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2018年2月19日 (月)

「電子望遠鏡を作る」ネビュラーフィルター導入

前回、適正露出が1/2秒で、1秒で飽和するとのことだったので、こんな新兵器を用意しました。

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AstronomikのUHC-Eフィルター。いわゆるネビュラーフィルターで、普通の光害カットフィルターより、さらにバンド幅が狭いです。

効果は絶大でした。露出は2秒まで伸ばしても飽和しませんでした。ただ露出2秒まで伸ばすと、星が飽和してすべて真っ白になってしまい。突然、写真から絵を見ているような感覚になりました。そこで露出1秒にしたらちょうど良かったです。背景が黒くしまり、前回より奇麗に見えました。

天体写真において、星を飽和させないほどの適正露出の重要さをこんなところで感じるとは思いませんでした。やっぱ天体写真って、究極は星なんですね。

結果です。
今回、画像の保存機能を付けましたので、元画像をご覧頂けます。ただ、こうして画像でみるとなんかしょぼいのですが、ライブの画面で見るともっと奇麗にみえます。これこそまさに「ライブ効果」で、電子望遠鏡の特徴そのものと思いました。

最初はM42

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露出1秒で、ライブレベル調整、ライブトーンカーブをかけています。画像はライブ加算平均コンポすればノイズ感はなくなると思います。
星雲でまともの見えたのはこのM42だけですね。

次は近くにあるM78

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やや中央左側に小さなが2つ並んでいるところにあるのですが、分かりますか?分からないですね。

今回一番期待したのはバラ星雲です。これが少しでも見えればと思ったのですが、

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まったく分かりません。画像で見ると
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かすかに見えます。ライブコンポしてノイズを減らし、ライブマスク処理でもかければ、うっすらと分かるくらいになるかも知れませんが。。。 

あとモンキー星雲もまったわからず。

星雲に関しては明るい対象以外はまったく見えません。赤い星雲に関してはまったくダメ。カラーCMOSはほんと赤が写らない。赤い星雲みたいなら、現状、改造α7sのライブビューが一番いいと思います。

いっぽう、散開星団や明るい系外銀河は良かったです。

これはM35
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M81とM82のペア。
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電子望遠鏡の対象としては星雲より、散開星団、系外銀河などの方が適していると思います。観望会とかなら、25cmのシュミカセとかよさそうです。

買ってみようかな。さすがに25cmは無理だけど、15cmのこれなら何とか買えるかも。

18021910

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