm星雲星団撮影システムとしては最小のもではないでしょうか。
500mmと言えば、イプ180EDと一緒の迫力ですよ。(質はおいといて)
今夜は晴れそうですが、雪の影響で、撮影できる場所があるかどうか。とにかく試写が楽しみで仕方がありません。
2016年1月17日 (日)
ガイドカメラの保持方法
小さいポタ赤の場合、ガイド鏡(カメラ)の取付方法についてはけっこう悩むものだ。
望遠鏡の場合、鏡筒バンドに付けられれば良いが、付けられない鏡筒バンドもあるし、カメラレンズの場合は無理。
そこでまず試したのが、カメラの横に付けるK-ASTEC方式。
あまりスマートでない。お金もかかる。赤緯軸にカメラ本体を固定する場合が良いが、写真のような望遠レンズや望遠鏡の場合は、ただせさえボトムヘビーなのにさらにボトムヘビーになってしまう。
そこでこのような、プレートをアクリルで試作してみました。これを赤緯回転テーブルとクイックリリースの間に間に挟みます。
本ちゃんはもちろん金属で加工しますが、価格的には1,000~2,000円のレベルでしょう。
2016年1月15日 (金)
予約はまだですよ~
なんかもうすでに、予約したいというメールが殺到していますが、まだちょっと待って、待って。
今回、どれも十分な数を用意しています。
オートガイダー20台の、モニタテスターに関しては、改めて募集しますが、早い者勝ちではなく、使用してる赤道儀など重複がないなど、いろんなことを考慮して選考しますので、あわてなくて大丈夫です。
すみません。予約はもう少しお待ちを。
SS-one mini、オートガイダー 販売時期価格に関するまとめ
SS-one miniとオートガイダーの販売時期や価格に関する、現在まで、私が想定してことのまとめです。今回は商品構成が複雑です。良く読んでください。分からない事は事前に聞いてください。
それでは、SS-one miniから
販売するもの
●本体 価格39,000円(税込) 販売時期2月8日ごろ
●ドイツ式ユニット 価格未定~15,000円くらい 販売時期2月下旬
シャフト、ウエイトを含む(ビクセン互換)
●2軸コントローラ(現SS-oneコントローラの流用) 既に販売中
定価45,000円ですが、SS-one miniと同時購入の場合35,000円。さらに販売記念として先着40名様は、25,000円(税込)で販売。
●1軸コントローラ 価格未定 10,000円くらい 販売時期3月下旬
●傾斜スタンド 価格未定 販売時期2月下旬
フルセットで購入すると、傾斜スタンドは除外して、以下のようになります。
本体×2+2軸コントローラ+ドイツ式ユニット=39,000×2+25,000+15,000=118,000円
となります。
2月の初めに販売できるのは、本体と2軸コントローラだけです。したがって、購入してすぐ使える方は以下の方々です。
1 本体だけ買う人、モーターコントローラは自作する。(作り方はブログにて説明)
2 とりあえず、1軸ポタ赤として使うが、将来を見越して2軸コントローラを買う。
3 GPガイドパックの赤緯軸として使う。
それ以外の方は、ちょっと待たなくてはなりません。
4 2軸自動導入ポタ赤として使う⇒ドイツ式ユニットの販売を待つ
5 スカイメモ等の赤緯軸として使う⇒1軸コントローラの販売を待つ
6 CD-1の赤緯軸として使う⇒ドイツ式ユニットの販売を待つ
一点、注意して頂きたいのは、2軸コントローラではスカイメモの赤緯軸としては使えないことです。スカイメモを使う人は、1軸コントローラは必須です。
GPガイドパックおよびCD-1は赤経モータが、2軸コントローラに直結できるので、2軸コントローラで使用できますし、もちろん自動導入もできます。GPガイドパックおよびCD-1で使う場合は赤経モータをどうするか、以下の中から選択できます。
1 ビクセンMT-1モーターをそのまま使う(導入速度30倍、追加費用なし)
2 ビクセンMT-1モーターの中身を高速モーターに変える(導入速度100倍、追加費用5,000円くらい)
3 SS-one仕様のハイブリッドモーターに変える(導入速度300倍、追加費用15,000円)
となっています。
