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2016年11月 9日 (水)

第3の選択としてのCMOSカメラ

今日も、撮影に行きたかったのですが、月が大きいのと、風が強いのでやめます。すばるの写真は完成させたかった。

ともかく、天文用CMOSカメラが普通に天体写真カメラとして使えることがわかりました。そりゃそうでうよね。まともに撮れなきゃZWOだって販売しないでしょう。

ということで、天体写真を何で撮るか、「デジカメ」VS「冷却CCD」に、新たにCMOSカメラが加わったことで選択肢が増えましたね。

私としてはナローバンドやりたいので、モノクロカメラは必須のため、安いCMOSカメラはほんと助かります。デジカメもNIKON810Aみたなものも出てきたので、いちがいに他より劣るとは言えなくなってきました。

また、今までは、天文用カメラはデジカメよりよい画像を得るためのものと考えられてきましたが、画質よりもむしろ扱いやすさで選ぶ可能性も出てきました。完全なデジカメの置き換えとして使うのです。この場合、カラー版が有利と思います。デジカメに比べて扱い安い点としては、

1 コンパクト、軽量(短焦点の鏡筒はバランスとりやすいです)
2 USB電源でよい(←これ意外と助かる(非冷却))
3 ライブビューがよく写る。星が拡大表示できる。
4 カメラ内でダーク、フラットを完結できる。
5 撮影中に撮影した画像を見られる。(デジカメでもPCにつなげば可能

6 無線で操作できる。

あと、画像の4隅の星と中心の星の計5つの星を拡大表示するライブビューとか、要望があればなんでもできそうです。

ただ、フォーサーズだと、広角星野写真や星景写真には向かないでしょうね。逆にフォーサーズだと、フルサイズの半分の焦点距離で同じクローズアップができるのが魅力ですね。(それに見合った優秀な光学系も必要ですが。。。)

また、そのうちフルサイズのCMOSカメラも出てくるでしょうね。なにしろソニーもCCDの生産終了を表明してますから。

なお、カラーCMOSの評価はまた来月にでもやりたいと思います。
(カラー版はまだ買っていませんが、モノクロでのフィルターワークが面倒なのと、ハレーションの問題などから、モノクロとカラーを付け変えて撮るLRGB撮影がもっとも効率が良いのではないかと思ってます。カラーアシストは2つの光学系が必要ですが、一つの光学系で付け変えて撮るパターンです。お金かかりますけど、でも高いフィルター買うこと考えると、そうべらぼうに高くなるわけでもないし。)

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気になるSS-one CMOS Caputureですが、ダークとかフラットとかの機能はおいといて、とりあえずデジカメ並みに撮れる機能ならすぐにでもリリースできそうです。

ハードですが、SS-one AutoGuiderのハードを使うのはやめて、ケースや基板を市販品で調達することを考えています。CMOSをキャプチャするだけならRS232Cやシャッターポート、時計機能はまったく必要ないので、市販品でなんとかなります。市販品ですから安く仕上げることができ、ベータテスト版で15,000円くらいになると思われます。

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コメント

>フルサイズのCMOSカメラ

もうすぐ出てきそうですね。
http://qhyccd.com/MediumCOLDMOS.html
スペックからD810のセンサ?と想像した方多数の模様。

PC版ならば、コレを使う選択肢もあるかも。

投稿: HUQ | 2016年11月 9日 (水) 20時36分

これ、いくらくらいなんだろう$3,000くらい?
モノクロは出ないのかな?
それも気になる。

投稿: ほんまか | 2016年11月 9日 (水) 22時30分

またまた魅力的な装備が追加できそうですね~
CMOSカメラ、凄く気になってます
普段のツーリングやらサイクリングなどの写真はコンデジで十分と思っている自分にとって
AF性能とか余分な機能てんこ盛りで高くなってしまっている普通のデジ一に魅力を感じなくて

CMOSカメラとSS-one CMOS Caputureの組み合わせ
期待してます!

投稿: KEN | 2016年11月 9日 (水) 23時53分

すべて市販品で構成するとソフトウェアだけ手に入れてしまえば勝手にシステム作れちゃいますよ。

投稿: Bergamot | 2016年11月10日 (木) 09時13分

Bergamotさん、
それはそれでいいです。PCソフトでも同じことなので、1枚CD買えばいくらでもインストールできます。
ある程度ソフトが固まったら、フリーウェア化し、また完全なオープンソース化してだれでも、変更できるようにしたり、SS-oneの名称を使えば、それを売ってもいいようにしたいです。とにかく普及させることが一番で、儲けはそのあとです。

投稿: ほんまか | 2016年11月10日 (木) 13時24分

ほんまかさん、頭が下がります。
オープンソース化されれば微力ながら機能アップのお手伝いさせてください。
楽しみな展開になりましたね。

投稿: Bergamot | 2016年11月10日 (木) 14時09分

Bergamotさん、
ぜひ、協力してください。
そういえば、オートフォーカサーどうなってます?
けっこう、期待してるんですけど。

投稿: ほんまか | 2016年11月10日 (木) 14時45分

ほんまかさん
オートフォーカサーですね。(しまったっ!)
マニュアルでのフォーカス動作はテストしたんですが....
興味が色々とありすぎて進みません。

投稿: Bergamot | 2016年11月10日 (木) 18時02分

まだ、できてないのですね。
気長に待ちま~す。

投稿: ほんまか | 2016年11月10日 (木) 19時47分

初めまして。知人から紹介されて此方へ参りました。よろしくお願いします。
自分は1600MMの方ではなく1600MCCを所有しております。が、USB3.0でもキャプチャー時に16bitRAW(SER)保存できず(AVI形式はOKです)困っております。転送量と速度に問題あるかもと思っておりますが、ケーブル類は純正です。
そんな折に知人から此処を教えてもらい藁をもすがる思いで辿り着いたというわけです。
試行版ユニットは1600MMのみ対応なのでしょうか?1600MCCだと温度管理機能も必要でしょうが、取り敢えず冷却無し1600MCでもOKか、とても興味あります。
野外で冷却CMOSはPCとバッテリーが必要になり、自宅での使用が殆どですが、先のように16bitRAWキャプチャーで暗礁に乗り上げており、とても期待しております。

いきなり長々と失礼しました。今後共どうぞよろしくお願いします。

投稿: 南砺龍吉 | 2016年11月13日 (日) 16時59分

南砺龍吉さん、
はじめまして。
1600MCはセンサー自体の出力が16bitなので最高12bitになります。もちろんRAWです。
SS-one CMOS Captureはこの最高12bitでキャプチャすることはできます。
あと、カメラはすべて対応しています。カラーや冷却版でも使用できます。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: ほんまか | 2016年11月13日 (日) 19時24分

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