EM100赤道儀のSS-one化、トラベラー情報
平成最後の日。
マイコン屋の私にとって「平成」はまさに「半導体産業衰退」の時代でした。
平成の初めごろ、私は大手半導体メーカーでマイコンの設計をしていました。
そのころは日本の半導体は絶好調でした。
台湾や韓国のメーカーが追い上げていたのは知っていましたが、どこか「日本の技術にはかなわない」と驕っていたところがありました。
あのころ、日本のメーカーも、もう少し危機感を持っていたら、もう少しマシな衰退方法もあったろうに思うのですが、、、
いまだに日本製=良、中国製=悪 という固定概念でとらえてる人が多くて、、、もう原産国で判断する時代でもないのに。
私、個人的には早々に会社を辞めて独立したのは正解でした。令和は日本の産業がもう少し元気になれるように願うばかります。
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EM100赤道儀のSS-one化改造を依頼されました。 赤径部
赤緯部
電子極軸望遠鏡も内蔵できました。
オーバーホールもしてほしいということで、オーバーホールもしました。
電子極軸望遠鏡も内蔵できました。
オーバーホールもしてほしいということで、オーバーホールもしました。
このころの赤道儀はやたら部品点数が多いです。EM10あたりから部品点数が一気に減ります。どちらがいいかは分かりません。とにかく分解は大変でした。実際の星でテストしてから出荷します。
古い赤道儀もSS-one化で最新の電子赤道儀に生まれ変わります。改造依頼は随時受け付けております。
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SS-oneトラベラーの内蔵コントローラもほぼ開発が終わっています。
SS-oneトラベラーの内蔵コントローラもほぼ開発が終わっています。
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コメント
ほんまかさん、こんばんは。
てっちと申します。
私のEM100が載っていてビックリしました。紹介されていたのですね。ありがとうございます。なんか嬉しいです。
昨日、手元に戻り、本日、先程、初めて夜に使いました。電子極軸望遠鏡合わせをして、自動導入もしてみました。スカイサファリで、アークトゥルスを基準星にして、ミザールを自動導入してみました。ミザールはファインダーには入ったのですが、55倍の0.9度の視野には入りませんでした。そのあと、もう少し楽しもうとしましたが、赤経モーターが動かなくなり、よく見たら、バッテリーが、要チャージ表示になっていました。天気も明け方に向かって下り坂でしたので、片付けました。
ところでSS-oneシステムは電池をよく食いますか。私の電池残量が少なかったからかな?セレストロン製の小さい方のバッテリーを使っています。もしよく食うようでしたら、何か留意点や対処の仕方がありましたら教えてください。
今後もよろしくお願いします。
投稿: てっち | 2019年5月 6日 (月) 00時14分
てっちさん、この度はありがとうございました。
自動導入は、星雲写真などは良いのですが、眼視で視野が狭い場合は、基準星とターゲットが離れているとずれます。なるべく近くの基準星にするか、近くの星を中継点にして導入します。
眼視観望の場合のように付近の天体を次々と導入していく場合は、それぞれの天体で、その都度、Syncをやっていけば誤差が蓄積しません。
消費電流ですが、中のコンピュータが500mAくらい消費するので、オートガイドをしない場合、この分がまるっきり無駄になってしまいます。
モーターは、純正などのPM型モーターより消費電流の多い、ハイブリッド型モーターを使っています。
また、このEM100の場合、RAのギアが固めだったので、通常より3倍くらい電圧を高めに設定しています。
低くすることも可能ですが、おそらく100mAとか、その程度しか変わらないと思います。
モーターより、やはりコンピュータの占める割合が大きいです。
投稿: ほんまか | 2019年5月 6日 (月) 17時06分
ほんまかさん、解説ありがとうございます。
状況がよく分かりました。私のバッテリーはパワータンク7 (12V-7Ah)ですので、500mAでしたら計算上はそこそこ使えそうですが、本体に残量インジゲーターがないのと、以前のモーターの消費電力が少なかったため、過信して補充充電無しで適用してしまいました。概ね、自宅で楽しみますので、バックアップとしてAC-DC変換アダプターを用意して、このバッテリーがフル充電でどのくらいもつか把握しておきます。
それから、そうです、近くの星でやり直し始めてすぐにバッテリー上がりでした(・_・;
ではまた、使った感想などを報告します。
もう一点、大事なお礼を忘れていました。お忙しいところ、GW内までに改造を終えていただき、ありがとうごいました。
投稿: てっち | 2019年5月 7日 (火) 20時56分
ほんまかさん、こんばんは。
先週金曜、自動導入、無事楽しむことができました。ありがとうございます。M3, 13, 51, 53, 2重星を楽しみました。バッテリーは、フル充電後に使用したら、連続して使用できました。約3時間くらい使いましたが、まだまだいけそうでした。一応、家の観望時のバックアップ電源としてACーDCアダプタも用意しました。
とにかくスカイサファリの星空の画面と自分の望遠鏡位置が同期するのに感動です。楽チンですね。また、改造のおかげで、EM100の欠点であった、赤経軸が干渉して全周できないことが改善されて、鏡筒が一回りできるようになったのも嬉しい次第です😊 導入速度は200倍速に抑えられているとのことですが、導入時にコードの絡まりを確認できるので、私にはちょうどいいです。
周りの天文仲間にEM 100を持っている人はいませんでしたが、オススメの改造と思います。あるいは、愛用の古い赤道儀を今風に蘇らせるのにいい選択肢と思います。ただ、Wi-Fiコントロールが、スカイサファリなので、英語のみになるのが、少し戸惑うかもしれませんね。
投稿: てっち | 2019年5月13日 (月) 20時50分
てっちさん、
EM100は、極望も内蔵でき、SS-one化にはうってつけの赤道儀でしたね。
古い赤道儀をよみがえらせるのも楽しいです。
スカイサファリは直感的に操作でき、絵も奇麗なので、
私の好きな自動導入ソフトです。
投稿: ほんまか | 2019年5月14日 (火) 15時41分