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2016年1月 5日 (火)

謹賀新年

SH2-205とその周辺

1601051
Apo-Sonnar 135mmF2->F3.5(R64はF2.8)
EOS 6D ISO3200 3分10秒×124枚(半分はR64)
SS-oneポタ赤+SS-oneオートガイダー

遅れましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、上記作品ですが、お正月に頑張って撮影、処理した作品です。実は、これモザイク崩れで、ほんとは下にもう一枚つなげる予定でした。しかし、星がなぜか肥大化し、また、これといってめぼしい対象もなかったのでモザイクはあきらめました。

正月の苦労の半分がおじゃんになって、かなりへこんでいます。その下の一枚がこれ。確かに何もないです。

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それから、お正月はST-4経由のオートガイダーの試験をできました。

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久々にGP2を出しました。わざわざDD-3コントローラを買ってのテストです。

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概ね1ピクセル以内の範囲に収まっています。ちょっと反応しすぎですね。もうちょっと鈍くなるように調整すれば、振れ幅を半分くらいに抑えられるはずです。

それから、ST-4経由でディザーガイドの試験もしました。うまくいきましたが、ディザーに時間がかかります。早くても20秒、遅い場合は1分くらいかかります。遅くなるのは、赤緯軸のガイド修正は普通一方向に連続してかかるのですが、それと反対方向にディザー移動が入った場合、バックラッシュがたまるので、安定するのに時間がかかるからです。

いちおう、移動量が多い場合は修正量を多くして、少しでも早く収まるように改善します。ただ、それでも数十秒はかかると思います。SS-oneの場合はだいたい10秒以内で収まるので、やはり遅いですね。私はST4ではとてもディザーやる気はおきないですね。時間が無駄だし、撮影時間も計算できないし。

むしろ、ディザーガイドって、SS-oneのようなガイドとモーターコントロールが一体化したシステムで初めて有効な方式と思います。SS-oneは時代の先端を行ってますね。

さて、今年の抱負です。

1 スタンドアローンオートガイダー&電子極軸望遠鏡2の完成
2 SS-one miniの完成

につきますね。これが終わって、いよいよ、

経緯台での天体写真に着手。

ですね。はやくやりたいです。

また個人的天体写真の抱負としては、Sonar135mmツインシステム×2を完成させたいですね。そうつまり4台体制です。SS-one+スタンドアローンオートガイダーの組み合わせなら、移動も設置も楽なので、これが2台になってもさほど苦になりません。4台になった暁には、すごい写真をばんばん量産したいと思います。

あっ、あとSS-one miniですが、1月末にはできてきます。ただ、本体だけなので、販売はまだ限定的になりそうです。詳細はまたあとで、報告します。

QHYが電子極軸望遠鏡を販売したせいか、年末からSS-oneポーラーの注文が激増しています。ちょっと今、生産に追われています。嬉しい悲鳴ですが。

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コメント

ApoSonnar のマルチも良いですが、BORG 55FL+専用レデューサーの星像がかなり良いですよ。
赤ハロが出ないぶん、ApoSonnar より炙り出しし易いです。
値段も ApoSonnar より安いし、4本組みを造りやすいかもです。フィルタボックスも回転装置もありますしね。

http://simhuq.sytes.net/astro/BORG/2016-01-04_22-40-17_Df.jpg

投稿: HUQ | 2016年1月 6日 (水) 19時31分

HUQさん、
55FL+レデューサーですが、
F値がカメラレンズに比べて暗いのと、解放なので周辺減光が大きく、私の用途には向かないですね。
それからApoSonnarは確かに赤ハロ出やすいのですが、これは誤解で、ちゃんとピント合わせれば赤ハロはでません。

ただ、55FLは、SS-one miniにはちょうどいい大きさで、SS-one mini評価用に買おうかと思ってるですよ。
今、在庫切れなのかな。

投稿: ほんまか | 2016年1月 7日 (木) 19時52分

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