EvoStar72ED+専用レデューサーの実力
以前、紹介したSkyWatcherのEvoStar72ED。
専用レデューサーが出来たみたいなので、試してみました。
専用と言っても、80EDのレデューサーの流用みたいで、ドローチューブ接続のネジ径が違うので、そこだけアダプターで変換したようです。
写真の位置で無限遠で、バックフォーカスの余裕は数mmしかありません。
シュミットさんも言っているように、カメラ回転装置を入れる余裕はなく、48mm径のカメラマウントの芋ネジ3本を緩めて回転させます。
ただ、フィールドで縦横の構図を切り替えたい場合もあるので、この作業はけっこう面倒かも。鏡筒バンドを緩めて、鏡筒ごと回転させる方法もありますが、合焦ノブや、ファインダーが赤道儀のプレートに当たったりしますので事前のシミュレーションはしっかりしておきたいところです。
さて、きになる性能ですが、実写して確かめるため、本栖湖へアンタレス付近を撮影に行ってきました。今が旬の対象ですね。
イメージサークルを確かめるため、フルサイズのEOS 6Dでの撮影です。
EvoStar72ED+専用×0.85レデューサー(357mmF4.96)
EOS 6D ISO1600 4分×22枚 トータル88分
SS-oneトラベラー + SS-one AutoGuider Pro + 120mmガイドカメラ
明るさの最小値など、星を小さくする処理やシャープ系のフィルター処理など一切していません。
性能は値段とか考えると素晴らしいですね。フルサイズは対応しているようです。
中心は多少赤にじみがみられますが、シャープです。
周辺部は、多少星が肥大化していますが、等倍でみないと分からないレベルで星の形の崩れもないようです。
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コメント
シュミレーション→シミュレーション
投稿: tanaka | 2019年4月 4日 (木) 19時53分