« SS-one AutoGuider 出荷開始 アップデート | トップページ | 発送完了 »

2016年6月12日 (日)

「エムゲン要らず」テスト撮影

ディザリングに対応したインターバルタイマーシャッター。ユーザのご要求に応じて作ったものです。その名も「エムゲン要らず」

1606121

機能としては、
1 撮影枚数、露出時間、インターバル時間が秒単位で設定可能
2 ディザリングパターンは、1軸東進、1軸西進、1軸往復、2軸螺旋
3 ディザリングステップ、バックラッシュ補正設定可能
4 6パターンのプリセット登録
5 直接シャッターを制御できるダイレクトシャッターボタン

インターバルタイマーシャッターとしても高機能です。

さて、やっと、テスト撮影できるほど余裕が出てきました。ということで伊豆にGO。

1606122
久々の広角レンズ+SS-one Miniです。レンズはEF17-40mmF4L。

1606123
動作の様子です。

まずは、広角端で天の川を撮ってみました。

1606124
EOS 6D ISO1600 EF17-40mmF4L->F4.5 3min×11枚
SS-one Miniノータッチ

明るいですね。伊豆といっても奥の方ではなく、内陸側なので、光害がものすごいですね。

ディザリングのようすです。これは1軸往復のパターンです。

1606125
次に、テレ端で天の川中心部分をクローズアップ。

1606126EOS 6D ISO1600 EF17-40mmF4L->40mmF4解放 4min×8枚
SS-one Miniノータッチ

このレンズ、Lレンズですが安物なので、解放だと上の方が流れます。作品としては、トリミングした方が良いですね。

1606127
トリミングしました。ひきしまりましたね。

ディザリングの様子です。これは2軸螺旋のパターン。

1606128_2
ガイドはしていないのでちょっと不規則なパターンですが、ディザの目的は達していますね。

高くなった夏の大三角も撮りました。

1606129
EOS 6D ISO1600 EF17-40mmF4L->40mmF4解放 4min×4枚
SS-one Miniノータッチ

予定の撮影を終えて、時間が余ったので、SharpStar60EDに乗り換えて「サドル付近」を狙ってみました。

16061210
オートガイドは絶好調。ほぼ直線。まったくブレなし。SS-one AutoGuiderはSS-one Miniとの相性も良いです。当たり前ですが。

16061211
結果。

16061212
EOS 6D ISO1600 SharpStar60ED+Borg0.85レデューサー 5min×4枚
SS-one Mini + SS-oneAutoGuider

====================================================================

ここで初心者向け画像処理ワンポイントアドバイスです。

天の川の撮りごろの季節ですが、改造デジカメで天の川を撮ると、多少赤カブリします。
こんな感じ。

16061213
これはこれで良いのですが、ちょっと赤を弱めてみます。
こんなマスクを作り、

16061214
トーンカーブで赤のハイライト側を弱めます。

16061215
赤を抑えると、透明感が生まれますね。あまりやりすぎると、G遊びとか、B遊びと怒られます。

先ほどの大三角ですが、無修正だとこんな感じ。赤が強いと力強さは感じます。マスクを作らなくても補正はできます。

16061216
単純にトーンカーブの赤でハイライト側を弱めるだけ。

16061217
これだけで、こんな透明感が生まれます。こっちの方がベテランぽいでしょ。

1606129_2
おしまい。

|

« SS-one AutoGuider 出荷開始 アップデート | トップページ | 発送完了 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« SS-one AutoGuider 出荷開始 アップデート | トップページ | 発送完了 »