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2016年3月31日 (木)

MC Rubinar 1000mmF10ファーストライト

昨晩は美の山公園にて、MC Rubinar 1000mmF10のテスト撮影に行ってきました。

1603202
といっても、晴れたのが月がでるころ、大急ぎのテスト撮影になってしまいました。結果です。

1603311MC Rubinar 1000mmF10 EOS 6D ISO3200 7分1枚
SS-oneポタ赤+GSO50mmガイドファインダー+ASI120MM

こうして見るとけっこういけてます。カールツアイスよりは全然いいです。

ピクセル等倍画像。ちょっと流れています。やっぱ1000mmはたいへん。あと収差によるにじみが出てます。

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フルサイズ周辺減光のようす。

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ピクセル等倍画像。収差によるにじみがこちらの方が分かりやすいです。

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もとから完璧は期待していないので、けっこう遊べるレンズかもしれません。もうちょっと撮ってみないと最終的は判断はできないですね。

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2016年3月30日 (水)

SS-one AutoGuider再生産

SS-one AutoGuiderが一日で売り切れてしまい、買いそびれた人が続出しています。

まことに申し訳ありません。

SS-one Miniフルセット用にストックしてあるものも売り切れしまいました。

あとは、訳あり品がだせるかどうかですが、これはすべての出荷が終わってから考えます。

とりあえず、再生産にすぐ取りかかりますが、以前にお話しした通り、ラズパイ基板が正規代理店には在庫がないため7月になる予定でしたが、さきほど見たら8月になっていました。

ただ、仕入れ価格が高くなりますが、他の販売店でも購入できるので、とりあえず20台くらいは、高くても買って、なるだけ早く再販できるようにしたいと思います。その場合でも1ケ月~1.5ケ月はかかると思います。

今夜は、こないだ買ったミラーレンズのテスト撮影に行ってきます。

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2016年3月29日 (火)

SS-one AutoGuiderマニュアル

=====追記=====
SS-one AutoGuider完売しました。
ありがとうございました。
SS-one Miniフルセットをこれから買う人向けには何台かストックしてます。
お問い合わせください。
==============

SS-one AutoGuiderですが、残り2台になっております。もうじき完売すると思われます。

これ逃すと、このあとしばらくは生産しませんので、お忘れなく。

SS-one AutoGuiderのマニュアルです。
ここから、ダウンロード

実はマニュアルまだ完成してなく、電子極望カメラのセッティングの項目がまだ書けていないのですが、すでに数台出荷してますので、時間切れでここに掲載します。

また、モニターさま向けに最新版のソフトをアップロードします。
ここから。

ただ、まだ変わる可能性があるので、特に必要なければアップデートの必要はありません。
修正点は以下の通りです。
●SS-oneオリジナルカメラへの対応
●電子極軸望遠鏡の対応
●キャリブレーションステップをSS-oneの場合も有効に
●ASI034MCで起動できない不具合を修正
●ミラーアップタイムを設定しても、画面を再度開くと0になっている不具合を修正
●インターバル撮影時、時間の表示がフリーズする不具合を修正

モニターの皆さま。本当にありがとうございました。おかげてよりよいソフトができました。

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2016年3月28日 (月)

SS-one AutoGuider販売開始

=====追記=====
電子極望カメラも予約注文ということで商品ページにアップしました。
今のところ、納期未定です。
オートガイダーだけ先にほしい人は電子極望カメラは別に注文してください

今回の販売台数は27台です。次回入荷は、ラズパイ基板が現在品切れで7月以降になります。

今回、モニタ版に比べて変わったところは、
バグの修正
SS-oneオリジナルカメラ、電子極望への対応です。

相変わらず未対応なのは、
フォーカスエイド
SS-oneコントローラのプログラム撮影との連携
極軸合わせ支援
です。
=====追記終わり=====

お待たせしました。

SS-one AutoGuider販売です。なお、電子極軸望遠鏡カメラは明日商品登録します。また、SS-oneオリジナルカメラも販売開始です。

なお、今回からUSBハブは標準添付となります。なぜかというと、電子極望が販売されたということでガイドカメラと電子極望カメラを切り替える必要がありますが、USBケーブルを電源が入ったまま抜き差しするとシステムダウンを起こす現象があります。USBハブを介するとこの現象がおきないことからUSBハブ標準添付としました。

