2017年11月29日 (水)
2017年11月27日 (月)
SS-one CMOS Cap.ベータ版のドライバ最新版
SS-one CMOS Captureベータ版(3.5インチ液晶)のカメラドライバを最新版にしたものをリリースします。ASI071MC-Proで動作確認しています。
アップデートすると、CMOS Cap.とオートガイダーが同時に使用できなくなりますので注意。
こちらからダウンロードください。
https://www.dropbox.com/s/21c1viyipd4qjt2/ssonecmos0302-asi2.zip?dl=0
2017年11月25日 (土)
SS-one CMOS Capture カメラドライバ最新版
SS-one CMOS CaptureのZWOカメラドライバを最新版にしたものをリリースします。
ASI-071MC-Proで動作することを確認しています。
他の、最新カメラでは動作確認していません。
ただし、お伝えしているようにドライバのバグと思われるカメラを2台接続した場合にカメラが区別できない現象があるため、バージョンアップすると、CMOS Captureとオートガイダーの同時使用が出来なくなります。CMOSカメラの種類を問わず出来なくなります。
この現象についてはZWOに報告する予定ですが、直してくれるかどうかは不透明です。
ソフトウェアはこちらからダウンロードしてください。時間がかかります。
https://www.dropbox.com/s/8bs2khtnyn7dmzl/ssonecmos101.zip?dl=0
SDカードの抜き取り方はこちらを
「SS-oneCMOS-SD-change.pdf」をダウンロード
アップデート方法はこちら。いつも通りです。
http://ss-one.net/doc/HowToUpadte.pdf
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SS-one AutoGuider ProのCMOS Captureについては現在、作成中です。
秩父連ちゃん、勾玉撃沈。
木曜夜、金曜夜は秩父のいつものとこに撮影に行ってきました。
木曜夜は、SS-one AutoGuider Pro for GPのテストと、ASI071MC-Proの最終試験を兼ねて勾玉を撮影してきました。しかし、16分撮影したところで、薄雲が出て終了。こんな中途半端な出来になってしまいました。
FSQ-85ED + ASI071MC-Pro + SS-one CMOS Capture
GP2赤道儀 + SS-one AutoGuider Pro for GP Aセット
1分×16枚 ゲイン10/25 8枚ごとにライブコンポ、リアルタイムダーク減算
久々のGP赤道儀でしたが、 SS-one AutoGuider Pro for GP Aセットは快調でした。オートガイド性能もトラベラーより上。
ASI071MC-Proですが、今回は、12V電源もつなげてみました。ただ、ライブビューでCropするとハングアップする症状が発生。結局、以前の外部電源USBハブに変えたら正常でした。やはり電源にはかなりシビアです。
いずれにせよ、ソフト的な問題ではないこと。電源をあれこれ選べば、最終的には動作できる組み合わせが見つかると思われるので、このバージョンをこのままリリースしたいと思います。
翌日金曜の夜も出撃。最近F5以上の撮影が多かったので、たまにはF4で撮りたくなり、Nikkorの出番。
やっぱ私はカメラレンズは好き。操作が楽でいい。
Nikkor ED 400mm F3.5->F4 + ASI1600MM + SS-one CMOS Capture
SS-oneトラベラー + SS-one AutoGuider Pro
RGB 各1分×32枚 ゲイン10/25 8枚ごとにライブコンポ、リアルタイムダーク減算
なんか、うまく処理できませんでした。この星雲難しい。もう嫌いです。勾玉。
それと、片ボケ。左下がひどい。デジカメでは片ボケないので、ZWOのEFマウントが問題のようです。今回はシムを挟んだのですが、まだガタつきます。
2017年11月24日 (金)
SS-one AutoGuider Pro for GP
もうじき、SS-one AutoGuider Proの第2ロッドが入荷しますが、同時にGP系赤道儀で使用できるキットを用意しています。定食みたいですが、AセットとBセットを用意しています。
SS-one AutoGuider Pro for GP Aセット
商品写真
Aセットは、ビクセン純正MT-1モーターを2つ持ってる人向けのセットです。MT-1モーターの中身を自動導入に向いたモーターにとり変えます。(導入速度100倍)
モーター交換は簡単です。コネクタ採用でユーザ自身でもできるようになっています。
まず、元のモーターのコードを切断して、取り外します。
