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2016年10月28日 (金)

ASI1600MMファーストライト成功!!

昨晩は、東秩父に撮影に行ってきました。よく晴れました。

前回、大失敗しているので、今度は近所の空き地で簡単なテストをしてから出発する念の入れようです。その甲斐あって、やっとASI1600MMのファーストライトを撮ることができました。

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ライブビューでのピント合わせの様子です。

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大きい星は一等星です。これだけ拡大できれば、フォーカスエイド要らないです。

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ライブビューでM31が写ります。ライブビューでも露出やゲインを設定できるところが、デジカメより便利なところです。

初めてCMOSカメラを使うに当たって、パラメーターをどうするか悩みました。何しろ、すべてが初めての経験です。LRGB撮影も初めて。

設定しなければいけないパラメーターは、露出、ゲイン、ガンマ、明るさがあります。このうち一番重要なのはゲインです。デジカメのISO感度に相当します。ゲインをMAXにすると、露出1秒でも真っ白になります。いろいろ試した結果、25段階で8あたりが良いことが分かりました。

CMOSカメラはCCDに比べてノイズが多いとか、短時間露出が良いとか、いろいろ前知識があったため、恐る恐る露出1分で撮影をしてみました。最初はM31です。

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SharpStar60ED + ASI1600MM + SS-one CMOS-Capture
SS-one mini + SS-one AutoAutoGuider
L:1min×36枚
RGB:1min×各8枚
ダーク減算なし

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露出1分で問題なかったので、今度は露出4分で、すばるを撮ってみました。

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SharpStar60ED + ASI1600MM + SS-one CMOS-Capture
SS-one mini + SS-one AutoAutoGuider
L:4min×6枚
RGB:4min×各2枚
ダーク41min×4枚

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感想
LRGBは、RGBをしっかり撮らないと色出ないですね。解像度はともかく輝度はしっかり稼がないとダメですね。次回の反省材料

ノイズ感ですが、キャノンデジカメと比べると、相当悪いですが、X-A1よりはいいような気がします。思ったより、悪くないというのが印象です。M31はちょっとザラザラしていますが、これは写りがあまり良くなく、無理に強調したためです。

デジカメ同様、露出時間はしっかりとった方が、結果的にはよさそうです。露出時間に関してはあまりナイーブになる必要はなさそうです。

固定ノイズは砂をまいたようなノイズですが、ダーク減算でとれます。ダークフレームのピクセル等倍切り抜き画像を参考までに貼っておきます。

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画像は変な癖もなく扱いやすいです。デジカメより扱いやすいと思います。逆にこれに慣れるとデジカメに戻りたくなくなるかも。悪く言えばたんぱくです。それなりに画像処理でメリハリ付けるテクないとつまんない画像になりそうです。

まとめ。
正直意外でした。もっとノイズが多く、画像処理も大変と予想していましたが、普通でした。デジカメとあまり変わりないと思います。非冷却でもこの程度なので、冷却ならもっと問題ないでしょう。

たぶん、冷却CCDもそうだけど、短時間勝負ならデジカメで一枚にじっくり時間をかけるなら、こういったカメラの方が、差がどんどん開いていくんだろうなと思います。今度はじっくり時間をかけてみます。

あと、解像度高いので、やっぱりシャープな光学系の方が差が出ると思います。そういった意味では反射がほしくなるな。今度はアポゾナーで撮ってみるか。

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2016年10月27日 (木)

電子ファインダー用8mmレンズ販売再開

http://shop.ss-one.net/?pid=108545877

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2016年10月25日 (火)

ASI1600MMファーストライト失敗

昨晩はよく晴れました。

でも、ASI1600MMファーストライトは失敗。出発直前にプログラムを変更したのですが、ろくに確認もせず、いったのでバグっていました。トホホ。貴重な晴れだったのに。次回に持ち越しです。

電子ファインダーは、星図なくても役に立ちますすね。明るい対象ならこれだけでもよさそう。星図が揺れる問題、これはやっぱなんとかしないといけませんね。どこまでできるか、わかりませんが、頑張ってみます。

次はいつ晴れる?

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2016年10月24日 (月)

ASI1600MMファーストライト

今夜は久々に晴れそうです。

今夜のセットはこれ。

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ついに天文用CMOSカメラの出番です。どんな絵が撮れるか楽しみです。

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充電中! 2台のSS-one AutoGuiderです。1台はオートガイド用、もう一台はCMOSカメラ用。

行ってきます。

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2016年10月17日 (月)

早くも不具合情報 & 在庫状況

早くも不具合情報で申し訳ない。

電子ファインダーから自動導入アプリを起動するとき、同期ポイントは、レチクルのセンターマークとするべきでしたが、画像の中心としてしまいました。画像の中心とセンターマークが合ってない場合(普通は当然そうです)このまま自動導入するとずれます。

すぐには直しません。どうせまだ不具合とか要望とかあるだろうから、1か月後くらいにまたマイナーバージョンアップ版を出します。ご要望とかもこの時期までにお願いします。今度のバージョンアップは差分でいけそうです。

在庫状況ですが、
電子ファインダー用8mmレンズが、予想を上回る売れ行きで、なくなってしまいました。すぐにでも中国から仕入れたいのですが、ピント固定ネジが変更となってつまみタイプでなくなってしまったため、新しいレンズを探し中です。2週間かかる見込みです。大変すみません。すでに候補のレンズは入手しているのですが、晴れないと確認がとれません。