その関係で価格を当初の25,000円から26,500円に変更させていただきました。無線アダプタも一緒に購入するならトータルの値段は変わりません。

P3280038SS-oneユーザ向けには専用RS232Cケーブルがつきますので、必ずSS-oneユーザ向けをご購入ください。

P32800432こちらは一般向けです。初期設定もSS-oneと一般で違います。

こちらはSS-oneオリジナルカメラです。

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はっきり言って、星の写りはいまいちですが、天の川の方向ならまず問題ないと思います。安いのと、小型で取り付けのためにブラケットなどいらず直接プレートに固定できるのがウリです。「せっかくほんまかが作ったんだから、買ってやろう。ダメならASI使うからいいよ」くらいな大きな心をもって買ってください。
あと、これPHD2でも画像キャプチャできましたので、パソコンオートガイドでも普通に使用できます。カメラの種類は「OpenCV webcam1」です。ToupTekと同じセンサーを使ってますので、普通のWEBカメラよりは全然写りが良いです。

電子極望カメラですが、明日商品登録をしますが、まだレンズが中国から届いていないのと、実際の星を使って、ピント出し、正確な焦点距離の測定を行って出荷しますので、発送にはけっこう時間がかかります。とりあえず、オートガイドだけできれば良い人は、同時に購入すると発送が遅れます。

ご購入はSS-oneショップにて

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2016年3月25日 (金)

電子極軸望遠鏡ソフトできた。

さきほど、近所の空き地でテストしてきました。ばっちりです。完成です。

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すこし使い方を説明しましょう。

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まず、北極星を導入します。長辺が11度もあるのでほとんどの場合、一発で北極星を導入できます。ねっころがりながら、北極星を探していた昔から比べると夢のようです。

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拡大表示です。

一番最初に使うときは、センター出しをします。赤経軸を回しながら、3箇所でポイントボタンを押すと、星の位置を自動検出しますので、3点を決めたら、センターが出ます。かんたんですね。

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最後に、北極星を合わせますが、近くまでくると緑色の輪が表示されるので、これをか重ねればOKです。1ピクセル(おおよそ1分)の精度で合わせられます。

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これは星2つの距離を算出する機能です。何に使うかというと、レンズの焦点距離を校正するためです。基本的にこの作業は私がやりますが、ユーザもできますので、レンズを換えたりすることもできます。

基本的にこの方式ですと1ピクセルおよそ一分の精度で合わせられます。ただし、水平をちゃんと出した場合です。1ピクセルの精度で合わせるには、±4度の範囲で水平を出す必要がありますが、これは難しい話ではないと思います。

ただしですね。センター出しを赤経軸を回しながら行う方式ですと、赤経軸の微動軸と粗動軸が一致している必要があります。大きな赤道儀の場合は高い精度で合っているのですが、ポタ赤や小さい赤道儀の場合はけっこうずれています。SS-one miniも例外ではありません。

この問題は、QHYのPolarMasterでも同じです。ですから、ポタ赤や小型赤道儀の場合はあまり精度は期待しないほうがいいと思います。極端な話、時角円の中に入っていればいいやくらいの大雑把さで十分と思います。あとは、オートガイダーに任せれば。

オートガイダーというのは、精度のよい大きな赤道儀のためにあるのではなく、精度の悪いポタ赤や小型赤道儀のためにこそあるのです。そろそろ考え方を逆にする発想が必要です。

さてさて、オートガイダーのほうも、ここのところ晴れたおかげで、モニターさんからレポートがあがってきており、ほぼ問題点も解消できました。

もういつリリースしてもOKです。販売準備を急ぎます。いそげ~。

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2016年3月20日 (日)

懲りずにミラーレンズ

またまたミラーレンズ買ってしまいました。懲りないですね~。

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今回はロシア製のルビナール1000mmF10です。ルビナールは500mmF5.6が有名ですが、1000mmF10もあります。とても評判がいいので買ってしまいました。

オリジナルの三脚座はガタがあるということで、販売店が望遠鏡用のバンドに変えてくれました。とりあえず、SS-oneに載せてみました。

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とても大きなレンズですが、SS-oneに載せるとみょうにマッチしています。これが実用になるなら系外銀河も撮れるかも。そうすればメシエアルバム作成も夢じゃないかも。