次に新しいモーターを取り付けます。コネクタなので半田付け要りません。
装着例
価格ですが、モーター部分が10,000円で、SS-one AutoGuider Proが58,000円なので、トータル68,000円になります。
次はBセットです。
SS-one AutoGuider Pro for GP Bセット
商品写真
Bセットは、MT-1モーターを一個しかもっていない人向けです。赤緯側にハイブリッドモーターを採用しています。MT-1より高性能で小型ですが、MT-1モーターを新たに買うよりトータルで安いです。(導入速度100倍)
装着例
価格ですが、モーター部分が15,000円で、SS-one AutoGuider Proが58,000円なので、トータル73,000円になります。
なお、このGPキットではじめてオートガイドや自動導入を始める人もいると思うので、オートガイダー初心者応援セールということで、140mmオートガイドカメラ同時購入で10,000円引きいたします。
もうじき販売です。お楽しみに。
2017年11月23日 (木)
あこがれの反射望遠鏡
先日ASI071MCで撮ったハート星雲。やっぱモノクロのASI1600MMに比べると、星がシャープでない。それは当然予想できたこと。モノクロで撮っていると、色ごとにこんなにピント位置が違うのかと驚いてしまう。
かと言って、フィルターごとにピント位置を変えるのも、そうそう面倒になってきた。CMOS Cap.はフィルターローテート撮影ができるが、ピント位置を変えないといけないので、この便利な機能も利用できない。
それに明るいL画像も利用できない。L-RGB撮影が出来なければ、、モノクロの意味が半減してしまう。
ということで、モノクロCMOSを使うことによってやっぱ、色収差の限界が見えてきたなぁ、という、これまたベテラン達がたどってきた沼に、私もはまりつつ、こうしてみんなイプシロンを買うようになってしまうのかなと思いつつ。かといって、イプシロンは流石に買えないので、とりあえあず、反射望遠鏡入門ということで、
銀次を買ってみました。15cmのF4のやつ。
5.5Kg超で、SS-oneトラベラーに載せるにはちょっと無理がある。
ていうか、そうんな事は買う前から分かっていて、実は、
四角いフレーム構造の反射望遠鏡を自作する計画なんです。そこで、笠井でパーツを買おうとあれこれ代金を計算すると、銀次を買ってしまった方が安いことに気付いたという次第です。
ということで、銀次はあっという間に分解され、主要パーツの重さを量られることに。
約2.5Kなので、フレームを1kg程度にすれば(これは事前の計算で分かっている)トータル3.5kほどなので、SS-oneトラベラーにも乗りそうです。
ちなみに抜け殻は、3Kg。
鏡筒バンドを外すと、
この抜け殻、ほしい人がいましたら、差し上げます。送料だけ着払いでご負担ください。(決まりました)
、
2017年11月22日 (水)
2017年11月21日 (火)
ASI071MC-Pro続報
おとといの晩は秩父まで行ってきたのですが、ASI071MC-Proが「Capture error」が出まくって、まったく撮影できず。
次の朝、室内でテストしたところまったく問題ない。
だいたい、今までの経験から、「Capture error」がでる場合は電源に問題があることが多いので、外部電源供給可能なUSBハブを使うことにしてみました。
で、昨日の晩は、流石に、連続秩父はきついので、近場の埼玉の最北端にある羽生まで撮影に行ってきました。ここなら30分でこれます。
でも、、、空が恐ろしく明るい。撮れそうなのはほんとに真上のM45くらい。まぁ、今日はテストなので、いいかということで、すばるを撮ってみました。
FSQ85ED + ASI071MC-Pro ゲイン9/25
1分×64枚 4枚ごとにライブコンポジット、リアルタイムダーク
SS-oneトラベラー + SS-one AutoGuider Pro
光害がひどくまったく処理できませんでした。ただエラーはまったく出ませんでした。
どうやら、Proになって消費電流が増えたのか、ラズパイのUSBポートからの電源供給に限界がきたのかも知れません。あと2回くらい撮影に行って、問題なければ、ソフトをアップしたいと思います。
このASI071MCというのは前のバージョンからほんとに電源にシビアです。単に供給電流に余裕があるというだけでなく、何か相性みたいなものがあるような感じです。
そうこうしてるうちに、こんなものが着ました。
2017年11月19日 (日)
ASI071MC-Pro続報とフォーカサー
今日も、朝からASI071MC-Proのテストをしています。今日は調子が良いみたい。
朝から、ずっと連続撮影しています。朝からお昼まで、720枚撮影していますが、キャプチャエラーは出てないようです。昨日のエラーは一時的なものか?