SS-one AutoGuider本体は在庫なしです。以前お伝えしたようにしばらく生産しません。いつになるかは、未定です。

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2016年10月15日 (土)

SS-one AutoGuider ソフトウェアアップデート

お待たせしました。SS-one AutoGuiderの最新版アップデート公開です。

●星図マッチング電子ファインダー新設
●自動導入新設
●SS-oneコントローラのプログラム撮影機能とAutiGuiderと連携
●FocusAidで複数エリアの選択

などが主な変更内容です。
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アップデートファイル
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こちらからダウンロードしてください。有効期限14日です。
http://gg2.mobi/z2z2

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現在の設定を保存
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アップデートする前に現在の設定を保存しておきましょう。やり方はここを参照
(以前に掲載したのと同じです。)
http://ss-one.net/doc/HowToSave.pdf

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アップデート方法
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1 まず、下記ページより「Win32 Diskk Imager」をダウンロードしてください。
https://osdn.jp/projects/sfnet_win32diskimager/

2 本体裏からマイクロSDカードを抜き取り、パソコンのSDカードリーダーに差し込みます。

3 そのまま上書きしてもよいのですが、前のバージョンを残したいなら、一度読み込みを行います。その前に読み込むファイルを作成します。

4 Windowsフォルダ上で「新規作成」⇒「テキスト ドキュメント」を作成します。名前はなんでも良いですが、拡張子は.imgにします。

5 Win32 Disk Imagerを起動し、[image file]を今、作成したファイルにします。

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6 マイクロSDカードのドライブ名を確認したのち、Readボタンクリックで読み込みが行われます。

7 これで前のバージョンの保存ができました。次に、新しいバージョンを書き込みます。アップデートファイルをダウンロードしておいてください。

8 ファイルをダウンロードしたら、Win32 Disk Imagerで、このファイルを指定し、今度はWriteボタンをクリックし、書き込みします。

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9 SDカードを本体に戻し完了です。なお、設定値はリセットされるので、先に保存した設定を復元してください。

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SS-one AutoGuider取扱説明書
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最新の取説はこちら。
http://ss-one.net/doc/SSoneAutoGuider.pdf

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SS-oneコントローラ ファームウェア最新版 Ver2.00
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SS-one AutoGuiderとSS-oneコントローラのプログラム撮影機能を連携させたい場合は、SS-oneコントローラのファームウェアをアップデートする必要があります。
連携させないなら、アップデートは不要です。無理にする必要はありません。
http://ss-one.net/program/ss1-200.zip

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電子ファインダー用レンズ
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電子ファインダーを使うには、ASI120MMカメラと8mmのレンズが必要です。
この組み合わせ以外での動作保証はできません。レンズはこちらからご購入ください。
1500円です。
http://shop.ss-one.net/?pid=108545877

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電子ファインダー紹介動画
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以前、電子ファインダーの紹介動画を出しましたが、それから機能が追加になっていますので、パート2をアップします。

ちなみにパート1はこちら

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2016年10月 4日 (火)

晴れませんね~(追記あり)

)SS-one AutoGuiderのバージョンアップリリースが遅れているのは、私のせいではありません。

ほんと晴れないんですよ。晴れないと、最終チェックができません。また、電子ファインダー用レンズも仕入れたのですが、実星でチェックしてから出荷したいので、これもまだ販売できないでいます。

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また、電子極望をご注文頂いている分も、実際の星でのチェックができないため、発送できないでいます。

もうしばらくお待ちください。木曜の晩はなんかいけそうな。

SS-one AutoGuiderのニューバージョンの取説をアップしておきます。

http://ss-one.net/doc/SSoneAutoGuider.pdf

追記 最終版ではありません。印刷しないでください。見るだけ
変更点は
1 SS-oneコントローラのプログラム撮影との連携の記述追加
2 Focus Aidで抽出エリア選択機能追加の記述
3 電子ファインダー、自動導入の章を追加

あと、各アプリの設定情報の保存方法です。予習しておいてください。

http://ss-one.net/doc/HowToSave.pdf

追記
USBメモリの書き込んでおくファイルです。
「save.zip」をダウンロード
ダウンロードしたら必ず解凍して書き込んでください。

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いろんなものがない。

SS-one製品ですが、いろんなものの在庫が少なくなってきました。

1 SS-oneコントローラGPセット
在庫なしです。もう販売終了の赤道儀なので、再生産はしないです。GPに関してはMT-1モーターか、MT-1のモーター取り変えのみ対応しています。

2 そのSS-one2軸コントローラ
これも残り10個ほどで、こちらはしばらくは生産しない予定です。

3 GP用、初代電子極望 SS-one Polar
これも残り数個で、再生産の予定はしばらくありません。

4 SS-one AutoGuider
残り4個ほどで、しばらくは再生産はしないです。やめるつもりはまったくありませんが。

こうして見ると、現在、在庫豊富なのはSS-one Miniの1軸コントローラセットくらいです。

それ以外は残り少ないです。

SS-oneプロジェクトをこのまま収束させるとか、そうゆうことではないです。今、必死にいろんなもの作っています。商品構成をちょっと変えます。またある程度まとまったら発表します。お楽しみに。

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