« 「モバイル電源あわせ~る(昇圧コンバーター内蔵型)」発売! | トップページ | 「SS-oneオールインワンガイダー」販売開始! »

2019年4月 4日 (木)

EvoStar72ED+専用レデューサーの実力

以前、紹介したSkyWatcherのEvoStar72ED。
専用レデューサーが出来たみたいなので、試してみました。

専用と言っても、80EDのレデューサーの流用みたいで、ドローチューブ接続のネジ径が違うので、そこだけアダプターで変換したようです。

1904040

写真の位置で無限遠で、バックフォーカスの余裕は数mmしかありません。
シュミットさんも言っているように、カメラ回転装置を入れる余裕はなく、48mm径のカメラマウントの芋ネジ3本を緩めて回転させます。

ただ、フィールドで縦横の構図を切り替えたい場合もあるので、この作業はけっこう面倒かも。鏡筒バンドを緩めて、鏡筒ごと回転させる方法もありますが、合焦ノブや、ファインダーが赤道儀のプレートに当たったりしますので事前のシミュレーションはしっかりしておきたいところです。

さて、きになる性能ですが、実写して確かめるため、本栖湖へアンタレス付近を撮影に行ってきました。今が旬の対象ですね。
イメージサークルを確かめるため、フルサイズのEOS 6Dでの撮影です。

1904041

EvoStar72ED+専用×0.85レデューサー(357mmF4.96)
EOS 6D ISO1600 4分×22枚 トータル88分
SS-oneトラベラー + SS-one AutoGuider Pro + 120mmガイドカメラ

明るさの最小値など、星を小さくする処理やシャープ系のフィルター処理など一切していません。
性能は値段とか考えると素晴らしいですね。フルサイズは対応しているようです。
中心は多少赤にじみがみられますが、シャープです。
周辺部は、多少星が肥大化していますが、等倍でみないと分からないレベルで星の形の崩れもないようです。

1904042
次に、周辺減光の様子を見るため、生の画像を掲載します。
1904043
周辺減光はまぁ、普通。多くもなく少なくもなく。だいたい周辺の光量は中心の60%くらいです。フルサイズなら、フラット補正は必須でしょう。
最近は、シュミレーションで光学設計をやるようで、安い鏡筒でもそれなりの性能は維持しているようです。いい時代になったものです。カメラの回転など、使いずらい面もありますが、低価格でコンパクトで軽いので、星雲を気軽に撮れる一本として、なかなかお薦めです。
(レデューサを使わないサンプルは以前出しました。興味ある人は探してみて)

|

« 「モバイル電源あわせ~る(昇圧コンバーター内蔵型)」発売! | トップページ | 「SS-oneオールインワンガイダー」販売開始! »

コメント

シュミレーション→シミュレーション

投稿: tanaka | 2019年4月 4日 (木) 19時53分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「モバイル電源あわせ~る(昇圧コンバーター内蔵型)」発売! | トップページ | 「SS-oneオールインワンガイダー」販売開始! »