オートガイドカメラとの同時使用ができないのは、これはバグっぽいのでZWOが直してくれないとどうにもならない感じです。さらに検証を続けます。
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さて、SS-one AutoGuider Proのフォーカサーですが、FSQ85ED用だけキットで用意します。
それ以外は、鏡筒お預かりしての特注になります。
これは、さっそく特注を受けたBORGのラックアンドピニオンフォーカサー用です。
これは、BORGのTリングヘリコイド用に作って商品化しようとしましたが、Tリングヘリコイドのガタが多く、頑丈でもないのでモーターの力に耐えられないので商品化を断念しました。何度も作り直してお金もかけたのに、残念です。
2017年11月18日 (土)
ASI071MC Proの現状
ASI071MC Proを入手しました。(星見屋さんが貸してくれました)
早速試してみたところ、
現在のバージョンでは動作しません。カメラを認識しません。
どうやらProはまったく別物のようです。
たぶん、ASI1600MM Proもだめでしょう。
ドライバをZWOの最新版にしたところ、カメラは認識するようになりました。一部動作しています。ただ、次の問題が発生しています。
1 オートガイドカメラと2つカメラを挿すと、2つのカメラが区別できません。2つともどちらかのカメラに認識されてしまいます。したがって、オートガイダーとの同時使用はできません。これはドライバアップデートによるもので、カメラの種類関係ありません。ASI071MC-Pro以外でも同様です。
2 ASI071MC-Proは動作が安定せず、Capture Errorがひん発します。こちらはASI071MC-Pro固有の問題のようです。
ということで現状は非常に厳しい状況です。引き続き調査継続します。
2017年11月17日 (金)
【電子望遠鏡を作る】初めの一歩
【電子望遠鏡を作る】というカテゴリーを追加しました。
先日の本栖湖遠征、実は、ライブビューのスタッキングのテストも兼ねていて、いろいろ問題点が分かってきました。これらを解決したライブビュースタッキングを早急に作りたいと思います。
問題点
1 モノクロはつまらない。星雲も良くわからない。カラーの方が良い。
2 露出1秒以下のスタッキングはノイズばかり目立つ。数秒ならOK。
3 背景がすぐ明るくなる。背景レベルを抑えて星雲だけを強調するライブ画像処理が必要。
4 M31の中心部はあっという間に白とびしてしまう。飽和対策も必要。
5 オートガイドはあった方が良い。
まずは、カラー版CMOSの購入からですね。
ハート星雲
水曜日は定休日なので、久々に、本栖湖まで遠出してきました。寒かったです。ほんとうに冬です。
ハート星雲
Nikkor ED 400mmF3.5->F5.6
ASI1600MM + SS-one CMOS Capture
R 1分×48枚 GB 1分×32枚 8枚ごとにライブコンポジット、リアルタイムダーク
ゲイン 10/25
SS-oneトラベラー+SS-one AutoGuider Proでオートガイド ガイド鏡100mm
意外と淡いんですね。F4で撮れば良かった。
F5.6まで絞りました。青ハロは少なくなったと思いますが、RGに関してはF4とそんな変わらない感じです。F4で良かったと思います。F5.6まで絞ると、FSQ85EDと変わらないので、このレンズを使う意味がなくなってしまいます。F4が撮りごろです。
左の方は相変わらず片ボケ。
2017年11月14日 (火)
業務連絡
本日、SS-one Mini用のロングウエイトシャフトを発送しました。
また、SS-one CMOS Captureを4台発送しました。
最初に起動したら、まずは、日付と時刻の確認をお願いします。CMOS Capでは左上に、Polarでは右下の表示されています。もちろん合わせて出荷していますが、念のため確認をお願いします。
