SS-oneトラベラー実戦投入
出来たばかりのSS-oneトラベラー第3試作機をもって伊豆まで行ってきました。
まだ電子極望付けてないので、極軸を適当に合わせて、撮影開始。ところが、DECモーターが音はするのですが回りません。RAモーターも導入速度になると停止します。
自動導入もオートガイドもできない状態です。こんな時のために、SS-oneポタ赤を予備としてもって行ったのですが、ウエイトシャフトを忘れる痛恨のミス。
仕方がないので、1軸オートガイドはできるみたいなので、露出15秒で撮影を始めました。伊豆まで来て、何もできないで帰るわけにはいきません。
極軸が適当なのでDEC方向にどんどんずれていくのですが、手動で補正しながら薄明までM8を撮ることができました。
結果、ご覧ください。
M8(干潟星雲)
FSQ-85ED + ASI1600MM + SS-one CMOS Cap.
RGB 各15秒×64 ゲイン10/25 リアルタイムフラット
SS-oneトラベラー + SS-one AutoGuider
シャープなイメージの作品にしたかったので、LRGBでなくRGBにしました。LRGBだと、ボテボテのBチャンネルがLを通して、画像全体に波及してしまいます。
なかなかうまく撮れたと思います。流石、伊豆。これほど低空なのにカブリ補正なしでできました。久々に天体写真らしい写真撮れました。満足、満足。
(画像に縦の筋が見えますが、これは輝点ノイズがDECのずれによって一直線に並んで、筋のように見えるためです。ダークすれば現れないと思いますが、ダークを忘れました。)
SS-oneトラベラーですが、第3試作機は重すぎるので、実はもう第4試作機を設計中です、これは机上の計算では目標の4kgを切りそうです。どれだけ軽くなるか楽しみです。
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コメント
御苦労様です。
SS-oneトラベラーの開発楽しみにしています。
撮影に出かけるのも撮影も一苦労ですよね。
私も重たい機材に囲まれて撮影がうまくいかないとちょっぴり悲しくなります。
完成されたら撮影者のとても助けになると思います。
投稿: ぴっぴ | 2017年4月30日 (日) 00時40分
ぴっぴさん、ありがとうございます。
SS-oneトラベラー、いまいち反応が薄く、モチベーション維持するの大変なんですよ。
そういって頂けると、やる気がでます。
投稿: ほんまか | 2017年4月30日 (日) 11時50分