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2017年12月10日 (日)

【電子望遠鏡を作る】まだまだ課題が多い。

昨晩は、羽生で電子望遠鏡のテストをしていました。

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今回改良したのは
1 ライブスタッキングをやめ、8×8ビニングを導入、これで感度64倍
2 ライブトーンカーブの導入

以上2点です。ライブスタッキングは見ているというより写真を撮ってる感が強い。そこでライブスタッキングではなく8×8ビニングで感度を上げてみました。

ライブトーンカーブですが、背景がすぐ明るくなってしまいコントラストが低下するのを避けるため、星雲はそのままに背景レベルだけ下げるために導入しました。

結果
ビニングは大成功で良く写ります。
ライブトーンカーブもうまくいきました。
この画像はトーンカーブなしです。

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ご覧のように背景がすぐ明るくなってしまいます。観望会とかけっこう街中でやることも多いと思います。そうすると背景レベルの抑制は必須です。

そこでトーンカーブを導入

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星雲の明るさはそのままに背景レベルだけ下げることができました。これライブですよ。

課題と対策
1 やっぱカラーじゃないとつまらない
->カラーCMOS買います。

2 ノイズ感がやっぱ、テンション低くなる
->ライブスタッキングを加算コンポではなく加算平均コンポでやってみようと思う。

3 画像が粗い
->5インチにすると大きすぎると思う、やはり覗くというスタイルをとる以上、3.5インチが限界。今、3.5インチで480×320という解像度の液晶を使っているが、同じ3.5インチで800×480というのがあるのでこれを使ってみたい。

まずは、カラーCMOSの購入ですが、カラーCMOSをどれにするか悩んでいます。

候補1
ASI1600MC  フォーサーズ 4656×3520  92,100円

候補2
ASI178MC  1/1.8インチ 3096×2080 48,600円

ASI178MCだと画角が狭く、自動導入なしでは、電子ファインダーの力を借りても導入は難しいと思います。やはりフォーサーズくらいの画角で導入して、導入したらクロップしてズームアップするのが理想です。
しかし、ASI1600MCは高い。ある程度普及させるには価格もそれなり重要。トータールで10万以下にしたいところ。

そう考えると、自動導入前提で、ASI178MCか。とても悩むところ。




 

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コメント

 ご無沙汰しております。オートガイダーPRO、金策がついたと思ったらタッチの差で売り気れてました。次のロッドで購入しますね。
 ASI178は私の場合、考えなしに導入してしまったので、その画角の狭さに使いこなせないでいます。SSoneシステムのおかげで極軸合わせの精度は十分なものになっていますが、仰る通り、電子ファインダー使っても撮影対象が画角に入らない事の方が多いです。そうなると私自身慣れてないせいもあり、星空迷子状態で時間ばかりかかる羽目に・・。(ついこの間、CMOScapのバージョンアップしたばかりでライブコンポは未実施)そんな訳で以前の記事にあった撮影支援のための星図マッチング機能の追加に期待しています。
 電子望遠鏡、実現すると観望会が楽しくなりますね。是非とも完成させてください。応援しております。

投稿: 天文部部長 | 2017年12月10日 (日) 12時28分

天文部部長さん、
Proは実は余っていたりします。追加販売も計画しています。
やっぱ1/2インチじゃつらいですよね。ありがとうございます。参考になりました。

投稿: ほんまか | 2017年12月10日 (日) 16時34分

 電子望遠鏡、完成が楽しみですね。覗くということでデジカメ用の外付けEVF等は使えませんでしょうか?
 なにぶん素人考えなので電気的なことは判りませんが、外付けビューファインダーなら覗くところはアイピースのようになっているし画素数も多くきれいに見えそうですが。コスト的に無理でしょうか?

投稿: kimi | 2017年12月10日 (日) 16時49分

ぜひ候補にASI385MCを。
うちでα7Sと対照実験した結果、Gain最大でISO16000ぐらいの感度があります(no binning)。旧機種のASO185MCの2~3倍の感度です。
一方ノイズは、ASI185MCと同一Gainでⅳ枚コンポジットした程度に低減されています。

投稿: HUQ | 2017年12月11日 (月) 17時15分

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