もし、違っていたら、PolarのTimeで変更できます。また、GPSを使わない場合は、PolarのLocateで東経と北緯を入力してください。それほど正確でなくて良いです。だいたいでいいです。また北緯は時角計算には使われません。
ベータ版からのアップデートの場合はアプリの設定情報は引き継いでいますので、そのままご使用できます。ただし、Polarでのセンター出しは再度行ってください。
ベータユーザの方は使い方は分かっていると思います。新規の方ですが、マニュアルがまだできていませんが、
CMOS Cap.に関しては、ベータ版のマニュアルを
http://ss-one.net/doc/SSoneCMOS.pdf
その他の機能はSS-one AutoGuiderのマニュアルを参考にしてください。
http://ss-one.net/doc/SSoneAutoGuider.pdf
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CMOS Cap.に関しては、まだまだ機能追加をしていきます。先日お知らせしたように「電子望遠鏡」へ発展させたいので、以下の機能を追加予定です。
1 ライブビューでのスタッキング。
2 撮影画像の星図マッチング。
2の星図マッチングですが、CMOSの場合、デジカメほど試写の写りが良くないので、本当に対象が中心に入っているか心配になると思います。特に淡い対象の場合。星図マッチングをかければそういった心配もなくなると思います。
2017年11月13日 (月)
SS-one CMOS Cap販売 制限解除
昨日から販売しているCMOS Captureですが、まだ売れ残っています。速攻で売り切れになるという状況でもなさそうなので、ベータ版ユーザ限定や下取り必須の制限を解除いたします。
どなたでもご購入できます。金額も下取りなしの30,000円に戻しました。したがって、下取りのある人は必ず備考欄に下取り品を書いてください。
ご購入はこちらから。
http://shop.ss-one.net/?pid=125037985
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SS-one AutoGuider Proですが、今月末に入荷予定です。もうしばらくお待ちください。30台入荷で、これでほぼ需要を満たすと思われます。
またSS-one AutoGuider ProですがGP系赤道儀用も用意する予定です。
2017年11月12日 (日)
SS-one CMOS Capture正式版 販売開始
SS-one CMOS Capture正式版の販売を開始しました。ご購入はこちらから、
http://shop.ss-one.net/?pid=125037985
ベータ版に比べて、機能は変わらないと申しましたが、一点だけ違いがあります。
時計を内蔵しています。したがって、GPSユニットがなくても電子極望が使えます。CMOS Cap.ではファイルに日付がつきます。もちろん、GPSユニットを付ければそちらの方の情報を優先します。
ちなみに、内蔵時計の日時合わせは、Polarの[Time]で行えます。またGPSユニット付けない場合は東経、北緯の設定がされませんので、同じくPolarの[Locate]で行ってください。
正式版のマニュアルは作成中です。
新しい観望スタイル
Samさんという方が電視観望というのを推進されておられます。
彼にはCANP'17および胎内でお会いしてお話ししましたが、なかなか良い着眼点だと思いました。観望もこれかからは電子化と思っていましたところ、アストロアーツにeVscopeの記事が。eVscopeの良いところは、覗くとこなんですよね。
人間というのは望遠鏡を見ると、覗きたくなる習性のようで、事実、胎内星まつりでは曇っていても、置いてあるだけで覗いていくんですよ。みんな。
ということで両者のアイデアに刺激され、私も電視観望のプロトタイプを作ってみました。ただ両者に共通しているのは、自動導入なんですよね。私は、それを否定しませんが、観望では探す楽しさもあると思うので、自動導入ではなく、電子ファインダーや星図マッチングを取り入れてみました。
