X-A1現像比較
久々に「エリダヌスバブル」を天文ガイドに応募したので、今日、本屋へ天文ガイドを買いにいきました。最優秀の連絡がなかった時点で、もうどーでも良かったのですが、入選ぐらいしてるだろうなと思って、本屋に行ってみました。
私の作品ありました。せめて1ページ掲載を期待したのですが、それもダメでした。まぁ誌面の都合もあるから仕方がないですが、写真を見た瞬間、3重目の落胆に襲われました。
「なんだ。このプリントは」
そうだ、天ガは色が転ぶんだ。すっかり忘れていました。以前はそれをみこして処理してたのですが、久々だったので、忘れていました。本屋で本当に腰が抜けました。がっかり。
あんなに苦労して色を出したのに。選者の評に「濃密な描写で圧倒されます」みたいに書いてあったけど、「あんたは圧倒されるかもしれないが、これを見た人は何とも思わないよ」とつぶやいてしまいました。もちろん、本は買わないで帰ってきました。
それにしても「天文ガイド」全然進歩がないですね。3年前とまったく変わってないじゃないですか。
ただ、天ガも責められない面もあります。天体写真は、ここ数年ものすごく進歩してます。モザイクも多くなり、冷却CCDも普及して、より緻密になっています。それに追いついていない。最近は天体動画も出てきたので、雑誌というのは、天体作品の発表の場としてはふさわしくなくなってきた感があります。
いずれにしても、これでフォトコンは卒業ですね。というかここ数年もうやめていたのですが。今後は、ひとつの作品に時間をかけるより、より多くの作品を撮っていきたいですね。アルバム作りとかね。
で、その機材選定をしているのですが、注目のX-A1です。前回、JPG画像が非常に滑らかで、フォトショップ現像がざらざらだったあれです。JPG画像、つまりカメラ内現像がどれだけ、細部を消しているか検証してみる必要があります。
今回、バラ星雲をISO3200 4分13枚撮影してきました。ほんとは20枚撮影したのですが、7枚は微妙に流れていました。機材はもうちょっと強度をを上げる必要があります。
さて、結果です。まずは、フォトショップ現像です。
FS-60CB+フラットナー+X-A1
ISO3200 4分13枚 SS-one mini SS-oneオートガイダー ディザーあり
次はJPG、つまりカメラ内現像です。
フォトショップ現像は13枚コンポしてもまだザラザラですね。この分だと30~40枚コンポしないとだめですね。それかISOをさげるか。ただ、細部は残ってます。
カメラ内現像ですが、一見、良く写っているように見えますが、拡大するとボケてますね。微光星も消えてはいないですが、暗くなっています。ただ、想像したほど、消していないという印象です。
下手な画像処理するよりは、このJPG画像の方がいいかもしれません。コンポ要らないくらいの滑らかさです。
本気で撮るなら、フォトショップ現像で画像処理。気楽に撮りめぐるならJPG一発撮りもいいかもしれません。
ただ、私、このX-A1使いこなせないかもしれません。暗い光学系だと、基準星導入するのもやっとです。それにプレビュー画面を見ながらだと、眩しくて眩しくて。やっぱ、普通にEOS Kissあたりにしておこうか。
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コメント
天文ガイド、拝見しました!
?製SS-one赤道儀、?製SS-oneオーガイダー
この?部分、ほんまかさんが何と書いたのか気になります(笑)
X-A1、期待していたのですが難しい感じでしょうか?
D810A、A7sII、噂されているCANONのフルサイズ天体モデルとか、とても手の届かない自分としては、マイノリティーなK-5Ⅱsの後継として、FUJIのミラーレスは大本命だったのですが
(と、これも本流ではないですね 笑)
やっぱり金額と手軽さを考えるとEOS Kiss系の改造モデルなんでしょうかね~
K-5Ⅱsもバリアングルだったら良かったんですけど
投稿: KEN | 2016年3月 8日 (火) 20時59分
KENさん、
?の部分は何も書かなかったんですよ。ただSS-oneと。
SS-one知らないんでしょうね。選者は最新の情報にうといんでしょうね。
X-A1ですが、わざわざこれで撮る理由はないでしょうね。
ミラーレスはα7sくらい感度があれば、それなりに使えますが、とにかくフレーミングに苦労する。
Kiss買っておくのが無難だと思います。
投稿: ほんまか | 2016年3月10日 (木) 10時43分