ASI294MC、星見屋0.73コマコレ、バラ星雲撮ったよ。
昨晩は良く晴れたので、秩父は美の山公園まで撮影に行ってきました。
前回の美の山公園は、チェーンを付けて上ったので、今回は南斜面の道で行ったら凍結はありませんでした。
狙う対象ですが、ほんとうは前回構図を失敗した「くらげ」リベンジしたいとこでしたが、もう冬の星座は西に傾き、時間もないので、比較的短時間で撮れる「バラ」にしました。
撮影を開始すると、RAガイドが安定しない。赤道儀のバランス等を変えてみたり、いろいろやるが、どうしてもRA方向に延びてしまう。どうも「トラベラー赤道儀」一度業者に見本で出したのですが、その時、分解され、当然私がまた組み直したのですが、その後、あまり調子が良くない。完璧だったトラベラーのガイド性能がここへきておかしい。
ガイドグラフの動きをみると、どうもDECの細々した動きにRAが過剰反応しているのが分かったので、DECガイドをOFFにして、1軸ガイドにしたら、うまく行った。
う~ん、今度、徹底的に原因を調査しないといけないですね。原因がつかめないと、リリースできないです。
さて、結果です。
GINJI-150FNj改造+星見屋0.73コマコレ+ASI294MC+SS-one CMOS Capture
1分×55枚 ゲイン15/25 ダーク無し
SS-oneトラベラー + SS-one AutoGuider Pro + 140mmレンズ一体型オートガイダー
やっぱ、左上が片ボケなんだよな。これさえなければ完璧なんですが。この片ボケはどこからきているか。う~ん。ただコマコレ自体は良好です。フォーサーズサイズでは十分だし、一段明るくなるのは良いですね。
ASI294MCですが、前回、ゲイン12/25で撮ったらノイズ感はほとんどなかったので、今回、ガイドも不安なことから、ゲイン15/25まで上げてみた。そのため若干、輝点ノイズが現れましたが、それでも少ない方。
このASI294MCですが、ノイズ感の無さは素晴らしいです。さすがPanasonicの最高級カメラに使われるだけあります。画素数をあえて落として、高感度特性を良くするアプローチはα7sと同じですね。
ただ、カラーCMOS全般に言えることですが、改造デジカメに比べて、赤の写りがいまいち、そのため全体的に彩度が低く見えます。ちなみに、元画像はこれ、
55枚コンポジットしてこれですよ。こんなん、初心者が見たら、失敗作で、直ゴミ箱行きですよ。ただ、情報がないわけではなく、丁寧に処理すれば最初の画像になるわけです。
ちなみに、モノクロでRGBを撮った場合の元画像がこれ。
淡いながらも、最初から色が出てるのが分かります。ですから、モノクロの方がはるかに処理は簡単なんですよ。モノクロの場合はさらに明るいL画像がをかぶせますから、もう画像処理なんて楽勝なわけです。ASI294MMがあれば最高なのですが、センサー自体、モノクロないんだろうな。
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コメント
D810A同等といわれるQHY367MCでは赤が弱い感じがなく、ASI385MCでは赤が弱い感じがしているので、デジカメ用のセンサーは感度のピークが赤偏重になるようにしておいてIRカットフィルタでばっさり過剰分を切り落としているのかもしれませんね。
投稿: HUQ | 2018年2月13日 (火) 11時30分
HUQさん、
私もそう思います。
投稿: ほんまか | 2018年2月13日 (火) 12時28分