中にはSS-one CMOS Captureが入っているのですが、違いは、
1 ライブビューで望遠鏡を動かさないと、自動的にスタッキングする。
2 電子ファインダーと連動し、ライブビュー画像に星図マッチングをかける
3 簡単な画像処理コマンドと印刷機能がありモバイルプリンタでその場で印刷できる
1 まず広角電子ファインダーで粗く導入。
2 ライブビュー画面で星図マッチングをかけ、星図を表示。対象天体があらかじめ登録されている場合は、その場所を表示。写野の中に対象天体がない場合は、その方向への矢印を表示。
3 望遠鏡を動かさないと、自動でスタッキング。
4 コントラストなど、簡単な画像処理ができ、モバイルプリンタへその場で出力
という仕様になっています。
従来の観望会ではお客さんは観るだけでしたが、この構想では、「探す、観る、残す」ということが体験できると思います。
来年の星まつりシーズンまでには、なんとか使えるものを完成させたいですね。
【青ハロ覚悟】「中一光学 135mm F2.8」結果、ニッコール・ヨンサンゴ続報
昨晩は良く晴れたので、いつもの秩父は美の山公園まで撮影に行ってきました。
まずは、買ったばかしの、中一光学135mmF2.8。結果をご覧ください。
中一光学135mmF2.8->F4 EOS 6D ISO1600 2分×25枚
SS-one Mini + SS-one AutoGuider Pro オートガイド
値段からするとまぁまぁですね。天体用として十分使えると思います。フルサイズ周辺はだいぶ流れています。特に右下がひどい。あと、パープルフリンジはやっぱでますね。ただ、前回のオリンパスのように醜くはなく、割り切れば楽しめると思います。このパープルフリンジはフォトショップのカラーノイズ軽減で消せます。
心配した無限遠でのピントですが、ピントリングを回しきったところが無限遠でジャスピンでした。ジャスピンで赤ハロが目立ったので、少しピントリングを戻したところで合わせました。
ピントリング最端でジャスピンというのは、よくここまでジャスピン出せたなと逆に関心してしまいますが、製品の個体差によって、どうなのかちょっと心配になります。この個体に関しては大丈夫そうでしたが。
APS-Cサイズにトリミングしたのがこれ。
次に、フォトショップのカラーノイズ低減をかけたのがこれ。
それをさらにAPS-Cサイズにトリミングしたのがこれ。
結論
割り切れば、天文用として十分遊べる。安いので、ツインシステム構築に良いかも。周辺像悪いので、モザイクには向かない。
このレンズほしい人は、こちらから販売しています。価格は16,000円送料740円になります。
http://shop.ss-one.net/?pid=125032455
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さて、次は、ニッコール400mmF3.5の続報です。前回はフルサイズデジカメで撮りましたが、今回はフォーサーズCMOSカメラで撮ってみました。フォーサーズの高い拡大率に耐えられるかどうか。結果はこちらです。
Nikkor ED 400mm F3.5->F4
ASI1600MM + SS-one CMOS Cap リアルタイムダーク、コンポジット ゲイン10/25
RGB: 各1分×24枚、8枚ごとにリアルタイムコンポジット
SS-oneトラベラー + SS-one AutoGuider Proでオートガイド
FSQに比べると、星がボテッとしていますが、十分ではないでしょうか。とにかくF4というのは明るくていい。画像処理していてもS/Nの良さを実感します。星像に関してはさらに半絞り絞ればもっと良くなると思います。
残念なのは、左側が片ボケなこと、これはEOSマウントのせいです。今回ガタを取るため、1mm厚のシムを挟んだんですが、まだガタつきます。ZWO製ですが、これはほんとなんとかしてほしい。
メジャーな対象はFSQで、淡い対象はF4でこのレンズで、と使い分けできそうです。まだまだ売りたくないレンズですね。
それから、サポートリングを作って取り付けました。これなくても十分頑丈なのですが。