外の景色をファインダーで覗いた限りではとても良いかも。でも期待をよせるのは今の段階ではやめておこう。

ちなみに私が興味をもってるミラーレンズは、このルビナールの500mmと1000mm、それからニコンの500mmと1000mmです。全部、試したいなぁ~。

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まぎれもなく反射望遠鏡。

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2016年3月19日 (土)

バッテリーを買いました

私は今まで、撮影用の電源は車用のディープサイクルバッテリーを使っていたのですが、2台体制やめたり、パソコン要らなくなって電力量が減ったり、また、近所の空き地でちょいテストするには、車用バッテリーはさすがに大げさになってきました。

私は、バッテリーは車に積みっぱなしにして、充電も車で行っていたのですが、それでも積み下ろしのために運ぶのはけっこう腰にきます。

そこで、思い切って、小型の電源にすることにしました。いろいろ計算すると、12Vで20Ahくらいあれば、たりそうです。そこで買ったのがこれ。

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一見、鉛シールドバッテリーのように見えますが、中身はリチウムイオン電池です。大きさ形は同クラスの鉛バッテリーとまったく同じですが、重さが半分以下です。20Ahだと、鉛の場合は7kgくらいあるのですが、これは約2.7Kgです。バッテリーは重いという先入観で持つと、あまりの軽さに驚きます。

もっとも価格もそれなりにします。ただ、できるだけ遠征セットを軽くしたい人向けには価値ある品と思います。

今回購入したのは、このお店で、
http://www.chikuden-sys.com/

買ったのはこれと
http://www.chikuden-sys.com/category/iron-battery.asp?id=1262&c2id=202

これです。
http://www.chikuden-sys.com/category/iron-battery.asp?id=5152&c2id=208

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2016年3月16日 (水)

軽量星雲星団撮影システム本格稼働

昨晩は久々に晴れましたね。とあるところに遠征してきました。

まずは、SS-one化されたSXD赤道儀のテストです。ガイド鏡にFS-60CBを使いました。

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動作は良好です。ちょっと振幅が大きく見えますが、ガイド鏡の焦点距離350mmですからね。この程度に収まるのは素晴らしい。

さそり座が昇ってきたので、ここからが本番。SS-one miniの出番です。

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まずは、定番アンタレス付近。

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SHARPSTAR 60ED + BORG0.85レデューサー+X-A1
ISO3200 JPG 5分×4枚×2枚モザイク
SS-one mini + SS-one AutoGuider

わずか、40分の撮影でこれだけ撮れてしまう。素晴らしいです。まず、SHARPSTAR 60ED + BORG0.85レデューサーの組み合わせですが、4隅が多少光量落ちしますが、それ以外はとても素晴らしい。色収差も感じず、FS-60CBよりいいように思えます。少なくとも劣ってはいないと思います。

X-A1のJPG画像も滑らかで処理がやりやすいです。そんなにコンポ枚数は要らないので、短時間の撮影ですみます。分子雲とか、そうゆうのやらなきゃ、JPGで十分でしょう。

ダークもフラットも、現像もなし。なしなしでこれだけの写真が撮れます。天体写真はもっと簡単でいいんです。

次に、さそり座のしっぽ。出目金です。

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SHARPSTAR 60ED + BORG0.85レデューサー+X-A1
ISO3200 JPG 4分×5枚
SS-one mini + SS-one AutoGuider

なんか、今後の撮影が楽しみです。

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2016年3月14日 (月)

0.85レデューサー買いました

SHARPSTAR 60ED用にBORGの0.85レデューサーを買いました。

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この位置でピントが合います。レデューサーつけてもこの位置ですから、フラットナーやテレコン付けたら、もっと後ろになります。バランスを考えると、レデューサーで使うのが無難なところです。

APS-Cで換算焦点距離は400mmくらいになります。これから夏の天の川の中に散在する星雲を切り取るにはちょうどいいですね。

X-A1も、せっかく買ったのでもう少し使おうと思います。このカメラ使うなら断然JPGですね。4枚もコンポすれば十分な滑らかさが得られます。15分かそこらで星雲の写真が一枚撮れてしまいます。

