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2018年2月 8日 (木)

ASI294MCとクラゲ星雲(構図失敗)

ASI294MCがほしいほしいと言っていたら、Bergamotさんが見るに見かねて、貸してくれました。

1802081
やさしい、Bergamotさん、というより、これは「電子望遠鏡」を絶対完成させろという無言、の圧力。。。 とにかくありがとうございます。

ということで、早速試写をしたく、昨晩は秩父は美の山公園にクラゲ星雲を撮りに行ってきました。

美の山公園に上る北山麓側の道は、先日の雪が溶けきれず、完全に凍結していました。チェーンを付けての走行になりました。

さて、ASI294MCで2時間分の撮影をしてきたのですが、家に帰ってきて見てびっくり。

構図が間違っていました。カメラが完全に逆向きです。

18020812
さらにこに日はガイドの調子が悪く、半分くらいガイドエラー、さらに途中からピンボケになっていました。このピンボケですが、温度変化も考えられるし、ドロチューブのロックをしていないので、ドロチューブが動いた可能性もあります。ロックしてないのは、ロックするとピントがずれてしまうからです。

結局、32分分の成果しかありませんでした。完全に画像処理をする気がなくなったのですが、ASI294MCの評価と、先日の0.73コマコレの評価も兼ねていたので、気を取り直して、画像処理してみました。

結果です。

1802082GINJI-150FN + 星見屋0.73コマコレ + ASI294MC + SSone CMOS Cap
ゲイン 12/25  1分×32枚(2枚ごとにライブコンポジット) ダークなし
SS-oneトラベラー + SS-one AutoGuider Pro

前回、ASI071MCでクラゲを撮ったときは、2時間もかけてあまり写っていなかったので、ぶつぶつ文句を言っていましたが、今回は32分でも、わりと写っています。デジカメと同じような感覚です。(前回と比べてFは明るくなっていますその分、露出を半分にしてます)

正確に言うと、写りはASI071MCと同じくらいなのですが、ノイズが圧倒的に少なく、それだけ強調できるとういのが正しい表現と思います。

ほんと滑らかで、コンポジット要らないんじゃないかと思えるほど滑らかです。ダークも不要です。

星見屋のコマコレですが、今回、バックフォーカスをフィルターガラスの厚みも考慮して、少し長めに設定してみました。前回のクリスマス星雲と比べて明らかにシャープになっています。ただ、右下にかけて大きく片ボケしています。これは残念。

また、今回ASI1600MMでも撮ってきました。

1802083GINJI-150FN + 星見屋0.73コマコレ + ASI1600MM + SSone CMOS Cap
ゲイン 12/25  1分30秒×27枚 だーくなし
SS-oneトラベラー + SS-one AutoGuider Pro

こちらは、あまり片ボケないです。ということは片ボケの原因はASI294MCにあるのかもしれません。このへんはさらに撮ってみないとですね。

星見屋のコマコレですが、さすがにF3を切ると、バックフォーカスやピント移動、さらに片ボケなどには敏感なようですので、そのへんを調整できる人には、良いのではないでしょうか。

ASI294MCはさらに試写してみたいと思いますが、なかなか良いのではないでしょうか。ただ、ひどい青カブリで、(これは他のASIカラーCMOSも同じ)修正するのけっこう大変です。

最後に上記2つをLRGB合成してみました。

1802084
今夜はASI294MCで、「電子望遠鏡」のテストをしたいと思います。こちらも期待できます。

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