2017年11月11日 (土)
CMOS Cap.正式版 明日日曜日夜9時ごろ発売
お待たせしました。
SS-one CMOS Captureの5インチ正式版、明日夜9時ごろに販売を開始します。初期ロッド20台ですが、すべて市販品を利用しているので、次のロッドの製作にかかる時間は約3週間になりますので、そう慌てることもないと思います。
20台売り切れましても、商品名のところに[納期約3週間]と書いてそのままご注文を受け付けています。
また、今回の販売はベータテスターの方優先で、CMOS Capの下取り必須です。下取りのない方は次回にお願いします。お値段も下取り分を引いた価格(25,000円)にあらかじめなっております。その他の下取り品もOKです。
その他の下取り品
SS-one AutoGuider 7,000円
SS-one AutoGuider Lighnt 5,000円
なお、下取り品のラズベリーパイは抜き取って再利用させていただきます。
機能的には、ベータ最終版となんら変わりありません。液晶が5インチになって見やすく操作しやすくなりました。また金属ケースで安心感があります。
ZWOは最近、矢継ぎ早に新製品を出していますが、正式版の発売を前に、ドライバーのアップデートをするのは危険と判断して、今回は旧ドライバーのままです。したがって、最近の新製品は動きません。Proバージョンがどうなのかは未確認です。
ただ、ドライバを最新版にしたバージョンは既に出来ていますので、しばらくテストして問題なければ、そのうちアップします。
2017年11月 5日 (日)
ASI071MC Proへのアップグレードはちょっと待って。
コメント欄にあるように、
ASI071MC-Proの検証はまだしていません。
もちろん動作しない場合は動作するように対応したいと思いますが、すぐ出来る保証はありませんので、使用できなくなってしまう期間が生じては困る場合はすぐにアップグレードしない方が良いと思います。
検証の方はできるだけ早くしたいと思います。
また、仮に、Proにした方がおられたら、結果を報告して頂ければありがたいです。
今後の予定
SS-one CMOS Captureは、9日にケースの加工が上がってきますので、問題なければ、注文を受け付けを開始し、同時に組み立てに取りかかります。
SS-one AutoGuider Proの次ロッドは,、まだ業者から正確な納期の連絡がないのですが、あと1カ月くらいかな。
SS-one AutoGuider Proが終わってから、SS-oneオートガイダーカメラの品切れになってる分の追加生産始めます。
SS-one トラベラーは、試作機に問題がないようなので、いよいよ量産に向けた作業開始します。量産設計->試作機1台->量産。まぁ、来年になると思います。
SS-oneトラベラーの量産設計が終わってしまえば、私はほぼやることないので、もう次の製品の構想を練っています。もうすでに予備実験をしているのですが、少しづつ、小出しにお知らせしていきたいと思います。お楽しみに。
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GPガイドパックのウエイトがこの位置でバランスします。
2017年11月 4日 (土)
SS-one CMOS Cap. ベータ版 露よけヒーターに対応
ASI071MC-Coolの露よけヒーターをONにできるようにしてほしいというご要望がありましたので、対応しました。
使い方
右メニューの[Cool]ボタンで、
「Anti dew heater」をOnにします。
ヒーターがONになるタイミングはこのボタンを押したときです。OFFも同様です。
ヒーターのON/OFFと冷却のON/OFFはまったく関連がありませんので、それぞれ行ってください。
冷却しないでヒーターだけONにするには、「Anti dew heater」をOnにして[Cancel]ボタンを押します。
2017年11月 3日 (金)
背景ニュートラルの方法
フラット補正に続き、初心者向け、画像処理講座。
