天文用CMOSカメラが出揃ってきました。(非冷却もあるので冷却CMOSとはあえて言わない)
私も非常に興味をもっています。というのは、いずれはナローバンドをやってみたいからです。ナローバンドなら多少の光害地でもなんとかなりそうだし。ただ、冷却CCDはまだ高いし。ほんとうはモノクロのデジカメがあればいいのだけど。それも無理そう。
ところが、最近は天文用のCMOS、特にフォーサーズサイズが割と安く出てきました。
そこで注目していたのですが、天文用CMOSカメラはパソコンを使うのがネックでした。なにしろ、SS-one AutoGuiderのようにパソコンレスを推進してきたものとしては、ここでパソコンに逆戻りするわけにはいきません。
ということで、SS-one AutoGuiderのハードを使い、ASIシリーズのCMOSカメラを簡単にまるでデジカメのように扱えるソフトを開発しています。

これがオープニング画面です。

下の方のメニューに注目、
Shootは普通にシャッターボタンです。ライブビューボタンにPlay(再生)、メニュー、Info(情報表示)などデジカメでおなじみのボタンを並べました。

これは、ライブビュー画面、天井を写しています。今、拡大表示になっていますが、右下にエリアポジションが表示されるのもデジカメと同じです。
さらに、天文用ということで、デジカメ以上に扱い易くなっています。
インターバル撮影はもちろん、フォーカスエイド内蔵。高倍率拡大表示、ダーク、フラット撮影および自動ダーク減算、フラット補正。自動コンポジットなど。
特に、ダークやフラットがこの一台で完結してできますので、専用のソフトを買う必要もありません。これはかなり天体写真の敷居を下げるのではないでしょうか。
また、露出中に再生画像を見られるもデジカメにはない魅力です。(パソコンにつなげばできますが)もちろん、スマフォからも見られます。
ということで、デジカメ以上に簡単に天体写真が撮れるということで、さらには、非冷却ならこんなにコンパクトです。

いちおう、仕様としては、
●ASIカメラ全対応 モノクロ、カラー、冷却、非冷却。
●画像の保存は、USBメモリ。保存形式は、DNG、Fits、tiff、JPGなど。
●冷却温度設定可能。
ただですね。一つ残念なのが、オートガイダーとは、たぶん一緒には無理そうです。まだやっていませんが。
ソフトの負荷もそうですし、二つのカメラとUSBメモリ、さらにはWiFiを接続してとなるとハード的にもきつそうです。とういことで、SS-one AutoGuiderとは別の製品として販売する予定です。ごめんなさい。
完成をお楽しみに。
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