SS-one miniはこのセットで撮っていきたいと思います。もう一台SS-oneポタ赤ですが、これも何を載せるか、考え中です。

ビクセンSXD赤道儀のSS-one化の依頼を受けていましたが、完成しました。

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この赤道儀のユーザさんはSS-oneポタ赤のユーザさんで、SS-oneのレスポンスの良さに気に入って、SXDもSS-one化してほしいとの依頼でした。新規ユーザも嬉しいですが、既存ユーザさんが製品に納得し、次の依頼をもらうのも嬉しいものです。
ユーザさんのたっての依頼でタイミングベルト仕様にしました。

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モーターコネクタはここに付けました。となりのボリュームは明視野照明装置の明るさ調整です。SS-oneコントローラはLED発光用の電流も出しているので、赤道儀側にLEDがあれば対応できます。

ところで、このSXD赤道儀は良くできた赤道儀ですね。作りの良さに感心してしまいました。ビクセンの赤道儀と言えば、GP2くらいしか知らないのですが、まさに月とスッポン。
まぁ、値段も一桁違うので当然と言えば当然ですが。とにかくビクセン、ちょっと見直しました。それだけに、純正のモーターが残念。

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2016年3月13日 (日)

オールインワン赤道儀を作るその2

こないだヤフオクで買ったEM-10赤道儀。オーバーホールすることにしました。

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オーバーホールして良かった。というのは素人分解の後があちこちにあって、気になっていたのですが、分解したらなんと赤経軸側のグリスがほとんどありませんでした。

元にくみ上げました。外観は変わりませんが、中身は復活しました。

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さて、この赤道儀でオートガイダーとかモータードライバとか全部入ったオールインワン赤道儀を作る計画ですが、まずはモーターユニットを設計しています。

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とにかくこの赤道儀、ギアのかみ合わせを調整するのがめんどくさい。プレートを何枚か作っているのですが、なかなかうまくいきません。

とりあえず、組み込んでみました。

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電子極望もご覧のとおり、余裕で入ります。PoleMasterとかも入りそうですね。そのうちK-ASTECさんがやりそうです。ただ、オートガイド基板やモータードライバ基板も入れなきゃなんないので、この先、難しそうです。とにかく一歩ずつ進めていきます。

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2016年3月10日 (木)

SS-one Mini 2軸駆動フルセット発売!

SS-one miniの2軸駆動セット発売です。SS-one miniのセットとしては、これが最高のものです。これ以上豪華なセットはありません。ウエイトや、ガイドプレートなどはオプションです。ウエイトはビクセンのも使えます。

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とりあえず、これでセット発売はいったんお休みです。1軸コントローラが完成したら、またいくつかのセット販売を始めます。あと20日ごろ傾斜スタンドができます。

今、注文が混み合っていて、しばらくお時間を頂いております。即納は無理です。

上記写真にもあるように、SHARPSTAR 60EDを買いました。

立派なケース付きで、開けた瞬間「ちいせぇ~」とつぶやいてしまいました。

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FS60CBとの比較です。スペック的にはFS60CBとほぼ同じですが、ご覧のように仕舞寸法が小さいのでSS-one miniにはちょうどいいかなと思って買いました。

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問題は補正レンズに何を使うかですね。純正のフラットナーはあるのですが、作例はあまり良くありませんでした。ネットで検索すると、BORGの0.85レデューサや1.4倍テレコンの作例を見ることができますが、まずまずでした。とりあえず、FS60CBのフラットナーがあるのでこれで試してみようと思います。しばらく楽しめそうです。

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2016年3月 8日 (火)

SS-one Mini ドイツ式2軸コントローラセット発売

1軸ポタ赤のドイツ式バージョンです。将来、2軸化を念頭に2軸コントローラをセットにした商品です。

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この先、ず~と1軸駆動でいいという人は、1軸コントローラが完成するのを待った方がお得です。

ドイツ式はほんといいです。広角でもドイツ式の方が構図は合わせやすいです。ポタ赤買っても、結局みんな最後にはドイツ式にするんですよ。

ウエイトは別売りです。ビクセンのウエイトが使えます。ただビクセンのウエイトはSS-one Miniにはちょっと大きいので、SS-one miniにぴったしサイズのウエイトを作りました。φ70mm 2Kg

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上の写真にもあるように、ドイツ式ユニットがやっと完成しました。2軸化すると、こんな感じです。

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電子極望を内蔵することもできます。かっこいいですね~。オプション品では、あと、傾斜スタンドを製作中です。これは3月20日ごろできる予定です。

現在、注文が殺到しています。発送までに現在のところ1週間はかかります。何卒ご了承ください。お求めはSS-oneショップで。

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2016年3月 7日 (月)

