高橋D型赤道儀のSS-one改造
久々に改造しがいのある赤道儀の依頼を受けました。高橋のD型赤道儀です。もう40年前に購入して、今まで放っておいたそうです。改造してバリバリ使いたいそうです。
私のスカイキャンサーと同じパターンですね。
赤緯は部分微動で、極軸望遠鏡もありません。このままでは使いずらいですね。SS-one化で現代仕様になります。
とりあえず、回転が渋いので、分解してオーバーホールしました。
分解は簡単にできました。構造が単純です。ベアリングを挟んでネジ一本で締め付ける構造で、この構造だと、
必要以上に回転が重くなります。この時代は自動導入なんてないので、重くても関係ないみたいです。
高橋は、TS90/EM100の時代になると途端に部品点数が多くなり複雑になりますが、EM10/200になるとまた簡単になります。面白いですね。
ここでワンポイントアドバイス。古い赤道儀でギアが重い場合、ウォームギアホルダにグリースが固まってつまっているパターンが多いです。この場合、ギアホルダだけ清掃すれば、軽くなる場合があります。
綺麗にしました。さて、これから設計、見積作成です。どんなふうになるか、私も楽しみです。
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