2018年6月29日 (金)
2018年6月26日 (火)
ASI120MM互換ガイドカメラの新ラインナップ
SS-oneショップで売ってるASI120MM互換ガイドカメラが在庫切れになってだいぶ経ちます。
再生産しようにも、本家ASI120MMの値段が20,000円くらいまで下がって困っていました。
中身はまったく同じなので、ASI120MMより高く売るわけにはいかず、なんとか安く作る方法はないか考えていました。そこで、ケースをオリジナルではなく、市販品を流用することで安くすることにしました。
で、完成したのがこれです。
大きさは旧製品よりさらに小さくなっています。特に奥行き。ただ、今回は、ヒーター電源用のコネクタを付けることができませんでした。
裏面のコネクタです。ガイドポートとUSBコネクタ。
本家ASI120MMよりだいぶ小さいです。
ケースは市販品の流用ですが、カメラネジ取付部が貧弱だったので、板をあて、補強してあります。
価格は、18,000円(税別)となっています。
SS-one AutoGuider Proや電子ファインダーの場合、ガイドポートは要らないので、写真の右側のようなコネクタでガイドポートなしバージョンを用意しました。これは3,000円安くなります。
75mmレンズセット。
120mmレンズセット。
価格一覧です。(税別)
販売時期ですが、これから初回ロッドの部材を注文しますので2週間くらい先になります。
それから、オートガイド関連の新製品はもうひとつ計画しています。近々発表できそうです。
2018年6月22日 (金)
SS-oneデジカメサポート販売開始、SP-DX赤道儀オーバーホール
SS-oneデジカメサポート、販売開始です。
初回ロッド9台のみ、定価17,000円(税別)のところ4,000円OFFの13,000円(税別)になります。
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SP-DX赤道儀のオーバーホールを依頼されました。
今回の赤道儀の状態はひどいもんでした。
グリスが硬貨してこびりついて、なかなかシャフトが抜けませんでした。お客さんに謝って断念しようと3回くらい思いましたが、パーツクリーナー1本まるまる使って、グリスを溶かしながらやっと抜くことができました。
一度、分解できれば、後は問題なし、完璧に奇麗にし、グリスを塗布。ギアのかみ合わせを調整して、お返ししました。
オーバホールの費用は1万円となっております。ヤフオクなどで古い赤道儀を買うこともあると思いますが、状態悪くてもあきらめるのは早い。
2018年6月15日 (金)
新製品情報 SS-oneデジカメサポート
SS-one Powerシリーズ第2弾。「SS-oneデジカメサポート」開発中です。
今、プログラムを組んでいて、もうじき完成です。
●入力電源 +12V(シガープラグ)
●カメラ電源 1ch (6V~9V可変 初期設定8V)
●ヒーター電源 2ch (12V PWMパワーコントロール出力)
●インターバルタイマーシャッター 2ch
●電圧計内蔵
カメラ電源は、6Vから9Vの可変で、初期設定8Vです。ヒーター電源はSS-oneパワーと同じで、12Vパワーコントロール出力です。最大6倍の発熱量が得られますので、ヒーターのパワー不足や、高速露取りに威力を発揮します。
インターバルタイマーシャッターは、手袋をしていても操作しやすいダイヤルくるくる式ですので、すばやく設定、撮影開始できます。設定項目は
[表示1]
撮影枚数 1~99 0設定の場合は無限繰り返し
露出分 0~99
[表示2]
露出秒 0~59
インタバール秒 0~59
(写真の状態は[表示1]で、撮影枚数12枚、露出5分です。)
電圧計内蔵で、バッテリーのへたり具合も分かります。値段は未定ですが、SS-one Powerより若干高くなります。
お楽しみに。
2018年6月11日 (月)
2018年6月 5日 (火)
ハーモニックドライブの揺らぎ問題解決?
昨晩も連日のオートガイドテストをしていました。もう梅雨入り前のラストチャンスかも。
で、揺らぎの原因ですが、マイクロステップの中間のアナログ的な不安定性であることは間違えないので、であるならば、モーターにかける電圧を上げてみれば、解決するのではと思い、やってみました。
結果
振幅がだいぶ小さくなりました。FSQ-85ED+ASI1600MMによる5分の実写でも、
ハーモニックドライブは、マイクロステップ回路の性能にもろに影響されることがこれを見れば分かります。
ただ、電圧を上げたので当然、消費電流も増えて、12V換算でラズベリーパイと合わせて、1.5Aも消費してしまいます。
電圧設定は焦点距離や、状況に合わせて3段階くらいユーザが設定できるようにしたいですね。
2018年6月 4日 (月)
今夜もオートガイドテスト
今夜も薄雲の中、トラベラーのオートガイドテストをしてきました。
トラベラーですが、またウオームギア仕様に戻しました。もう一度、じっくり、ハーモニックと比べてみようということです。で、結果は、
こうして見ると、ハーモニックドライブの揺らぎがそう悪いものでないことが分かります。
ただ、気になるのが、
ウオームの場合は、良い時は、ほんとガイドグラフが一直線になるんですよね。ハーモニックの場合はそうなることは絶対になく、全部こんな感じです。
また、ウオームの場合は、ギアを調整したり、ガイドアルゴリズムを見直したりと、改善の余地があるのですが、ハーモニックの揺らぎは原理的なものですから、もうどうすることもできないのです。それがちょっと気になります。
はやく決断しないといけませんね。
2018年6月 3日 (日)
SS-oneトラベラー オートガイドテスト
関東地方はいつ入梅してもおかしくない空模様。昨晩は貴重な晴れだったので、近くの河原でオートガイドテストしてきました。
まずは、お客様から預かっているAP赤道儀のオートガイドテスト。
今回改造はうまくいきました。ギアの遊びも少なく、反応もまずます。
次に、SS-oneトラベラーのハーモニックドライブ仕様のオートガイドテスト。
このように細かく揺れるのが、減速ギアなしのダイレクトドライブの特徴。AP赤道儀より悪いですが、そう違いはなく、極端に悪くなることもないので、安定していると言えば安定しています。
で、この揺れが、実際の写真でどれほど影響が出るかですが、FSQ85ED(450mm)+ASI1600MMにHαフィルターを付けて露出5分で撮ってみました。
ちょっと星が横に伸びてるのが分かりますが、トラベラーウオームギア版でも完璧に丸になるのはまれです。
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