ASI1600MMファーストライト成功!!
昨晩は、東秩父に撮影に行ってきました。よく晴れました。
前回、大失敗しているので、今度は近所の空き地で簡単なテストをしてから出発する念の入れようです。その甲斐あって、やっとASI1600MMのファーストライトを撮ることができました。
大きい星は一等星です。これだけ拡大できれば、フォーカスエイド要らないです。
ライブビューでM31が写ります。ライブビューでも露出やゲインを設定できるところが、デジカメより便利なところです。
初めてCMOSカメラを使うに当たって、パラメーターをどうするか悩みました。何しろ、すべてが初めての経験です。LRGB撮影も初めて。
設定しなければいけないパラメーターは、露出、ゲイン、ガンマ、明るさがあります。このうち一番重要なのはゲインです。デジカメのISO感度に相当します。ゲインをMAXにすると、露出1秒でも真っ白になります。いろいろ試した結果、25段階で8あたりが良いことが分かりました。
CMOSカメラはCCDに比べてノイズが多いとか、短時間露出が良いとか、いろいろ前知識があったため、恐る恐る露出1分で撮影をしてみました。最初はM31です。
SharpStar60ED + ASI1600MM + SS-one CMOS-Capture
SS-one mini + SS-one AutoAutoGuider
L:1min×36枚
RGB:1min×各8枚
ダーク減算なし
露出1分で問題なかったので、今度は露出4分で、すばるを撮ってみました。
SharpStar60ED + ASI1600MM + SS-one CMOS-Capture
SS-one mini + SS-one AutoAutoGuider
L:4min×6枚
RGB:4min×各2枚
ダーク41min×4枚
感想
LRGBは、RGBをしっかり撮らないと色出ないですね。解像度はともかく輝度はしっかり稼がないとダメですね。次回の反省材料
ノイズ感ですが、キャノンデジカメと比べると、相当悪いですが、X-A1よりはいいような気がします。思ったより、悪くないというのが印象です。M31はちょっとザラザラしていますが、これは写りがあまり良くなく、無理に強調したためです。
デジカメ同様、露出時間はしっかりとった方が、結果的にはよさそうです。露出時間に関してはあまりナイーブになる必要はなさそうです。
固定ノイズは砂をまいたようなノイズですが、ダーク減算でとれます。ダークフレームのピクセル等倍切り抜き画像を参考までに貼っておきます。
画像は変な癖もなく扱いやすいです。デジカメより扱いやすいと思います。逆にこれに慣れるとデジカメに戻りたくなくなるかも。悪く言えばたんぱくです。それなりに画像処理でメリハリ付けるテクないとつまんない画像になりそうです。
まとめ。
正直意外でした。もっとノイズが多く、画像処理も大変と予想していましたが、普通でした。デジカメとあまり変わりないと思います。非冷却でもこの程度なので、冷却ならもっと問題ないでしょう。
たぶん、冷却CCDもそうだけど、短時間勝負ならデジカメで一枚にじっくり時間をかけるなら、こういったカメラの方が、差がどんどん開いていくんだろうなと思います。今度はじっくり時間をかけてみます。
あと、解像度高いので、やっぱりシャープな光学系の方が差が出ると思います。そういった意味では反射がほしくなるな。今度はアポゾナーで撮ってみるか。
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