« 画角と作品作りの関係 | トップページ | フラット補正について、理論編 »

2017年10月19日 (木)

新連載企画スタート、ビンボー企画第2弾、【青ハロ覚悟】安い、お買い得カメラレンズを試す

新月期だというのに晴れない。こんな時期は、ついつい物欲に走ってしまうもの。なんか巷じゃ、80万とか100万とかの鏡筒の話題が出てますが、一般庶民には到底無理。

まかり間違って、高いものに手を出してしまう大事故に合わないためには、小さな事故を起こすこと。ということで、「めざせ10万円で入選」に続くビンボー企画第2弾始めます。その名も、

【青ハロ覚悟】安い、お買い得カメラレンズを試す

まぁ、早く言えば、オールドレンズを試してみるという単純な企画です。基本的には一作品できたらすぐ売ってしまって、次へを繰り返します。ちょっとした天体データベースが出来れば良いなと思います。

どんなレンズを狙うかというと、かなり値段が下がっている昔のレンズ。マニュアルレンズかな。安いのになれば1万円以下で買えます。いちおう100mm、200mm、300mm、400mm、500mm、600mmをそろえてみたいと思います。
ほんとは広角レンズも試してみたいのですが、私、最近、遠くの遠征はやめてしまったので、広角星野写真は撮るのが厳しいところがあります。ということで100mmレンズ以上にします。

金額に具体的な制約は設けませんが、そのクラスでは十分安いと思えるレンズ。たとえば、サンニッパなら5万でも安いと思えるでしょう。そんな感じでレンズを選考していきたいと思います。

それで、まともな天体写真は撮れるか?
これは分かりません。ただ、「めざせ10万円で入選」では1万5千円のレンズでこれだけ撮れました。
http://honmaka.cocolog-nifty.com/photos/nebula/index.html

重要なのは、まずは絞ること。それから、青ハロが出たとしても、無理な強調をしないこと、逆に青ハロを奇麗に見せる処理をすること。要は処理次第と思ってます。

どんなレンズが狙い目か?
絞ることが前提なので明るいレンズですが、高くなるのでさらに古いレンズ。キャノンnew FDレンズはEOSと互換性がないので市場ではかなり安いですが、ミラーレスやCMOSカメラなどフランジバックの短いカメラが出てきたので、天体写真でも使えるようになってきました。あと、中判レンズなんかも安いですね。

具体的な候補
実際に今、候補として考えているレンズを挙げてみます。

●100mm
100mmだとF2クラスを狙いたいです。F2なら2段絞ってもF4なのでかなり期待できます。でも探すと、「new FD 100mm F2」レンズくらいしかないですね。相場2万円代

F100f2

F2.8で良いならいくらでもあります。

●200mm
200mmだとF2.8からだけど、F2.8だとやはり「new FD 200mm F2.8」くらいしか見つからない。
F200f28F3.5で良いならCONTAXの「CONTAX Carl Zeiss Tele-Tessar T* 200mm F3.5 AEG」が面白そう。これも2万円代。

Z200f35_2
ただ200mクラスだと天体では三脚座がほしいところ。そうするとほとんどない。

●300mm
300mmと言えば、サンニッパ。「new FD 300mm F2.8L」は天体でも実績十分で、実際良いですね。ただ買うとなると8万円くらい。シグマやタムロンなら5万円くらい。

F300f28もう少し安くしたいなら、F4、F4.5クラスが狙い目具体的には「Ai NIKKOR 300mm F4.5 ED」
N300f45これなら2万円代。もっと安くしたいなら、「OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-T 300mm/F4.5」で1万円代。
O300f45

400mm以上のレンズは次回ということで。

情報求む!
このレンズはいいよ。とか、このレンズを試してほしいというのがあれば、どんどんコメントください。

|

« 画角と作品作りの関係 | トップページ | フラット補正について、理論編 »

コメント

私がここに流れ着いたきっかけは
「スカイキャンサーオートガイド化計画」ぴったりの長さのヒーターを作りたい
http://honmaka.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-d27a.html
でした。