それから、2軸コントローラは電源12Vですが、1軸コントローラは5Vでモバイル電源が使えます。GPガイドパックおよびCD-1で、1軸コントローラを使う場合は自動導入できません。
他のポタ赤で2軸コントローラを使えるかどうかはお問い合わせください。パルスモータで、信号線を外に出せるなら2軸コントローラに直結できます。
SS-one miniに関しては以上です。次にSS-oneオートガイダーです。
販売するもの
●本体 価格25,000円(税込) 販売時期2月15日ごろ 初期ロッド20台
初期ロッド20台に関してはモニタテスト版で価格は半額の12,500円(税込み)
初期ロッドは、SS-oneユーザ10台、それ以外10台を予定
第2ロッドの入荷時期は3月上旬
●ガイドカメラ ASI120MM ASI034MC 価格 市場価格
ASIガイドカメラはすでに持っていたり、他店から別に購入されても良いのですが、本体と同時に購入された場合は、動作チェックをしてから出荷します。ASIの他のカメラについてですが、解像度がASI120MMと同じなら大丈夫と思いますが、動作チェックはまだしていません。個別にお問い合わせください。
●USBハブ+無線アダプタ 価格 市場価格(3,000円くらい)
USBオプション類は、必ず本体と同時購入してください。USB機器は相性問題があるので、必ず動作チェックしてから出荷します。
●ほんまかオリジナルガイドカメラ 価格未定 15,000円くらい 販売時期 3月上旬
詳細は後述します。
●電子極軸望遠鏡用カメラ 価格未定 15,000円くらい 販売時期 3月上旬
対応赤道儀 タカハシ主要機種(M34P1.0) ビクセンSXP(M25P0.75) 他の赤道儀は順次対応。
●ASIカメラ用ブラケット 価格3,000円くらい 販売時期 2月15日ごろ
下の写真参照
●75mm Cマウントレンズ 価格未定 10,000円未満 販売時期2月15日ごろ
写真参照
電子極軸望遠鏡として使う方は、3月の電子極望カメラの販売まで待ってください。ちなみに電子極望として使う場合の価格は25,000+15,000=40,000円となります。
ガイドカメラですが、ZWOのASIカメラか、ほんまかオリジナルカメラから選択しますが、ほんまかオリジナルカメラは、正直、ノイズも多く、ダーク必須です。(ダークと言っても、レンズの前を手でかざし、ボタンを一回クリックするだけですが)
それ以外にも反応が遅く、露出も最高1/2秒までとなっています。
ということで、作っておいてなんですが、ASIカメラの方がお薦めです。ではなぜほんまかオリジナルカメラをわざわざ作るかというと、小さいことと(と言ってもそれほど小さいわけでもない)安いことです。ASI034MCも同じくらい安いのですが、こちらはチップサイズが小さいのでそれを敬遠する人がいるかなと思ったからです。
少しでも小さく安い方が良いという人は、オリジナルをそれ以外の方はASIカメラということになります。
下取り------------------------------------------
SS-oneユーザでToupTekのガイドカメラを購入された方は10,000円で下取りします。ブラケットとCマウントレンズはそのまま使えますが、ちょっと困ったことがあります。
そのままでは、ASIカメラはつかず、鏡筒リングの位置を変える工作が必要です。またフードも既存のものが使用できず、写真のような別のもの(色は黒)に変える必要があります。
したがって、下取りするときは、レンズやブラケット一式を送ってください。
それでも、写真の構成だと、ピント合わせがやりにくいです。ピント合わせに関してはこちらで調整します。
写真にあるようなASIブラケットを使って、ASIカメラ部分で固定する方式に変えることもできますが、ここでまたやっかいな事があります。ToupTekのガイドカメラセットに使われているCマウントレンズですが、ガタがあり、カメラ部分で固定すると、レンズのガタが心配です。現在、ガタのないレンズを探していますが、変えるには費用がかかります。
どちらにするかは、ユーザ様の判断によります。
-------------------------------------------------
こんなとこです。分かりましたか?