SS-one mini GPガイドパックセット

SS-one MiniのGPガイドパックセットが発売です。

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GPガイドパックで自動導入やオートガイドができます。モーターは3種類の中から選べます。
お求めはSS-oneショップで。

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2016年3月 6日 (日)

SS-one mini 2軸コントローラセット発売

SS-one miniの2軸コントローラセットの発売です。お求めはSS-oneショップにて。

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SS-one miniをしばらくは1軸ポタ赤として使うが、将来を見越して2軸コントローラを買う人向けのセットです。

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X-A1現像比較

久々に「エリダヌスバブル」を天文ガイドに応募したので、今日、本屋へ天文ガイドを買いにいきました。最優秀の連絡がなかった時点で、もうどーでも良かったのですが、入選ぐらいしてるだろうなと思って、本屋に行ってみました。

私の作品ありました。せめて1ページ掲載を期待したのですが、それもダメでした。まぁ誌面の都合もあるから仕方がないですが、写真を見た瞬間、3重目の落胆に襲われました。

「なんだ。このプリントは」

そうだ、天ガは色が転ぶんだ。すっかり忘れていました。以前はそれをみこして処理してたのですが、久々だったので、忘れていました。本屋で本当に腰が抜けました。がっかり。

あんなに苦労して色を出したのに。選者の評に「濃密な描写で圧倒されます」みたいに書いてあったけど、「あんたは圧倒されるかもしれないが、これを見た人は何とも思わないよ」とつぶやいてしまいました。もちろん、本は買わないで帰ってきました。

それにしても「天文ガイド」全然進歩がないですね。3年前とまったく変わってないじゃないですか。

ただ、天ガも責められない面もあります。天体写真は、ここ数年ものすごく進歩してます。モザイクも多くなり、冷却CCDも普及して、より緻密になっています。それに追いついていない。最近は天体動画も出てきたので、雑誌というのは、天体作品の発表の場としてはふさわしくなくなってきた感があります。

いずれにしても、これでフォトコンは卒業ですね。というかここ数年もうやめていたのですが。今後は、ひとつの作品に時間をかけるより、より多くの作品を撮っていきたいですね。アルバム作りとかね。

で、その機材選定をしているのですが、注目のX-A1です。前回、JPG画像が非常に滑らかで、フォトショップ現像がざらざらだったあれです。JPG画像、つまりカメラ内現像がどれだけ、細部を消しているか検証してみる必要があります。

今回、バラ星雲をISO3200 4分13枚撮影してきました。ほんとは20枚撮影したのですが、7枚は微妙に流れていました。機材はもうちょっと強度をを上げる必要があります。

さて、結果です。まずは、フォトショップ現像です。

1603061FS-60CB+フラットナー+X-A1
ISO3200 4分13枚 SS-one mini SS-oneオートガイダー ディザーあり

次はJPG、つまりカメラ内現像です。

1603062
拡大してみましょう。フォトショップ。

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JPG

1603064
半々です。

1603065
フォトショップ現像は13枚コンポしてもまだザラザラですね。この分だと30~40枚コンポしないとだめですね。それかISOをさげるか。ただ、細部は残ってます。

カメラ内現像ですが、一見、良く写っているように見えますが、拡大するとボケてますね。微光星も消えてはいないですが、暗くなっています。ただ、想像したほど、消していないという印象です。

下手な画像処理するよりは、このJPG画像の方がいいかもしれません。コンポ要らないくらいの滑らかさです。

本気で撮るなら、フォトショップ現像で画像処理。気楽に撮りめぐるならJPG一発撮りもいいかもしれません。

ただ、私、このX-A1使いこなせないかもしれません。暗い光学系だと、基準星導入するのもやっとです。それにプレビュー画面を見ながらだと、眩しくて眩しくて。やっぱ、普通にEOS Kissあたりにしておこうか。

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2016年3月 5日 (土)

SS-one Mini販売開始!