今回は、背景をニュートラルにする方法です。星雲星団写真や星野写真は背景ニュートラルが基本です。背景をニュートラルにするための評価方法や、調整方法はいろいろあり、人によって違いますが、私の方法を紹介します。いずれの方法であれ、画像の一点あるいは一部だけで判断するのは危険で、画像の複数の領域を見るようにします。
ソフトはフォトショップCSを使いますが、エレメンツでも同様のことができると思います。
背景の色あいを評価するのは簡単です。下図のように星雲のない部分をマウスでドラッグして領域選択します。丸でも四角でもかまいません。
それで、ヒストグラムを見れば、上図では赤が弱いのがわかります。そこで赤を強めます。
そのためには、次のようにします。
1 まず一度、どこかをクリックして選択を解除します。
2 次に、新規調整レイヤーのレベル調整レイヤーを作ります。
領域が選択された状態で調整レイヤーを作ると、その選択部分しか適用されない調整レイヤーが出来てしまうので、必ず領域解除してから作ってください。
3 もういちど、背景をかこみます。
4 レベル調整で赤チャンネルを選択します。
5 上のヒストグラムを見ながら、山をそろえる感じで、レベル調整の真ん中のスライダーを調整します。
これで完成ですが、画像の一部だけで判断するのは良くありません。背景には色ムラや色の傾斜がありますので、いろいろな部分で判断します。
今度は、画像の右側を調べてみます。そうすると、先ほど背景をニュートラルにしたにもかかわらず、青が強いことがわかります。
そこで画像の右側だけ青を弱める処理をしてみましょう。
1 最初のように新規調整レイヤーのレベル調整を作ります。
2 左のツールバーから、グラデーションツールを選択し、
3 上のツールバーから線形のグラデーションを選びます。
4 この状態でマウスを左から右にドラッグすれば、
5 右の調整レイヤーの部分がグラデーションに変わり、右だけ白くなります。
この状態で、再度、背景の右側を囲み、レベル調整で青を選択し、真ん中のスライダーでヒストグラムの山が揃うように、調整すればOKです。
特に、カブリなどで、背景に色の傾斜がある場合は、このグラデーションによる調整レイヤーの方法は有効です。
こんなことを繰り返し、背景をならして、可能な限りニュートラルに近づければ、フラット同様、星雲を思いっきり強調できます。色ムラや色の偏りがある状態で星雲を強調しても、ムラや偏りの方が強調されてうまくいきません。
さて、背景を基準に色の調整をすると、今度は星雲や天の川の色がおかしくなってしまいます。次回、背景はそのままに、星雲や天の川だけ色合いを調整する方法を紹介します。
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言葉の説明
●ニュートラル
色の三原色、赤、青、緑の成分が同等な状態です。グレーとも言います。白や黒は当然ニュートラルです。
●レイヤー
フォトショップでは、背景画像をベースにその上に、さらなる画像や画像に対する処理を上へ上へと重ねていく構造をとります。それらをレイヤーといいます。そして一番最後にすべてのレイヤーを合成します。このような構造のため、すべての処理を後から簡単に修正可能になります。
●調整レイヤー
レイヤーのうち、画像に対する処理、たとえば、レベル調整や明るさ/コントラストのレイヤーを調整レイヤーといいます。
画像に直接これらの処理をすると、後から、修正不可能になりますので、必ず調整レイヤーを作って行うようにします。フォトショップ画像処理の基本です。
●レイヤーマスク
上の説明ではこの言葉は使いませんでしたが、右の調整レイヤーの積層図で、白い四角部分は、レイヤーマスクといい、画像のどの部分に影響を及ぼすか、指定できます。初期状態では真っ白で、100%下の画像に影響を及ぼします。ここを真っ黒にすれば、まったく影響を与えません。また50%グレーなら半分だけ影響を与えます。
今回はここをグラデーションに塗って、右側だけ影響するマスクを作りました。
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