今回は商品構成が複雑なので、購入するときに、どうゆう目的でどのように使うか言ってもらえれば、アドバイスできると思います。
2016年1月14日 (木)
スカイメモテスト遠征
さて、お知らせしたようにスカイメモ+SS-oneの組み合わせで、秩父にテスト撮影してきました。
バランスウエイトが小さいので、この状態ではバランスとれません。鏡筒側が重いので、テレスコープイーストの状態でないと撮影できません。
スカイメモは極望内蔵なので、こんどは、ちゃんと極軸合わせました。しかし、時角計算が面倒なので、ど真ん中に合わせました。オートガイド前提ならこれで十分。
ガイドグラフのようす。概ね良好です。時々グラフに髭が出るのは、これは大きい星をガイド星にしたときに良くおこることで、シンチレーションの影響です。大きい星をガイド星として選ばないように、リリース日までに改善します。
作例です。
FS-60CB+フラットナー
EOS 6D ISO3200 5分×9枚 ディザリングあり
スカイメモ赤道儀+SS-one mini SS-oneオートガイダー
自動導入もステップ微動もできないので構図がずれています。赤道儀のバランスも崩れているので、うまく真ん中にもってこれませんでした。しかし、スカイメモで見事、2軸オートガイドに成功です。
今まではポタ赤を2軸駆動にするには特別な改造が必要でしたが、SS-one miniがあれば、だれでも簡単に2軸駆動化できます。まさに画期的な製品ですね。
さて、明日ですが、SS-one miniやスタンドアローンオートガイダーの販売時期や価格について、情報が混乱してきましたの、現在分かってる範囲でまとめてみます。購入を検討されている方は必見です。
2016年1月13日 (水)
2016年1月11日 (月)
SS-one mini 初陣
昨晩は、マジ撮影を予定していたのですが、GPVの予報が1:00から薄雲だったので、あきらめ、近場の秩父美の山公園にてSS-one miniの初陣を飾ってきました。
もっていったセットはこれ。
美の山公園は夜景がきれいなところです。連休中のためか夜景を見に来るい人が多く、落ち着けません。
夜景がきれいなのは良いのですが、その分、空は明るいです。
早速、撮影開始です。電子極望がまだできていないので、極軸合わせは適当です。ジュニアギアヘッドには高度メモリがついているので、これが役にたちました。いちおうSS-one mini本体には、素通し穴が開いているのですが、目が悪い私にはあまり役だちません。
ガイドの様子です。
見てくださいこの完璧なガイドグラフ。こんな完璧なのは初めてみました。これなら1000mmでもガイドできます。オートガイド前提なら、極軸は適当にずれていた方が良いのかも知れません。
極軸が適当なので、DECはおろかRAもものすごい勢いでずれていくのですが、完璧に追随してます。やりますSS-one mini。私はこれを見て、「経緯台で絶対ガイドできる」と確信しました。
さて、作例です。
FS-60CB+フラットナー(370mmF6.2)
EOS 6D ISO3200 3分×7枚 トータル21分
SS-one mini赤道儀+SS-oneオートガイダー
写真の周りが黒いのは、ディザーガイドのためです。あえて残しました。ディザーもまったく問題なかったです。SS-oneのディザーは早いです。
ちょっとピントが甘いです。F値の暗いレンズの場合、ライブビューのピント合わせは限界があります。はやくフォーカスエイドを作らねば。ただ、あの夜景の上で、これだけの写真が撮れれば満足でしょう。心配した写野の回転もまったく気になりません。
ということで、SS-one miniの初陣は完勝でした。
今度は、スカイメモ+SS-one miniの組み合わせでテストしてみます。
2016年1月10日 (日)
SS-one mini続報
SS-one miniのドイツ式ユニットの試作機ができました。これでやっと実践で使える形態になりました。早速、くみ上げ。
まずは、一軸駆動ドイツ式形態。
すげー、コンパクト。このまま三脚畳んで持ち運んでもいいくらい。ちょっと無理してFS-60CB載せてみましたが、このクラスの筒載せる場合は、赤道儀のというより、三脚、雲台の強度の方が重要。
次は2軸駆動形態。