SS-oneショップにてSS-one miniの販売を開始しました。

SS-one miniは基本的に、セット販売とします。後で、オプションなど単体でも購入できるようにします。どうゆう組み合わせで購入しても価格は同一になるようにしています。

今日からほぼ毎日、セット商品を追加していきます。一度に全部は大変なので、今日は、自作ユーザ向けSS-one mini本体とスカイキャンサーキットを掲載しました。

1axisbaseSkykit1
明日以降、次の順番で掲載していきます。

1 本体+2軸コントローラ
2 本体+2軸コントローラ(GPガイドパックユーザ向け、モーター3種類)
3 本体+ドイツ式ユニット+2軸コントローラ
4 2軸キット(本体2個+ドイツ式ユニット+2軸コントローラ)

1軸コントローラ完成しだい、

5 本体+1軸コントローラ
6 本体+ドイツ式ユニット1軸コントローラ

オプション品は上記セットとは独立に、でき次第販売します。オプション品は以下のものがあります。

●ドイツ式ユニット用電子極軸望遠鏡用カメラ
●傾斜スタンド
●ウエイト(φ70、2Kg)

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2016年3月 4日 (金)

SS-one AutoGuider ソフトウェアアップデート

SS-one AutoGuiderのモニタユーザ様から、新しいバージョンを早く使いたいという要求があったので、まだテストが不十分なのですが、ここに公開します。

早く試したい人はアップデートしてください。

アップデート方法
(各設定は保存されません)

1 まず、下記ページより「Win32 Diskk Imager」をダウンロードしてください。
https://osdn.jp/projects/sfnet_win32diskimager/

2 本体裏からマイクロSDカードを抜き取り、パソコンのSDカードリーダーに差し込みます。

3 そのまま上書きしてもよいのですが、前のバージョンを残したいなら、一度読み込みを行います。その前に読み込むファイルを作成します。

4 Windowsフォルダ上で「新規作成」⇒「テキスト ドキュメント」を作成します。名前はなんでも良いですが、拡張子は.imgにします。

5 Win32 Disk Imagerを起動し、[image file]を今、作成したファイルにします。

160304
6 マイクロSDカードのドライブ名を確認したのち、Readボタンクリックで読み込みが行われます。

7 これで前のバージョンの保存ができました。次に、新しいバージョンを書き込みます。次のファイルをダウンロードして保存してください。
http://prt.nu/0/ssoneag992b

7Gバイトあります。ダウンロードにけっこう時間がかかります。

8 ファイルをダウンロードしたら、Win32 Disk Imagerで、このファイルを指定し、今度はWriteボタンをクリックし、書き込みします。

1603042
9 SDカードを本体に戻し完了です。なお、設定値は保存されません。

アップデートの内容

1 ASI120MM(C)のフル解像度に対応。ビニングなしに対応しました。また、ビニングの有無は、メニューの[Noise]から[Parameter]にしました。[Noise]はなくなりました。

また、この変更に伴い、従来のビニングありは加算平均でしたが、加算になりました。したがって、従来の設定でビニングありにするとものすごく明るく、ノイジーになります。
露出時間を一段くらい下げ、ガンマも1くらいにしてください。

ASI120MM推奨設定
ビニングなし、ゲイン25 露出1/2 ガンマ5
ビニングあり、ゲイン25 露出1/4 ガンマ1

2 キャリブレーション
キャリブレーションを始めると、いったん、東西南北の表示が消えます。各方向成功すると方角が表示されます。キャリブレーションが失敗するとエラーメッセージが表示されます。また、キャリブレーションが失敗したままガイドはできません。きゃるぶレーションに成功すると、自動でガイドを始めます。

3 ミラーアップ撮影
ミラーアップ撮影に対応しました。キャノンのカメラは動作確認済み。ニコンはまだです。メニューの[Timer]->[Setting]でミラーアップタイムを0以外にすれば設定できます。

4 インターバル時間を999秒まで対応しました。

5 明るさ・コントラストに対応しました。
メニューの[parameter]->[Brightness/Contrast]で明るさ、コントラストを変えられます。ただし、変えてもさほど変わりません。デフォルトのままで良いです。

6 星輝度レベルを自動設定
メニューの[Parameter]->[Star Bright Lebel]は必要以上に上げると、ガイド星を見つけられない不具合が多発しました。ここの値はオートガイダーが自動で計算するように変更しました。したがって、この設定は残しますが、0のままで良いです。

7 急激な変化に反応しないように
メニューの[Parameter]->[Guide Parameter]に[Diffrence Limit]を追加しました。ここの値に設定したピクセルの原点から離れる方向への急激な変化に反応しない設定です。一時的な振動などに反応しない措置です。

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