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2018年1月12日 (金)

いろいろうまくいかない。。。

晴天が続いています。しかし、なかなか結果が出ない。。。

火曜、水曜の夜は、連ちゃんで羽生に「電子望遠鏡」のテスト。

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新しい液晶ですが、ご覧のように色数が少ない。16ビットカラーが出ない。

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いろいろ設定をいじるが、16ビットカラーにならない。仕方がないので、CMOS Cap.でテストすることに。

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ASI224MCと、ASI1600MCでテストするがどうもおもわしくない。Samさんが以前、「一発目に出てくる画像の迫力に一番影響が出ます」と言っていましたが、まさにその通りで、

一発目、つまり1枚あたりの写りが良くない限り、いくらスタックしても、あるいはビニングしても、飛躍的に向上するということはないみたいです。0は何倍しても0ということか。

ということは、ある程度の露出時間(数秒~数十秒)が必要で、そうなると、「リアルタイム性」が問題になり、はたして電子望遠鏡と言えるかどうか。

ただ、多少なりとも光明があって、

1 ASI224MCの写りは、ASI1600MCに比べると圧倒的に良く、特に色の出が良い。ASI224MCクラスのCMOSセンサーならなんとかなるかも。ASI224MCクラスとなると、ASI385MCやASI294MCなどです。

2 ソニーのα7sのライブビューはそれなりにいけてるの、なんとかなるんではないかと期待。

と、まったくあきらめていないのですが、現在のところ「電子望遠鏡」にかけるモチベーションが落ちてきているのは事実。

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木曜の夜は、秩父は美の山公園に「ASI1600MC」のファーストライトをしに行きました。

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クリスマスツリー星雲を撮ってきました。

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30分くらい撮ったところで構図が気に入らなく、撮り直し、1時間半、撮ったところでピントが甘いので撮り直し、そんなことを繰り返したため、4時間滞在したのに、約1時間分の撮影データしか得られませんでした。

家に帰って、コンポジットしてみて、おかしいことに気づく。

1801127GINJI-150FN改造+SkyWatcher F4コマコレ + ASI1600MC + SS-one CMOS Cap.
1分×80枚(4枚ごとにライブコンポジット、リアルタイムダーク減算) ゲイン10/25
SS-oneトラベラー + SS-one AutoGuider Pro

色が出てない。調べると、CMOS Capのベイヤー配列の情報取得ミスのバグと判明。

このバグですが、遭遇する確率は低いです。条件としては最新ドライババージョンで、ASI1600MCと他のソニーセンサーのカラーカメラを交互に使っている場合におきます。もちろん直します。

ということで作品にはならなかったのですが、バグがなくても、作品には仕上げられなかったと思います。この対象、けっこう淡いことを知った。秩父のような光害地ではなく、暗い空で、3時間以上かけないと奇麗にでそうもないです。

今夜も秩父に行こうと思います。クリスマスツリーは無理そうなので、クラゲでも撮ってこうようと思います。

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コメント

ほんまかさん

星見屋さんで扱っている天体写真撮影用のソフトAstro Photography ToolにはライブビューにAuto Stretch機能があり自動でヒストグラム圧縮できます。
これだけで結構見れる画像になっています。
UserManualも公開されています。
参考になりませんか。
外してたららごめんなさい....

投稿: Bergamot | 2018年1月12日 (金) 23時40分

Bergamotさん、
ヒストグラム圧縮と同機能のレベル調整機能はすでに実装済みです。トーンカーブもあります。
結局、写っていないものはどうしようが無理みたいです。
また写っていても背景レベルと十分分離できるだけの差がないと強調してもムラが目立つだけでした。
今は294MCにわずかな望みをかけるだけです。

投稿: ほんまか | 2018年1月13日 (土) 12時06分

1枚あたりの露出時間はどれくらいですか?
導入と構図が決まれば観望時は露出時間を延ばしても良いのではないかと。
高感度な294なら良い結果が得られるかもしれませんね。

投稿: Bergamot | 2018年1月15日 (月) 08時33分

一枚あたりは1/4から8秒でやっています。

明るい天体ならそれでもよいのですが、ほとんどの天体が何も写らない状態です。
自動導入で導入してその後、露出を伸ばして撮影という、普通の天体写真の撮影と変わらない方式ですが、
それでも、現場ですべて出来ると言うのはいいのかもしれません。

投稿: ほんまか | 2018年1月15日 (月) 17時19分

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