この大きさで自動導入できるのは嬉しいですね。しかも300倍まで出ます。これに電子極軸望遠鏡、スタンドアローンオートガイダーついたなら、もう最強ですね。SS-oneはスマフォで自動導入もオートガイドもできますので、ほんと撮影が楽になります。
次に、スカイメモの赤緯軸仕様です。
基板は現在開発中の1軸モーターコントローラです。これを使えば、スカイメモで2軸オートガイドできます。またもし、スカイメモがパルスモータ使っていて、モーター線を外に出せるなら、完全SS-one化もできます。あとで、分解してみようと思います。(分解しましたDCモーターでした)
スカイメモはいろんなとこのリーチが長いです。赤道儀においてリーチが長いことは、あちこちにぶつからず、メリットなのですが、ただそのリーチに見合った強度がないように感じます。すでにスカイメモを持ってるなら良いのですが、SS-one miniを使うためにわざわざ買うのはお勧めできません。SS-one mini 2台の方が丈夫です。
あと、このスカイメモですが、買ったばかりだとあちこちネジが緩いです。初めて持ち出すときは六角レンチもっていた方が良いかも。
スカイメモの極軸微動装置に載せてみました。
ジャストフィットですが、私はジュニアギアヘッドの方がいいな。
今夜は、まじ撮影したい対象があるので、テストはおあずけ。明日あたり実写できればいいですね。
2016年1月 5日 (火)
謹賀新年
SH2-205とその周辺
Apo-Sonnar 135mmF2->F3.5(R64はF2.8)
EOS 6D ISO3200 3分10秒×124枚(半分はR64)
SS-oneポタ赤+SS-oneオートガイダー
遅れましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、上記作品ですが、お正月に頑張って撮影、処理した作品です。実は、これモザイク崩れで、ほんとは下にもう一枚つなげる予定でした。しかし、星がなぜか肥大化し、また、これといってめぼしい対象もなかったのでモザイクはあきらめました。
正月の苦労の半分がおじゃんになって、かなりへこんでいます。その下の一枚がこれ。確かに何もないです。
それから、お正月はST-4経由のオートガイダーの試験をできました。
久々にGP2を出しました。わざわざDD-3コントローラを買ってのテストです。
概ね1ピクセル以内の範囲に収まっています。ちょっと反応しすぎですね。もうちょっと鈍くなるように調整すれば、振れ幅を半分くらいに抑えられるはずです。
それから、ST-4経由でディザーガイドの試験もしました。うまくいきましたが、ディザーに時間がかかります。早くても20秒、遅い場合は1分くらいかかります。遅くなるのは、赤緯軸のガイド修正は普通一方向に連続してかかるのですが、それと反対方向にディザー移動が入った場合、バックラッシュがたまるので、安定するのに時間がかかるからです。
いちおう、移動量が多い場合は修正量を多くして、少しでも早く収まるように改善します。ただ、それでも数十秒はかかると思います。SS-oneの場合はだいたい10秒以内で収まるので、やはり遅いですね。私はST4ではとてもディザーやる気はおきないですね。時間が無駄だし、撮影時間も計算できないし。
むしろ、ディザーガイドって、SS-oneのようなガイドとモーターコントロールが一体化したシステムで初めて有効な方式と思います。SS-oneは時代の先端を行ってますね。
さて、今年の抱負です。
1 スタンドアローンオートガイダー&電子極軸望遠鏡2の完成
2 SS-one miniの完成
につきますね。これが終わって、いよいよ、
経緯台での天体写真に着手。
ですね。はやくやりたいです。
また個人的天体写真の抱負としては、Sonar135mmツインシステム×2を完成させたいですね。そうつまり4台体制です。SS-one+スタンドアローンオートガイダーの組み合わせなら、移動も設置も楽なので、これが2台になってもさほど苦になりません。4台になった暁には、すごい写真をばんばん量産したいと思います。
あっ、あとSS-one miniですが、1月末にはできてきます。ただ、本体だけなので、販売はまだ限定的になりそうです。詳細はまたあとで、報告します。
QHYが電子極軸望遠鏡を販売したせいか、年末からSS-oneポーラーの注文が激増しています。ちょっと今、生産に追われています。嬉しい悲鳴ですが。
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