私は40年来のPENTAX党員なのでSマウントも含めてオールドレンズを多用していますが
デジタルで使うと盛大なパープリン玉が多いですでそれはそれとして楽しんでいます。

ステラショットなどを視野に入れるとCやNにも手を伸ばしたくまりますが今のところ自粛しています。

まぁ、オールドレンズも含めて適材適所の用法が分かって来るかと思いますので、この規格に期待しています。

投稿: koukiatu | 2017年10月19日 (木) 22時05分

中判のレンズは、底値だと思うのですが
PENTAX645 200mm f4.0 150mm f2.8
PENTAX67 105mm f2.4 165mm f2.8 などは、いかがでしょうか?

少し、暗いですが開放から使えるといいかも?

マミヤのRB,RZのアポレンズもよいと聞いたことがあります。イメージサークルが大きくて周辺減光も少なければ後処理がやりやすいと思います。
よろしくお願いします。

投稿: kimi | 2017年10月20日 (金) 09時51分

koukiatuさん、お久しぶりです。

>デジタルで使うと盛大なパープリン玉が多いですでそれはそれとして楽しんでいます。

この余裕がいいですね。趣味なんだから。

私も子供のころMX使っていたので、ずっとPENTAX党でした。天体ではまだ使う気がおきないのですが、風景撮影では、復帰してもいいかなと思ってます。
古いペンタックスは中判も含めいいレンズが揃ってます。

投稿: ほんまか | 2017年10月20日 (金) 10時05分

kimiさん、

そうですね。中判レンズ安いですね。
マミヤはほんとよさそうです。

ただ、中判の場合、重いので、三脚座がないと厳しいですね。
そういえば、三脚座の付いている、マウントアダプタがありました。そうゆうのを使えれば良いですね。

中判レンズは、100~200mmより、300mm以上がいいと思いますね。

投稿: ほんまか | 2017年10月20日 (金) 10時08分

中一光学 の135mm F2.8 II とかの安い中華レンズはどうでしょう。気になってるけど手持ちのオールドレンズくらいかなとmm数がダブルから買わないけど(^^;

投稿: やまのん | 2017年10月20日 (金) 10時50分

やまのんさん。ありがとうございます。

中一光学。初めてしりました。新品で2万円ですか。安いですね。
天体作例も検索で出てきました。よさそうですね。

Aiニッコールの135/2,8中古価格とほぼ同じですね。

一流メーカーの中古が良いか、新興の新作レンズの方が良いのか、撮り比べも面白そう。

中一の135/2,8、他にも興味持ってる人いるかな?

投稿: ほんまか | 2017年10月20日 (金) 11時18分

面白そうな企画ですね。
父親がCONTAX持ってて、もう使わないようなので譲り受けました。
100mm以下ですが。アダプターかませてCanon系にして使っています。

中一光学のレンズ興味ありますよ。
買ってみようかと思っていました。

投稿: やっぷ | 2017年10月21日 (土) 00時43分

やっぷさん、
CONTAXですか、Zeissですね。Zeiss好きなので、CONTAX系のレンズもいいです。

中一光学のレンズは、135mm買おうかなと思ってます。

投稿: ほんまか | 2017年10月21日 (土) 16時05分

いつもお世話になります。
CanonのNFD 300mm f4 あたりですとかなり安いと思います。
キタムラの店頭でカビ取り修理の修理票付きが7000円くらいで出てました。
フィルムだと色のりのいいNFDレンズも天文ではやはりフレアやハロは出るでしょうね。

投稿: たくまー | 2017年10月24日 (火) 16時45分

たくまーさん、情報ありがとうございます。
300mm F4クラスはもう買ってしまいました。オリンパス。

ただNFDはおっしゃるように安いですね。
EOSで使えないから中古市場でとても安いので、何か一つくらいは買おうかと思ってます。

投稿: ほんまか | 2017年10月24日 (火) 18時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 画角と作品作りの関係 | トップページ | フラット補正について、理論編 »