SS-oneトラベラーさらなる改善、ナロー挫折しそう。
SS-oneトラベラーのモーター線を改善してみました。
まず、今までRAとDECを一本の線でまとめていたので、これを分離しました。
そして、写真のように短くしてみました。
すでに、オートガイドアルゴリズムの改善によってガイド精度が向上していたのですが、これによりさらにガイドが安定することが分かりました。
また、今、モーターにかける電圧を上げて安定させているのですが、電圧を低く設定できるかも知れません。
将来的には、モータードライバもラズパイもすべて赤道儀本体に内蔵するので、さらに良くなることが期待できます。
中間ギアのないハーモニックドライブの場合、マイクロステップ駆動の安定性、つまりモーターのA相とB相の電圧の比の微妙な誤差が回転角にそのまま表れますので、このように電気的に安定させることが重要という、当たり前と言えば当たり前の結果ですが、やっと到達できました。
逆に、このように電気的な不安定性が解消されれば、ハーモニックドライブは極めて、正確で安定であることも分かりました。
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さて、ここんとこ中途半端に天気の良い日が続いております。晴れてはいるのですが、細かい雲がひっきりなしに通過する状態で、なかなかまとまった撮影データが得られません。
そんな中、ナローに挑戦していますが、写らないですね~。
ハート星雲にずっと挑戦していたのですが、難しい。そこで、昨晩は、パックマン星雲の方にトライしてみました。
そしたら、はじめてHα以外の存在をCMOS Capのプレビュー画面で確認することができました。嬉しかった。ということで、昨晩は薄明まで撮るつもりだったのですが、やはり雲に邪魔され、効率が悪いので、25時に引きあげました。
それでも、2時間分のデーターを得られました。
OⅢ
FSQ85ED+ASI1600MM+SS-one CMOS Cap. ゲイン13/25 5分×24枚
SS-oneトラベラー@開発中
はじめてとらえたHα以外の光。ちなみにHαはたった一枚でこれだけ、
O3の周辺減光の多さが、どれだけ強調しているかが分かると思います。
FSQの明るさはF5.3。F値が暗いと、S/Nが悪くなるのはどうにもならないですね。暗いのは、撮影時間を長くすれば挽回できるのですが、ダークで取りきれない固定的ノイズのS/Nの悪さは、もうどうすることもできず、やはり明るい光学系がほしくなります。
最初は、F4くらいの光学系を考えていたのですが、これをみるとF2.8くらいがほしくなります。サンニッパとか、でも300mmだと広すぎるかから、ヨンニッパとか。でも重すぎ。
結局、「明るさは正義」ということか。ということは「お金持ちは正義」
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